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第7話 ゴブリンの群れ

迷宮の通路。

 そこに、三体のゴブリンが並んでいた。

 灰色の肌。

 赤い目。

 そして錆びた剣。

 完全にこっちを狙っている。

 文字が浮かぶ。

迷宮ゴブリン Lv9

迷宮ゴブリン Lv9

迷宮ゴブリン Lv9

「三匹!」

 俺は思わず声を出した。

「静かに」

 レンが小さく言う。

 もう遅い気がするけど。

 ゴブリンたちはニヤニヤしている。

 そして。

 一体が口笛を吹いた。

 ピィィ。

「嫌な予感しかしない」

 リラも緊張した顔をしていた。

「群れを呼ぶかもしれません」

「マジか」

 だが。

 今は目の前の敵だ。

 レンが矢を構える。

「先に一体落とす」

 シュッ!

 矢が飛ぶ。

 ゴブリンの肩に刺さった。

 だが。

 ゴブリンは倒れない。

「硬い!」

 リラが魔法を撃つ。

「ライト!」

 光がゴブリンに直撃する。

 一体が倒れた。

 だが残り二体が走る。

「速い!」

 ゴブリンは剣を振りながら突っ込んできた。

 完全に人間の戦い方だ。

「転生網!」

 俺はスキルを使う。

 光の網が広がる。

 バサッ!

 一体を捕まえた。

 しかし。

 もう一体がすぐ近くまで来ていた。

「うわ!」

 剣が振り下ろされる。

 その瞬間。

 シュッ!

 レンの矢が飛ぶ。

 ゴブリンの腕に刺さる。

 剣が落ちた。

 リラが魔法を放つ。

「ライトボルト!」

 光が直撃。

 ゴブリンは倒れた。

 同時に。

 俺の網の中のゴブリンが暴れる。

 ギシギシ。

「結構強い!」

 網が揺れる。

 だが。

 俺は力を込める。

「捕まれ!」

 網が締まる。

 パンッ!

 ゴブリンが光になって消えた。

 ピロン。

Lv13になりました

「また上がった」

 俺は少し嬉しい。

 だが。

 レンは通路の奥を見ていた。

「まだ来る」

「え?」

 その直後。

 通路の奥から足音が聞こえた。

 ドドドド……

 文字が浮かぶ。

迷宮ゴブリン Lv9

迷宮ゴブリン Lv9

迷宮ゴブリン Lv9

迷宮ゴブリン Lv9

「四匹追加!?」

 俺は叫んだ。

「さっきの口笛だ」

 レンが言う。

「群れを呼んだ」

「本当に来るんだ!」

 リラが魔法を準備する。

「まとめて撃ちます!」

 ゴブリンたちは一斉に走る。

 レンが矢を放つ。

 シュッ!

 一体の脚に当たる。

 動きが止まる。

 リラが魔法を撃つ。

「ライト!」

 光が爆発する。

 二体が倒れた。

 だが。

 残り二体はまだ走ってくる。

「近い!」

 俺は手を前に出す。

「転生網!」

 網が広がる。

 バサッ!

 二体まとめて捕まった。

「おお!」

 だが。

 二体同時は重い。

 網が大きく揺れる。

「破られる!」

 リラが叫ぶ。

「援護します!」

 光の魔法が当たる。

 レンの矢も飛ぶ。

 シュッ!

 ゴブリンの動きが止まる。

 俺はスキルを維持する。

「頼む!」

 網が締まる。

 ギュッ。

 そして。

 パンッ!

 光が弾けた。

 ピロン。

Lv14になりました

 戦闘が終わった。

 迷宮は再び静かになる。

 俺は壁にもたれた。

「はぁ……」

「疲れました」

 リラも少し息を整えていた。

 レンは通路を警戒している。

「大丈夫」

「もう来ない」

「ほんと?」

「たぶん」

「たぶん多いなこの迷宮」

 その時だった。

 さっきの小部屋の奥。

 壁の向こうから、かすかな光が見えた。

「また光?」

 俺が言う。

 レンもそれを見る。

「通路がある」

 リラが頷く。

「さっきの魔石と同じ光です」

 俺はその光を見る。

 またスキルが反応した。

 ピロン。

 ──転生網が共鳴しています。

「まただ」

 レンが聞く。

「スキルか?」

「うん」

 俺は光を見る。

 どうやら。

 この迷宮の奥には。

 俺のスキルと関係がある何かがある。

 そんな気がしてきた。

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