表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
おっぱいで人生を踏み外したバカな男の話を聞かないか?  作者: ……くくく、えっ?
四章:帰還

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

137/1638

つるぺたプレミアム

(お前みたいな年端もいかない女の子に……。そんな野趣溢れ気味な、ジビエ・オンリー生活を強いれる、鬼畜メンタルがあったら、何も悩んどらんわ)


「そ、そ、そ、それと……じゃな?」


 必死の交渉を諦めることなく、ヴィルマは提案を繰り出そうとしているかの様。


「いや、違うんだって……。ケチや勿体つけで、渋ってんじゃないんだって……。細かく説明は、できないんだけどもさ」


「……耳を貸してくれぬか?」なにやらネルの(ほう)を気にしつつ、耳打ち。


「…………?」


 ぬるくなり始めた、コンビニのパックのウーロン茶を手に取り、ストローを咥えて耳を貸す。


「……勿論、ただでとはいわん。ぽしょぽしょぽしょ……面倒を見て貰う代わりに、毎晩わしをファ(電子音)させてやるのじゃ♪ ……ぽしょり」


 鼻から、盛大に噴き出すウーロン茶。鼻の奥に広がる激痛。


「け、契約成立か!?」


「あらあらあらぁ~? へぇ~っ……」


 小さな両拳を握り締め、ガッツポーズを取って見せるヴィルマに――ニヤニヤと何やら、よからぬ笑みを浮かべるネル。


「んな訳あるか……」


 ティッシュで鼻をかむと、俺はヴィルマの言葉をはね退けた。




 * * *




「何がダメなのじゃ?! いっとくが……こう見えて、わしはヴァージンじゃぞ!? 初物じゃぞ?? そんな わしが(電子音)しても、イイと言っておるんじゃぞ!?」


「」の中の名詞(電子音)が、動詞みたいになってるじゃねぇか……。


 とは思っても、おくびにも出さない。


「……ひょっとして」ネルを一瞥(いちべつ)するヴィルマ。視線の先は、ネルの胸元。


「おっぱい……か? い……いや、しかし、じゃな? たしかに、わしのおっぱいは、ネルほど豊かではないが……。それは素直に認める。じゃ、じゃが! こ、これは……これで、この歳のおなごにしかない、良さというものがある……ぷ、プレミアムなものらしいのじゃぞ?!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ