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■第22話 再戦、異形体――噛み合った瞬間

Lv表記の改行を訂正しました

再び、あの場所へ戻ってきた。

 空気は相変わらず重い。けど昨日とは違う。恐怖だけじゃない。

「準備はいい?」

「はい」

「問題ない」

 よし、いつものやり取りで少し落ち着く。

 前方の空間が歪む。

 来た。

迷宮異形体 Lv20

「行くぞ」

 レンが前へ出る。リラが弓を構える。俺は一歩下がって全体を見る。

 ――分体網は使わない。

 まずは個で戦う。

 レンが斬る。今回はしっかり距離を取っている。深追いしない。リラも無理に合わせない。各自で動く。

「いい感じだ」

 前より明らかに安定している。

 だが。

 異形体が滑るように接近。

「来る!」

 レンが受ける。重い衝撃。それでも踏みとどまる。

 今だ。

「分体網――短時間!」

 ピロン。

 一瞬だけ繋がる。

 視界が合う。

「右!」

 レンが避ける。

 リラの矢が突き刺さる。

 異形体が揺れる。

「効いてる!」

 完全じゃない。でも通ってる。

 すぐに切る。

 ノイズが来る前に離脱。

「これだ……!」

 いける。

 レンが押し込む。リラが削る。俺がタイミングだけ合わせる。

 そして――

 異形体が再び分裂する。

迷宮異形体 Lv20

迷宮異形体 Lv20

「来たな」

 昨日はここで終わった。

 でも今日は違う。

「分体網、断続使用!」

 繋ぐ、切る、繋ぐ。

 瞬間ごとの同期。

 レンが一体を抑える。リラがもう一体を牽制。

「今!」

 一瞬の共有。

 三人の動きが重なる。

 レンの斬撃。

 リラの矢。

 俺の一撃。

迷宮異形体 Lv20

撃破

 残り一体。

「行く!」

 今度は完全に流れがこっちだ。

 連携が噛み合う。

 ズレない。

 ブレない。

 最後の一撃。

迷宮異形体 Lv20

撃破

 静寂。

「……勝った」

 思わず座り込む。

 リラが笑う。

「やりましたね」

 レンも言う。

「問題ない」

「いや今回はちゃんと褒めていいやつ」

 俺は天井を見上げる。

 分体網。

 使い方次第で、ここまで変わる。

 その時だった。

 ピロン。

 ──深部反応を検知

「……まだあるのか」

 迷宮の奥。

 もっと大きな“何か”がある。

 たぶん――

 ここからが本番だ。

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迷宮異形体 Lv20 迷宮異形体 Lv20 出来れば「迷宮異形体 Lv20」の方に統一してもらえれば見やすいかと
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