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Honey Fox

作者: むあ

別名で投稿していたものを今回書き直して、再度アップしました。

(2017.2 今後、以前投稿していた連載版も再投稿予定です)

 捕まえたと思えば。

 するりと、君は私の手からこぼれ落ちて行く。

 妖艶に、そして少し―――泣きそうな顔をして。


「まき……」


 そりゃあ、君は…

 狐の、カミサマだもの。

 もうここにはいられないことくらい、分かってるよ。それくらい。



 私は行き場のない、やり場のないこの想いを抱えて、何も纏わぬまま、背中を震わせる。





<ハニーフォックス>



 朝は弟たちの保育園の送りから始まる。


「ちょっと将真、相馬!パンツだけで走り回ると風邪ひくわよ!?」


 テキパキと着せないと、せっかくかけたアイロンが無駄になる園服。

 やんちゃ盛りな4歳の、双子の彼らを連れて行こうともがく中、中学3年生の妹はまだ眠い目をこすりながら起床した。


「将真、相馬送ってくるから。ご飯は机の上、進路表は明日の夜お母さん早く帰るから要相談」

「あいあいさー」


 中学3年生というのに呑気なものだ。私の頃は長女としての期待を背負い、夜遅くまで勉強し、朝早くから自転車にまたがっていたというのに。

 でもまぁ……成績もまぁまぁ良いらしいし。自分の行きたい道を、我が道を彼女は進むのだろう。

 双子が飛び出していく、慌てて追いかけて光の向こうに足を進めた。


「んーいい天気!」


 少し前まで降っていた雨は嘘のように止み、外は暖かく太陽が私たちを照らしている。背伸びをすれば寝不足からかあくびがもれた。

 あぁ、今日も1日が始まった。



 ……今日は何があるだろう。


 私まきは、17歳。職業は学生。

 共働きの両親の代わりに家事をしつつ高校に通う、まぁ、どこにでもいるとは言えないかもしえないけど、普通の高校3年生。でも、それだけじゃない。








 彼氏は、狐のカミサマ。








 そう言ったら、きっと、あの馬鹿真面目な父親は卒倒するだろうな。

 でもそれはまぎれもない事実。


「おねえちゃーん」

「ちょっと!待ちなさーぃっ!」


 小さい背中がますます遠ざかり小さくなっていく。事故に遭われたらたまったもんじゃない。私は腰下まで下がった、履き古したジーンズをひっぱりあげると。

 ビーチサンダルで駆けだした。








「まきも欲しくない!?」

「……え?」



 双子を無事送り、それから妹も家から追い出す。そんな毎日の使命を終えた私が力尽きて机に突っ伏していると、やってくるのはやかましい彼女。

 親友の妙子(たえこ)


「彼氏よ、かーれーし」


 目の前で雄弁する親友は栗色のボブをふわふわと揺らしながら、いいなぁ、もう、と視線を教室の端へ。

 そこには私たちの共通の友人である坂本くんが、可愛らしい彼女と微笑んでいる姿があった。

 あの子、確かB組で可愛いって噂されてた女の子だっけなぁ……ふと自分の女子力の欠片もない姿を思い出し、ため息がでるのは無意識だ。


「……彼氏、か」


「あれ!?まきは、いるんだっけ?」

「えっ……そりゃ……」


 いない。


 そう答えようとして、一瞬心が揺れた。

 いる、のかもしれない。人間じゃないから……そうよね、いないのかもしれない。


「……いないよー!いるわけないじゃない!」

「だよね、まきにねー!」

「む。(たえ)、それ地味に失礼よ」

「あぁっ!ごめんっ」


 眉を下げて微笑む妙に、ささくれ立った心が少しだけ宥められた。この高校での日々があるからこそ、自分は家でも自分で居られるのだろう。

 じゃなきゃきっと。快楽に溺れてる。










「ふぅ……」

「お姉ちゃんおやすみ」

「まき姉おやすみ~」

「おやすみ、皆…ちゃんと布団かぶって寝るのよ」


 子供達の夜は早い。

 1番年が近い中3の妹も、10時には寝るもので。両親が帰る真夜中まで、時間は2時間ほどある。



 他のメンバーが寝静まった家は、物静かで少しさびしくもある。私はそろそろ宿題もきりをつけ、早々に布団に潜り込むことにして椅子から立ち上がった。


 キィ


 その時、小さく扉が開く音がすると、自室の中には野原の匂いがふわっと充満する。人の姿になった彼はその細い瞳をこちらに向けて一言挨拶した。相変わらず呑気な顔してる彼だ。






 これが、私の恋人。



「まき、おそよう」

「うん、おそよう。皇峩(こうが)、私はもう寝る時間なんだけど…」

「分かってる…」

 浮かべられたその微笑みに心が掴まれる。もっと早く寝てしまえばよかった。



「…この俺が、お前をすぐに寝かすと思うか」

「思わない」


 私が応答するかしないかのタイミングで、視界が反転。天井と私の体の間に滑り込んだ彼は髪の毛の中に紛れた耳を動かしてしばらく辺りを探っていた。

 他の皆がちゃんと寝静まっていると気づけばすぐに満足したようにその耳を下げる。と途端に深い口づけが降ってくる。


 応じなくても、それは自然に深くなる。息苦しくなって口を開ければその隙を付くように細い舌が口内を触れる。

 滑り込んだ舌を私は1度追い返すが、すぐに抗えないように抱きすくめられてしまう。近くなった距離に、体をこわばらせていると、唇から離れた彼の舌が、首筋をつぅ、と伝った。生理的に湧き上がる奇妙な感覚に、抗えずに声が漏れる。


「こぉ、が……っんっ……ぃや…」

「ふぅん……やめてなんて、言っていいの?」

「……っぁ……」


 いつも行われる情事に、嫌がりつつも期待する自分がいる。そのことを悟られたくないから、私は彼を押し退けようとするんだ。でも、それを見通すのがこのカミサマであり、そんな自分を小さな子供のようにあやしつける彼は何枚も上手だ。


 勿論うなじが弱いことも彼はわかっている。自分(わたし)にとってどこが弱点かは今まで繰り返された行為によって既に実証済み。外にいたからか――彼の細い指先はひんやりとしていたけれど、体を触れるたびに、その部位は火傷したように熱を帯びる。


「っはぁ……ふっ……ぅ……」

「ココ、弱いよな」

「言わ……なぃ……でっっ」


 快楽の波をいくつも耐えながら思い出していたのは、

 こんなカミサマである皇峩(かれ)との最初の出逢いだった。







――






 大通りで動物と車の接触事故があったと学校の帰り道に親友から聞かされたその日。野原に大量の血液の痕を見つけたのは、忙しい日常の中でその野原を心の拠り所にしていた私だった。

 買い物帰りに立ち寄ったそこに倒れていたのは、金色の髪の青年で、致死量に達しているかのような流血の痕に、私は驚きおののいた。


「うぅ……」」

「ちょっ、大丈夫!?」


 この血の量だ……やはりどこか怪我をしていて痛むのか。思わず駆け寄ったはいいが、容易に揺さぶることもできずただ触れていた肩に、突如力が入り、腕が掴まれたことに気づくまでは数秒間を要した。

「ニンゲン……かっ」

「え!?」

「失せろ……ニンゲン……」

「……貴方、もしかして」


 一瞬だけ睨まれ、その拍子に開かれた瞳は人間らしくない、黄土色に近い茶色だった。私はそこで、彼が普通の人間ではないことを知った。

 金色の髪の中に隠れていたふわふわとした毛の中に見え隠れしたのは、獣の耳だった。


「狐、だったのね……」


 この街には人狐の伝説があったこともあり、私はすぐに彼が、人に化けた狐だと気づき、思わずその掴んでいた肩を揺さぶった。

 一体彼がどこの誰だかも分からないけれど、そもそも人間かも分からないのだけれど。それでも私は目の前で苦しむ人を放っておくわけにはいかなかった。


「しんじゃだめだかんね!」

「っ!……」

「目の前でキツネが死ぬのはもう見たくないわ!ちょっと……連れていくからもう少し小さくなれないわけ!?」

「連れて……?」

「怪我の手当てしなきゃ……君死んじゃうよ!?」






――



「何を考えてる、まき……っ」

「……えっ……はぁっそこは……駄目……」

「……俺のこと、か」

「……っはぁ……どうせ分かってるのなら、聞かないで」


 優しく触れられただけで、デキあがった体はその刺激を快感だと感じているようだ。

 ふぁ……と声を漏らした私の額に口づけした彼は、耳元で囁き、私の身体を抱え込んだ。



「あの日の温もり…俺は一生忘れない」



 ぐっ、と不意に近づけられた(それ)はさほど抵抗もなく繋がった。喘ぐ暇もない快楽の波に、私の体は仰け反る。極度の快感は電流のような痛みにも近い感覚をもたらし、思わずおさえていた嬌声がもれた。すぐ隣の部屋で眠る弟たちを思い手を口にやろうとした瞬間に、より強力な(もの)でその口は塞がれた。

 体の奥が、繋がっている部分が火傷したように熱い……シーツと身体の擦れ合う音とベッドのきしむ音、そして口づけが深まって生じる水音だけが、静かな部屋の中を支配していた。

 お互いの、快感が頂点に達した時、私の意識は薄れ、走馬灯のように彼との思い出が浮かんでは消えていく……



「皇峩…好…き……」



 この声が、彼に届いたかは、分からない。




――



 怪我をしていた皇峩は、意識を完全に失ったのか、私の言葉を聞いたからか、強い風がその場に吹き荒れたと思うとすぐに狐としての姿に戻っていた。

 小さな細いその身体の横腹にあった傷口はいつの間にかふさがっていたようで、他にも外傷は見られなかったが、この出血量には不安になり、私は買い物袋をそのままに家に帰った。


「お姉ちゃん何拾ってきてんのよ」

「まなみ、買い物袋、あの野原に置いてきちゃったから持ってきて」

「えぇっ!???」


 家に帰ればテスト期間中で偶然帰宅していた妹に弟たちの面倒を任せ、私は1人自分の部屋の中でキツネが目を覚ますことを祈っていた。

 傷はふさがっているし、少し口に水を含ませた。体が冷たかったから毛布をかぶせ、何かできないかとパソコンを開く。当然そこに、野生のキツネの手当ての仕方などのっていなかったのだけれど。


 起きたのは真夜中だった。眠ってしまっていた私を起こしたのは、大きな人間の手だった。頭を撫でる彼の姿に、私は惹かれたのかもしれない。

 彼もまた、私の寝顔に惹かれたとか。変な寝顔だったのではないかと不安で何度も聞いたが、彼は微笑んだまま何も答えなかった。




 そんな彼が思いのほか冷たい目をしており、そして悲しげだったことに不安を覚えた私は、自分から誘うように彼をベッドに(いざな)った。


 ――狐の神。俺は神社に祭られているあの神の1人だ。


 全てが終わった後、彼が狐の神様の1人であり、傷の治りは早いと知った時、私は神様になんて余分なことをしてしまったのだろうと心の底から後悔した。しかし彼は余分ではない、そう、言い張った。彼は私がほしいと言うのだ。そのままなだれ込むようにこの、身体だけを貪るようにつなげ、身体に抑えきれない思いを互いに感じる関係になったのだ。


 言ってしまえば、彼は私の彼氏でも、恋人でもない。

 でも、私は彼の事が好きだ。狐でも、なんでも関係なかった。


 行為が終われば彼がどこに帰って行くのかすら私にはわからない。まるで平安時代の貴族の娘のように、通ってくる男を迎え入れ、受け入れることしかできないのだから。


「どうして狐を助けた」


 あの日皇峩は私にそう尋ねた。

 私は自分がかつて、交通事故に遭いそうになった時、私の代わりに車に轢かれて亡くなった狐がいた事、そしてその狐と自分はよく草原で一緒に遊んでいたことを話したのだった。

 その亡くなった狐が好きだった、ホット蜂蜜レモンを彼の横になるベッドの横に置いて。




――





 ――ここにはもう来ない。






「……え?」


 意識を取り戻した私は布団の中に彼と寝転がっていた。一糸まとわぬ姿に冷めたはずの熱が一気に顔に集中していたが、それもこの言葉によって冷めていくのを感じる。


「来ないってどういうこと」

「狐の神は、ある齢を超えるとつがいの女狐と一緒に行動を共にし、その狐が死ぬまで横で見守るしきたりがある。俺もそろそろ…そのときがきた」

「…神様ってたくさんいるんじゃないの?皇峩がやらなくちゃ、だめなの?」

「ここには特別多くのキツネの神々がいるが、むしろ他の奴らはこのしきたりを守らない、守らなくてもいいんだ。ただ俺が…金狐(きんこ)だから……俺は、そのしきたりをまもらなければならない狐だから」


 金狐。このあたりの昔話に出てくる、伝説のキツネだった。

 人々を見守り、神としてあがめられているその狐が、彼だったようだ。今まで散々抱かれておきながら私は、そんな彼の正体すらも知らなかったのだ。



――薄々、彼が普通の狐の神様とは違うと分かっていたつもりだが。


「これが最後だと思うと離れがたいな」

「……(なんで)」

「どうした」


 彼にとっては、簡単な別れなのだろうか、多分、そうなのだろう。

 彼にとっては、狐を助けた不思議な娘であり、その娘が身体を許したからそれをもらい受けたまでだ。


 彼にとっては。

 私は。


 私にとっての彼のような……存在では、ないんだと。

 触れられていた肩に、彼が触れている全ての部位に……熱が再び戻ってきた。彼が自分を抱きよせるとその触れた部分は痛み。こみ上げてくる苦しみは、一筋の涙となって額に流れ落ちた。


「嫌っ!」


 最後に再び私を抱こうとした彼を、私は拒んだ。


「まき」

「さようなら、皇峩」

「……っ……まき」

「早く帰って。もう来ないんでしょ」


 私が冷たく言い放った言葉は、まだ熱の残る部屋の中で彼を私から遠ざけた。

 離れて行った彼はもう、狐の姿になって。こちらをただ見つめていた。

 露出する肩を隠すように掛け布団を引きあげて顔を隠すと、その向こうで、彼が何かを言う。



「……まき……」

「……皇峩、さよなら」

「あぁ……さよなら」



 次に私が布団の中から顔を出した時には、部屋の中には獣一匹も、いなかった。

 そして(かれ)は来なくなったのだ。






 普通の日々が戻る。




 彼との逢瀬はたった半年程のものだったから、別段生活に大きな変化も支障もない。少し上の空で授業を聞き、終礼のベルと同時に昇降口を飛び出して向かうスーパー。買い物が多すぎた日にはメールで妹を呼び出し、2人で家に帰る。朝は相変わらずの騒々しさで、近頃志望校を決めたとかで朝早くから自主学習に励む妹の朝ご飯作りにまで追われる始末だ。



「そう言えばお姉ちゃん、最近元気ないね。彼氏とけんかしたの?」

「え?」

「だってよく、家に来てたでしょ、彼氏」

「…え!?」


 妹のまなみは、思ったよりもするどく、そして大人だったみたいだ。私と彼の情事を全て知った上で彼女は何食わぬ顔して毎朝私に朝の挨拶をしていたというわけだったのだ。


「お姉ちゃん、声出しすぎなんだもん」

「恥ずかしいこと言わないで」

「で?別れたの?」






 私は言葉に詰まって立ち止まった。

 皮肉にもそこは、彼と初めて出会った草原だった。





「好きだったの」

「……お姉ちゃん?」

「……私は、好きだったの。でも、それだけじゃ世の中回っていかないから。彼と私は違うから」

「お姉ちゃんの彼氏は、何か特別な人だったの?」

「そうね、特別な……(ヒト)だったわ」


 狐とか関係なしに、きっとあの日あの場所で彼を見た時から好きになったんだろう。

 彼のあの冷たいけど中に熱を秘めたあの瞳が大好きだった。ときどき草原に居ると、狐の姿であってもすぐそばに寄り添ってくれたことが嬉しかった。決まった、約束を交わした日には必ずやってきて、私を優しく抱く、その不器用さが心地よかった。初めて夜中の0時ちょうどに、誕生日を祝ってもらう、そんな貴重な経験もした。






 “のっぱら”に不意に通り雨が降り出した。持っていた傘を私と妹さすと、しばらく待った後には再び、何事もなかったかのような景色に戻ったのだった。


「狐の嫁入りだねきっと」





 狐の嫁入り。

 今、最も聞きたくなかった言葉が、妹の口からもれだし、私の涙腺からは涙が堰をきったように流れ落ちた。



「お姉ちゃん!?」


「大好きだったのに……どうして、どうして皇峩は神様だったのよぉっ」

「神様じゃなかったら、もう少し一緒にいられたはずなのに!」

「皇峩じゃなきゃ私、嫌だよっ……」




 あんな簡単に身体を許せたのは、皇峩、貴方だったからなのに……






 妹は何も知らないのに、私の背中を泣きやむまでさすってくれた。


「お姉ちゃんは、辛い恋をしているんだね」

 やっぱりなんだか妹の方が、私よりも随分大人だった。





――




 私はまき、高校3年生。双子の弟2人と中学3年生の妹がいます。

 私には好きなヒトがいます。

 それは、狐のカミサマです。


 彼の名前は皇峩。

 もう戻ってはこないけれど……今でも大好きです。



 ピンポーン



「お姉ちゃん、お客さん」

「分かったー今行く」




 戻ってはこない


「まき」


 はず、だったけれど。









「…へ?」

「…神様やめてきた。こんな俺でもいいか?」








TO BE CONTINUED




神様と人間の恋は私の大好物であります。特に狐は。でも正直ここまできわどい描写まで描いた作品は初めてなので、どのような評価を受けるかはどきどきです……評価、感想などをいただけると、きっと本当に喜んで飛び上がって、もしもお名前がいただけていたのなら、凄まじい勢いで御礼に参ることでしょう……


それではまた、どこかで。


霧明 (MUA)


2017.2 思い立ったら吉日ということで、公募用に書き溜めていたHoney Fox連載版を、以前別名で投稿していたギャグ仕様のなろう連載版と合体させ、投稿することにしました。

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― 新着の感想 ―
[一言] シンプルながら抵抗なくまきの気持ちが伝わってきて、とても素直に楽しむことが出来ました。 掌編なのに尺の足らなさを感じないのは、霧明さんが心の流れる方向を知っていらっしゃるからだと思います。 …
[一言] 連載を読もうとしたら この短編の続編だということなので、 読ませてもらいました 私もこんな話好きです!! 書き方、すごく上手いと思います 胸がきゅうってなりました(*´∀`) 私に…
[一言] とてもわかりやすく、感情移入しやすかったです。 多すぎず、少なすぎす、理想的な文章量で描写なさっているので、行間に潜む日常の光景もごく自然に思い描くことができました。 狐の神様という非日常的…
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