なんでもノート
こんにちわ。アームストロングをすべて消してしまいました。
読者のみなさんすいません。
「あ~今日も平凡だなー、
なんか面白い事ないかな~?」
僕の名前は剛、超平凡な学生。
彼女もいないし、勉強も頭は悪くないが良くもない。
部活にも入っていなく、スポーツは一応できるが
得意ではない。だが僕にだって欲はある。
「うん?なんだこれ」
部屋を片付けていると、押入れの奥から
‘なんでもノート‘
と書かれたノートを発見した。
僕は1ページをめくった。
‘このノートはあなたの願いを叶えます。
ここにあなたの願いを書いてください。
何個でも叶います。
ここに願いを書いた次の日、あなたの願い事が永遠に叶います。
「なんだこれ?こんな子供騙しに引っかかるわけないじゃん」
だがちょっと興味あるかもしれない。
「騙されたと思って書いてみるか!
うーんと何書こうかな~?
そうだ!クラスのマドンナの優華ちゃんに告白されるって書いてみよ!
でも、ちょっと恥ずかしいな~」
そして僕は思いつくかぎり願い事を書いた。
優華ちゃんに告白される、一昨日買った宝くじが当たる
好きなバンドのサ○ン・オールスターズに会える、
前に受けた俳優の試験に合格通知をもらう、などなど
いろんな事を書いた。
「本当に叶うか~?嘘っぽいな~」
でもちょっと信じてみたいもんだ。もぅ今日は眠たいし
片づけが終わったら寝るか。
「げ、まだここの片づけが終わってなかったな・・・」
そして僕は部屋をすべて片付け、寝る準備をした。
「せめて、サ○ン・オールスターズに会いたいな~」
こんな事を考えているうちに、うとうと眠ってしまった。
次の日の朝、携帯のアラームで僕は起きた。
「もう、朝かー、そうだ部屋片付けたから綺麗になってんだのか、
がらっと変わってて、自分でやった事を自分でビックリしてしまった」
あ、そうだノートの事本当になるのかな?
僕は携帯を開いた。すると1件電話が来ていた。
「誰からの番号だ?折り返しでかけなおしてみるか」
ぷるるるー
「あ、もしもし剛君?
私優華だよ!いきなりでごめんね。」
「あー優華ちゃんか!どうしたの?」
おいおい、待てよこれじゃもしかして
昨日の‘なんでもノート‘に書いたことが本当になるんじゃねーか!?
「剛君?今から会えない?」
「いいけど、どこ行けばいい?」
「んじゃあ、藤公園来て!」
「うんわかったー!」
「んじゃまたあとで!」
「ばいばい^」
まだ寝起きだから用意しなくっちゃ!
そして歯磨きをしてお風呂に入ってお気に入りのファッションで
行く事にした。なんかドキドキするなー!
女の子に誘われるのは初めてだ。
そして僕は家を出た。ポストを確認してから行こうとしたとき
ポストに一通の手紙があった。
「なになに?」
あなたは8月9日の、俳優のタマゴオーディション
1次審査に合格しました。9月2日に二次審査をするので来てください。
「えーーーー!!」
この僕が受かったのにビックリした。だがもっとビックリしたのが
昨日のノートに書いたことが本当になったのに僕はビックリした。
「やべー!今日絶好調だわ!嬉しいな^早く優華ちゃんの所に行こうと!」
そして俺はウキウキしながら藤公園に行った。
藤公園には優華ちゃんがベンチに座ってした。
「剛君、急に呼び出したりしてごめんね?
今日は伝えたい事があるの・・・」
「どうしたの優華ちゃん?」
「私は、前から剛君の事が好きでした。よかったら私と付き合ってください!」
やっぱり本当になったんだ!
「よろしくお願いします!」
「本当にいいの?」
「僕も前から好きでした」
「やったー^今から時間空いてる?」
「今日は暇だしいいよ!」
「んじゃ最近できた遊園地行こう!」
「あーあそこか、いいよ^」
そして俺達は新しく出来た遊園地に行くことにした。
そして僕たちは仲良くしゃべりながら歩いていたが、楽しい時間はすぐに終わるもんだな。
遊園地に着いた。広いし新しい乗り物がいっぱいあるからか、
人が集まっていた。
「うん?なんかざわがしいな?」
「そうだね、なんかあったのかしら?」
そこにいたのはここの遊園地にロケで来た
サ○ン・オールスターズだった。
「嘘ーーー!初めて見た!」
「本当だ!剛君興奮しすぎだよ^」
「俺、大好きなんだよ!」
「そうなんだ!よかったね^」
そして5分ぐらいそこにいたが、サ○ン・オールスターズはロケバスに乗り移動していった。
「なんか。今日は優華ちゃんと付き合えるし
オーディションは受かるは、サ○ン・オールスターズには会えたし
今日はやばいよ!」
「剛君、学校とは性格真逆ね^なんか新鮮で面白い^」
そして僕たちはいろいろの乗り物にのり楽しい時間がすぎていった。
そして優華ちゃんの門限が来た。
「剛君、今日は楽しかったよ^また今度もいい?」
「全然いいよ^ありがとうね、ではまた学校で!
ばいばい」
「ばいばい」
そして帰りしに宝くじの事を思い出した。
「そうだ!もしかしたら当たってるかも!」
そして帰り際に宝くじ売り場へよっていった。
なんと一万円当たってたのだった。
「なんだ2億円とかじゃなくて小当たりか、まぁあのノートは当たったな」
そして今日は充実した日を送った。
‘なんでもノート‘に書いた願いはすべて叶った。
そして今日は疲れたから早く寝たのだった。
次の日の朝携帯のアラームで起きた。
「昨日は楽しかったなー、やべー学校遅刻してしまう!」
携帯には一通の電話がきていた。
見たことある番号だな~?
かけてみるか、
ぷるるるー
「あ、もしもし剛君?
私優華だよ!いきなりでごめんね。」
「あー優華ちゃんか!どうしたの?」
「剛君?今から会えない?」
「今から学校だよ?家真逆だし今日は学校でしゃべろ?」
「何言ってんの?今日は日曜日だよ?」
え、昨日が日曜だったはず。携帯で日にちを見た。
なんと日にちは昨日と変わっていなかった。
昨日は土曜だったのかな?
「んで、どこで会う?」
「んじゃあ、藤公園来て!」
「また藤公園か~いいよ今から行くね!」
「また!?まぁいいけど早く来てね^」
そして僕はデートの準備をした。
ポストを確認した。そこには一通の手紙が来ていた。
あなたは8月9日の、俳優のタマゴオーディション
1次審査に合格しました。9月2日に二次審査をするので来てください。
あれ?これ昨日もらったぞ!?
なんか様子がおかしい。
そんなことはおいといてデートに間に合わなくなってしまう。
「ごめんごめん、おまたせー」
優華ちゃんは昨日の座っていたベンチに座っていた。
「剛君、急に呼び出したりしてごめんね?
今日は伝えたい事があるの・・・」
「どうしたの優華ちゃん?」
「私は、前から剛君の事が好きでした。よかったら私と付き合ってください。」
あれ?昨日もこんなんだったはず・・・
僕は気づいたのだ!「ごめん優華ちゃん!今日は忙しいんだ!」
僕は優華ちゃんをほっていき、家に帰った。
もしかして‘なんでもノート‘は
願いが永遠に叶う、とは
同じ日が何回も繰り返すのだ!こんなのは俺が願っている
幸せじゃない!
そして僕は‘なんでもノート‘を取り出し、
書いたすべての願いを消しゴムで消した。
そして、僕は1つだけ願い事を書いた。
僕はこれ以上欲を出さずにこの願い事だけしか
書かないと決めた。
書いた願いは
‘明日が来る‘
そして次の日からちゃんと明日が来るようになった。
優華ちゃんに告白されたのはなしになったようだ。
そして宝くじも、サ○ン・オールスターズも
なにもかもなかったことになった。
だが僕には毎日明日が来る。
僕は明日が来るのを楽しみで楽しみでしょうがない。
明日が来るのに感謝するようになった。
明日がある、ってのがこの世で一番の幸せ。
この小説を読んでみなさんに明日が来ることに感謝していただいたら
嬉しいと思っています。