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訪問
「はい!手当て完了ですよー!」
『わるいな、つか、そんな大した怪我じゃないんだがな…』
「いーの!てか、顔、バンソーコだらけ(笑)」
『……』
「またマキト君と遊んでたの?」
『約束してたからな。』
「ホントは子供好きなんでしょ~?」
『さあな、自分でもよくわからないが、あのガキと遊んでるとな…』
「なに?」
『いや…それより、あのガキ、マキト、身体にアザやらタバコの焼け跡やらあったんだが』
「え…」
『あのチンピラ野郎だろ』
「…ひどいよね。多分…エリもマキト君に…」
『…』
「あ、そういえば、忘れ物…!名刺が落ちてたよ?」
『よこせ』
「それ、ホントなのかな?ホントだったら私も過去に戻りたいな」
『くだらねぇ、オレはもう行くぞ』
「え?行くってどこに?」
『お前には関係ない、じゃあな』
「え、ち、ちょっと!また私置いてけぼり~!?」
『じゃーな!』
めんどくせえ奴ばっかだな…
何があろうがオレには関係ない。
さて、
どーすっかな…