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断片詩集

Mr.Precognition

作者: 鴉拠



真っ白な壁に描いた 偽物の大空の下で

貴方は何時だって背を向けて 頑なに世界を拒絶したね

「どうせ世界は終わってしまう」なんて 悲しい事言ってたね


火をつけて暖をとること 花にあげる水をつくりだすこと

特別なチカラを持たない僕が 今できる精いっぱいをしたかった


銀色の天板 こぼれる青と赤と黄と

混ぜ合わせても 希望は生まれてこなくて


ねぇ


Mr.Precognition 貴方の視た未来に

僕の存在なんて どこを探しても見当たらなくても

僕の残した希望の種が


目覚めてる世界を定めて 




この世界揺るがすような 大きなノアの箱舟に

貴方を押し込んでそして 極彩の空に打ち上げた

いつか貴方が視てしまった未来を この世界から消し去ろう


赤銅の太陽 枯れ出す命に罪は与えられてしまった

ならばいっそ この命は未来のために


ねぇ


Mr.Precognition ごきげんはいかがですか?

僕のことなんて もう嫌いになってしまった?でも

貴方がいつか その目で見ているものが


貴方を笑顔にしてますように






貴方が視た世界の終焉に


世界は 人間は


星を捨てて飛び去ってしまって


貴方が愛して泣いた場所で僕は


貴方を見送った






さぁ


僕の希望よ 明日を夢見る子供達よ

僕の存在なんて 放って飛んでそして

僕の愛した 優しい人の未来に


ねぇ


Mr.Precognition 貴方の視た未来に

僕の存在なんて どこを探しても見当たらなくても

僕の残した希望の種が


目覚めてる世界で生きて




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