表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
11/20

記憶

そうだ…


オレは復讐しに来たんだ…


オレの父と母を殺した男を…


父が殴り殺された翌日、母は自殺した


アイツが父を殺さなければ…


母は、あの人がいなければ生きていけない、

と言い…自殺した。


アイツが…



オレはアイツの身元を調べ、すぐそこまで来ていたはずなんだ…


肝心なとこが思い出せない…


抜け落ちたように…


くそ…なんでだ…。



「無事に過去へ戻れましたか?」


『ああ、つか過去に戻れたとこでなにもできねーじゃねーかよ』


「すみません…アナタの場合は、そうだったのでしょう」


『オレの場合?』


「ええ」


『意味わかんねー』


「そのうち分かります」


『……』


「何か思い出せましたか?」


『ああ、ただ一部を除いてな』


「一部?」


『肝心の復讐相手が思い出せねぇ』


「復讐…ですか?」


『オレの両親を殺した…やつの事だ』


「そうですか…、でも復讐はよくありません」


『…うるせー』


「アナタも分かっているはずですよ」


『わからん』


「……」


『帰るわ』


「何かあればまたいらしてください」


『もう来ねーよ、じゃあな』



…あ、勢いよく出てきたわいーが、腕時計返すの忘ちったな…


まあ、いいか


こんなもん捨ててやる、


オレは腕時計をはずし、捨てた


とりあえず…


ゆかの部屋に行くか…


聞きたいことがあるしな。









評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ