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おっぱいで人生を踏み外したバカな男の話を聞かないか?  作者: ……くくく、えっ?
四章:帰還

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現世に帰る ~シャケが如く~

 倒したワーグたちの皮を剥いで肉をこそぐ者。なにかの植物の――虫コブを潰して、なめし液を作っている者。拾い集めた毒矢を()ぎ直す者。ワーグたちの肉を燻製にする者(食うんかい)。


(こいつらの……このタフさ加減だけは、ホント羨ましい……)


 燃え落ちた家屋の廃材を寄せ集めていた、近くのオークに軽く挨拶を交わすと、その場を後にした。




 * * *




 家に帰るとネルと2人、大急ぎで服を着替える。「この服着るの久しぶり♬」初めて出会った時に着ていた服を手に、ネルは大はしゃぎしていた。


「……おい」

「なぁに?」


 浮かれるネルに釘を刺さそうとしたものの――

 けれども……よくよく、考えて見れば。


 シルウェストリスにやって来て、早20年近く……。


 俺は一度も、現世に帰ったことがなかった。あちらと、こちらの時間の流れは、完全に隔絶しているとのネルの説明から、元の姿に戻るまでの間、大きく時間が経過しないようにと、考えたからに他ならなかったが――それは別としても2人で、どこかに出掛けることすらもなく。


(……やめとこ)ネルが浮かれてくれているのに、水を差すのも可哀想に思えて、それを口に出すのは止めることにした。


「あぁ♪ 分かる……分かるわ……。アンタの考えが、手に取るように分かる……」


(……なんか、小芝居を始めやがった)


「普段、構ってあげられない、つがいを……これを機とばかりに、甘やかしてやろうと考える、アンタの(おもんばか)りが手に取るよーにっ!」


「……やっぱ、釘は刺させて貰う。あんま羽目を外し過ぎんなよ?」


「分かっております!」

もし宜しければ お読み下さった御感想等を

戴けましたら、大変有難く存じます。


その他にもブックマークや、このあとがきの

下の方にあります☆でのポイントに代えて、


御評価戴いても それを元に参考にさせて

貰いますので、何卒宜しく


お願い申し上げます。

m(__)m

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