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おっぱいで人生を踏み外したバカな男の話を聞かないか?  作者: ……くくく、えっ?
第五十章:亡羊の嘆

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悩むトキノ

 コミュ力に自信の無い俺は、対人関係に置いてのハードルが跳ね上がる、敵対的な存在と言うものは極力作りたくない。


「トキノ?」


 コートのポケットに容れたままの陶片の娘に声を掛ける。

 そしてハンズ・フリーから聞こえて来る 娘っこの声。


「ん~と……ね? 王国側にも花を持たせてよー。お願いだからぁ、この馬上槍での一騎打ちに応じて頂戴! って事なんだと思うんだけどね……」


 そしてしばらく、考え込むトキノ。


「……どうして、このタイミングが分かったんだろう。王国側の戦費が尽きる直前を選んで? ……王国側も、ぱぱの方にも……遺恨も被害も少なくて済む(……そうか?)、タイミングを見極めた……としか思えないけれど――アラビア数字も、ゼロの概念も無い、このシルウェストリスで? 一体……どんな計算を公はなされたんだろ……人間の計算速度では、あり得ない」


 線を1本ずつ数える必要があり、桁が大きくなるにつれて、計算に時間を要するギリシア数字では成し得ない、計算速度において一線を画すアラビア数字を用いた事で、銀行業で業績を上げた名家の話は聞いた事はあるけど……トキノが悩む事柄と言うのは、そう言った類の物だろうか。


 とは言っても、これに対する答えの様なものを口にするのは、酷く易い事でしか無かった――。


「たまにね……居るらしいんだよ。考える前に……答えを手にする天才って人種が」


 俺が何気なしに、そんなことを口にすると


 「誘導滑空爆弾の開発に携わったジャック・クロフォードみたいな? 物理現象に対する直感めいた感覚のこと?」


 トキノは、そんなことを聞き返す(いや、その例えは……1ミリも理解できんけども)




 * * *

 



「そ、それで?! 如何、返事をなされたのだ!?」


 今や、世界のいかなる諜報機関も無視できまい、耳聡さをのみを以て成る 我が家の娘っこたちの陶片のネットワークで――話を聞きつけて来た、公爵家令嬢アルシェノエルが、輝かんばかりの金髪を揺らして顔を迫らせる。


 お陰で、風呂上りに食べていたチョコミントを溢してかけた……

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