ただ愛したいだけ
この世を生きる者たちには、愛をもって感謝するべきだと思う。
人に害を及ぼすものも、人に利益をもたらすものも、結局は自分の都合だけを考えて区別しているのだから。
この世界に存在するということには、必ず理由があるのだから。
自分のことだけを考えてしまいがちな人間も、生きることに必死な動物も、苦しくても命を絶やさない植物も。
皆存在する「理由」を持っていて、存在する「価値」があるのだから。
だから私たちは愛をもってそれに感謝しよう。
今こうして過ごしていられるのも、何か「存在」するもののおかげなのだから。
生まれ、育って、今がある。
そこに至るまでに関係したものは、たくさんあるのだから。
私はそれらを、
ただ愛したいだけ。