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愛と才能  作者: 桜八重
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愛と才能 5 扇言

「お姉ちゃん!」

クラスメイトの立花くんと話していたら、扇咲が飛び込んできた。

今までそんな扇咲は見たことなかった。

「友達?」と立花くん。

あぁ。やっぱり他人に見えるんだ。

お姉ちゃんって言ってたのに。

「ううん。妹。」と返すと、

「そうなんだ。」と扇咲に向き直り、

「初めまして。お姉さんと同じクラスの立花です。宜しくね。」

と言った。

「あ、はい!わ、私は、笹山扇咲っていいます。宜しくお願いします」

と扇咲が返す。

「ん?タメ口でいいよ?双子って言ってたから、同級生でしょ?」

と、不思議そうに言う立花くん。扇咲は、真っ赤になりながら、

「あ、わかった。」とぎこちなく言う。

「あ、それで笹山さん。」と立花くんが言うと、

「はい?」と扇咲がキョトンとした。

「あ、そっか。2人とも笹山さんだったね。じゃあ、扇言さん。」

立花くんが少し慌てたように言う。

「何?」何の話してたっけ?

「担任が、再来週からテストだけど大丈夫かって言ってたっていう話なんだけど、大丈夫?なんだったら受けなくてもいいって言ってたけど。」ああ、その話だったか。

「受けるよ。受けないと駄目でしょ。」と返す。愛想笑いも忘れずに。

立花くんの顔を見上げると、目が合う。逸らされる。

何故?愛想笑いが足りなかったかな。

「あ、でさ、いつ退院するの?」と立花くんが私に聞くと、

「もうそろそろ退院出来るってさ。」と扇咲。拗ねてるのかな。

そういえば、立花くんは扇咲のタイプのど真ん中だ。

「そっか。よかった。」と立花くんが笑う。

〜しばらくして。

「じゃあ、そろそろ帰るね。」と立花くんが立ち上がった。

「じゃあ、私も帰ろうかな。」と扇咲が続く。

「また、テスト範囲とか届けに来るね。」と立花くんが微笑みながら言う。

「うん。ありがとう。あ、立花くん。音羽に大丈夫って伝えておいてくれる?」音羽は、同じクラスの仲のいい女の子。

家の事情で、お見舞いには来れないって言ってたから、伝えておいてもらおう。

「ああ。わかった。伝えておくね。」と立花くん。


2人が病室から去っていく。


何故だろう。溜息が零れた。

莉言君入れちゃって話が途切れちゃってすいません。

かなり積極的な扇咲ですが、果たして莉言君のハートは手に入れられるのか?

引き続き見守って頂けるなら幸いです。

まだまだド下手ですが、これからもどうぞよろしくお願いいたします。

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