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蝉の鳴く夜に、、、。  作者: 相馬翠
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奇跡

そうして今日は俳句を書いた。「蝉が鳴く、一週間の、川のせせらぎを。」これに今日は役と説明を足すことにした。「役。蝉は言った。一週間のせせらぎを聞いていたい。」「説明。セミは鳴きながらも今日は一言言った一週間という人生ずっと、川のせせらぎを聞いて感じた愛。つまり、自分と同じことを感じているのではないかという作者の気持ちである。」まぁまぁ言いえてるし、今日も買えることにした。数十分のバスを待ち自宅へと帰宅した。

「ただいま。」

「おかえり。」

と、いつも通りの帰りを迎えて、いつも通りの食事を迎えた。しいて変わったとこと言えば妹が夏休みを迎えたため宿題に集中して取り組んでいたところだろう。そうやって、TVを見た後、おやつを食べ、歯を磨き、寝室に行き就寝をした。

「おやすみなさい。」

という掛け声と同時に、

「ぱちっ。」という電気の消える音がした。尊母後、疲れていたせいか、2・3分で寝てしまった。

「君は、僕が見えるの。」

「みえはしないけど何となく、はわかってきた気がする。君は犬だよね。」

「そうだよよくわかったね。」

自分は、この時ピンときた。それは、昔、飼っていたミニチュアダックスフンドの黒。名前は、霙「みぞれ」理由も買った日の天気が霙で、とても珍しく感じたからだろう。寿命で死んでしまった。その時自分は、命の尊さを知れたかは、もうわからない。

「君は霙なの。」

「どうだと思う、君が思っている方だと思うよ。」

あいまいな返事に心を揺さぶられた気がした。

「君はなぜこの部屋にいるの。」

「ここが自分の居場所だからね。ここに居なくちゃダメなんだ。目的を果たすまではね。」

「はっ。」

目が覚めた。いつもよりは少し遅かった。鞄を片手に朝飯を用意した後、母と妹を起こして、ご飯を食べた。椅子に腰を掛けていた鞄を持って家を駆けだした。なぜなら今日は、学校が楽しみだからだ。

「ガラガラ。」

「おはよう。」

今は、いつもの数倍元気よくあいさつをした。

「おはよう。」

皆も、いつもより、あいさつが元気であった。これが、何かあの効果なのか、そういえば明日は夏休み、その元気さもあるのかそうやって今日も、蓮華さんと話した。

「おはよう蓮華さん。」

初めて、女の子の名前を呼んだのでドッキドキであった。

「おはよう光青くん。」

自分の精神に追い打ちをかけるように、笑顔で、しれっと名前で呼んできた。

「あ、あ、あの、好きな言葉ってあったりしますか。」

「初めての真剣な質問で言葉を聞くくんだね。おもしろいな、光青くんは。しいて言うなら希望って言葉かな、たったの三文字でこんなに心を揺さぶるものってあるのかなって思って、それより光青くんは、希望って信じる。」

と、質問を質問で返された定義に自分はぞくぞくした。

「んー、どうだろ。場合によるけど、信じているというよりは、今信じたいだけなあのかも知れないな。」

と返した返事に、推古氏テンションが落ちたように言った。

「そっか、ありがとう。」

「あっごめん、なんか、ちゃんとした答え出せなくて。」

「んーん、もともと答えなんてないよ。人生にもまた然り。」

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