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暗く冷たい世界

作者: マジョリカ・I

ある晴れた空の出来事だ。


気温は35度を超える暑さだった。ふと目を覚ますとそこは暗く冷たい世界になっていた。


その事に気づかない一人の高校生の男子少年の話である。


あまりの暑さに耐えきれず、喉が乾いた。飲み物を飲もうと冷蔵庫を空けると飲み物が無かったので、仕方なく近くにあるであろうコンビニに向かう為に自宅を出た。


普段なら5分くらいで着く場所に15分くらい歩いてもコンビニが見つからず、コンビニに行くのを諦めた。もう少し歩いたところにあるスーパーに行く事に決めた。


5分くらい歩いたら遠くにスーパーが見えた。そのまま15分くらい歩き続けてスーパーとの距離が残り200mくらいになった。自宅を出てからもう30分以上歩いてる。


時間としては長くないから別に苦痛でもなんでもない。だが本来なら10分も経たないうちにコンビニに着いて飲み物を買え終えていた事、

更に今日が猛暑日である事を踏まえると俺の精神的限界は近かった。


だから俺は力を振り絞り走った。俺の50m走のタイムは6.75秒だから30秒もあれば余裕で着くはずだった。


だがこの世界はそんな優しく出来ていなかった。


走り続けて5分さすがに俺の体力的にも限界が近づいてきた。

更に何分走ったかもう分からないくらい、頭がもうろうとなった頃にやっとスーパーに着けた。


俺は急いで飲み物を売っている売り場に向かった。だがそこでも世界は冷たかった。

売り場には飲み物が…たった一本しか残っていなかった。


だがその一本も俺が大っ嫌いなオレンジジュースだった。それでもこの喉の乾きを潤す為に買うしかなかったから、商品を手に取ろうとしたが…


タッチ差で他のお客さんに取られた。

俺は目の前が真っ暗になった。

飲み物がないから俺はしぶしぶ帰ることになったが、とりあえず10分くらい涼しんでから帰ることに決めた。


スーパーを出て自宅に向かって歩いて30分、自宅まで残り300mくらいだ。


さっきの事があったから俺は今回走らずに、現状のスピードで向かった。

5分くらい歩いたところで何事もなく無事に自宅に着いた。


玄関に手をかけドアを開けた。


そしたら世界が暗くなった。


その後どんどん光が近づいてきたと思ったら、「っ!?」突然に目の前が眩しくなり目を閉ざさずにはいられなかった。


次目を開けたら、世界は元の世界に戻っていた。


俺は自宅の冷蔵庫を開けた時に、飲み物が入ってた事に、「!?」言葉では言い表せない安堵感があり、さっきの世界が何か変だったって事に何となく感じていたが

それが何故そうなったかは俺はずっと分からないままだった。

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