夢
昨日見た夢の中の君は
昔と変わらない微笑みを浮かべ
そっと たたずんでいた
あの頃と同じような気持ちで
僕はドキドキしながら話しかける
何を話していたのだろう
君の微笑みが見たくて
僕は一生懸命だったような気がする
気がつくと手と手をつないでいた
君の暖かな温もりが伝わる
ずいぶん長く話してたような気もするし
すごく短かったような気もする
そしていつもの朝が来た
ベットの中で目が覚めた僕は
君の温もりを感じていたはずの右手が
ぎゅっと つかんでいる
毛布の温もりだと気づく
その手を ゆっくりと緩めながら
ベットに座り 外を眺めた
爽やかな空気が窓越しでも
感じられるような秋の今日
君もこの朝をどこかで
向かえているのだろう
きっとあの頃と同じ
やさしい微笑みで