表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/11

6

アレは実際に見ないことには、その存在すら知らないはずだし。


「でもすっきりしたことに、女の子と私以外、誰も気付いていなかったのには笑えたなぁ」


「その結果は良いことじゃないから、逆にあなたと女の子にとっては良かったんじゃない?」


「…まぁね」


そこでサアヤはようやく『相談』をしてきた。


「実は後から友達に言われたんだけど」


サアヤの背負っているモノが、旅館のモノを全て食べてしまった。


そのせいで、旅館はウリが無くなってしまった。


なので今は何も起こらない、普通の旅館になってしまったのだ。


そのことが既にウワサとなり、広まっているらしい。


「まあ私はせいぜい、あの部屋にいるモノが無くなれば良いと思っていたんだけど。予想以上に被害が大きかったらしくてさ」


「そこはあなたが言い聞かせなきゃ、ダメだったんじゃないの?」


「だって寝惚けてたんだもん。無自覚だったんだもーん」


拗ねたように唇を尖らせるけど、流石にちょっとは悪いと思っているらしい。


眼に迷いの色が浮かんでいる。




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ