10話「水の電気分解するはずが、ずぶ濡れになったコノハ」
次の日、コノハたちは街の噴水広場に来ていた。コノハは、身長にくらべて大きなカバンを背負っていた。
「黒谷、水の電気分解ホントにできるのか?電圧絶対足りなくね?」
「同感、レモン1個じゃギリギリ足りないわよ?」
ユイとサリーがコノハに言っているが、コノハは笑いながら振り返った。
「残念!レモンはついでだよ!皆これを見よ!!」
コノハがポケットの中から、小型手動の発電機を取り出した。
「え!?どうやってこれ持ってきたのよ!」
「まてまて、この世界で作ったのか!」
「せんせーすごーい!!」
コノハは笑っていた。
「これは魔法と言われるもので作ったんだよ!」
コノハの説明に、3人は驚いた。
「黒谷!魔法使ったのか!」
「魔法どんな感覚だったのか教えなさいよ!」
「せんせーまほー使えるの?」
コノハは噴水の手前まで、3人に追い詰められた。
「ちょっと、待って、落ちる!落ち……」
噴水に落とされた。
「黒谷、大丈夫か?」
「大丈夫そうに見える?」
コノハはずぶ濡れになった。心配そうに見るユイたちを見たコノハは睨んだ。
「1回お家帰って着替えてくる?」
「せんせー、風邪ひきますよ?」
サリー、ハルナごコノハを心配して言うと、コノハはポケットからメモ帳を取りだし、大きなリュックとメモ帳をユイに渡した。
「……1回、お家帰る…………」
コノハはボソッと答えるととぼとぼ家に帰って行った。
ーー
コノハが帰って行って少し経った。
「この荷物何?」
ここにいる全員が思った。
コノハが渡してきた、大きなリュック、少し濡れたメモ帳をユイは、疑問に思い、メモ帳から開いた。
「水の電気分解・やり方……」
そこには事細かに、水の電気分解の説明を書いたメモ帳だった。




