2/20
少年
今日は休日か…?ってくらい公園にはガキを連れた若いママさんがウヨウヨしてら。
『水道どこだ…』
頭を冷やすため水場に向かった。
『いたたたた…』
冷や水は逆効果だったかな…
「おじさん、頭痛いのー??いたとん!いたとん!」
『なんだそりゃ、つかオレおじさん?ん、オレいくつだ…?まぁいいか、いたとん!てなんだよ?』
「いたいのがなくなる魔法の言葉だよ!笑。いたいのいたいのとんでいけー!」
『…なるほどな。痛いのなくならないがまぁいいか、お前ママは?』
「ママはお仕事!お婆ちゃんはいるよ!ねぇ!おじさん!遊ぼうよー!」
『婆さんとこ帰れ、犯罪者扱いされたらたまらねーからな』
「だるまさんがころんだやりたいよー…」
なんなんだこのガキは、婆さんどこいんだよ、めんどくせーな、たく。
『わかったわかった。友達いねーんだな?しょーがねーから遊んでやるよ。』
「おじさん、ありがとう!じゃ早くやろやろー!」
それからなんだかんだ日が暮れるまでそのガキと遊んでやった…