ミミックマンの館の戯楽事件編Ⅳ
その程度で移動を制限させる鈴たんでもないのだが?
彼女のチェーンソーは特別製で、改造に改造を重ねて、「カマイタチ」の風魔術式を、放ちたいと思うだけで、放てる!!というチートを使える。しかも、切れないものは何もないというチートも加えられている、改造したのはミミックマン・ジャムルートである。カースブレイカ-というジョブに加えて、なんと!
チェーンソーチェンジャーでもある・・・
なのでたかがその妹のミレイ・ジャムルートが束縛に使っていた罠魔法は全部、ぶった切られた!
「え!?」
ギラギラに殺意に満ちた狂気の形相で鈴たんはチェーンソーをふるい落とす。
「まず一人目ェェェエ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
その状況下で、食賀心は冷静に下着を塗らせていた。
それは、チェーンソーを使うときの代償でこそあるが、彼女は興奮しながらも、クールにいられる異能を持っていた。
でも彼女は百合である。
百合であり、彼女のチェーンソーは刃を飛ばせる能力と精神干渉系、エロゲにでてくるような女性を自分のカップルに強制変更させる魔術を使える。
なので彼女は冷静に鈴たんを彼女にしたくて、行動を開始した。
「この変態ィィ!!」
それに気づいていた鈴たんは飛ばされた刃を弾いた。
しかし、刃はかすってしまった。
だからといって、下着を食賀心のためにぬらす彼女では無かった、強制的に三角木馬に乗ってミミックマンに鞭でお仕置きされるのを妄想して、即座に違う理由で下着をびちょびちょにした。びちょびちょにしすぎて服まで濡れる始末。
ミレイ・ジャムルートは、もう発狂しそうになっていた、彼女はこの世界の住人ながらチェーンソーのしようができる、ジャムルート兄弟に改造された、彼らの義理の妹である。しかも、鈴たんの事が大嫌いで、ヤンデレ属性が激しく兄弟に近づく全ての女性を殺したがっている。今の鈴たんの下着が正しく濡れた理由も即座に考えを導き出し、逆に兄に、宙吊りにされて放置プレイされるのを妄想し、自分の下着をびちょびちょにして、罠魔法を多重に発動させつつチェーンソーを起動させる、彼女はチェーンソーの二刀流もできるので、その数々の断末魔を生みだしたその二つの銘を『ジャムルート・ブラザーズ』と彼女は呼んでいる。