朝の日課
投稿ペースは遅いですが、まだ続きます。
今回は主人公(仮)の朝の出勤前のエピソード。
まだ、本題の仕事ではありませんが、
どうぞ宜しくお願い致します。
ジリリリリリ…
眩しくて暑い太陽が照りつける、真夏の朝6時。
静かな部屋中に、目覚まし時計のアラーム音が響く。
寝惚け眼の女性が、亀のようにゆっくりと時計に手を伸ばして、アラームを止める。
「うわぁ…暑い…」
昨夜に雨が降ったため、部屋は非常に蒸し暑い。
「蒸しパンになる…」
そんな寝惚けた事を言いながらベットから立ち上がり、クーラーの電源を入れる女性。
彼女の名前は掛山 明23歳。独り暮らし。鉄道会社に勤務しており、近くの駅で駅員を勤めている。そしてオタクである。
彼女の一日の始まりは、大抵、PCで電車の運行状況のチェックや、鉄道各社の最新情報など。暇があればゲームをやったり、アニメなどを見ている。
明「朝ごはん食べないと…」そう言ってPCから離れる。
朝御飯を作りに台所に向かう明。作ると言っても、昨日の晩御飯で余った味噌汁と、冷蔵庫から取り出した納豆、意外と質素。
だが、明にはこれで十分だった。
味噌汁と納豆を両手に持ってテーブルまで持って行き、 徐にテレビの電源を入れる明。
すると明は、まだ重たい目蓋を擦りながら「あぁ、顔洗はうの忘れてた…」と小さく譫言のように言った。
ゆっくりと徐行で洗面所に向かう、その足取りは覚束無い。
顔を冷水でバシャバシャ洗う、そして顔をタオルで拭く。そして明は顔を上げると、
「覚醒した」と小声で呟く。
リビングに戻り、
朝御飯を食べながら情報番組を見る明は、
「このアナウンサー、白髪増えたか」と、独り言を言っていた。
朝御飯を食べ終わると台所に行き、皿を水に浸して、そそくさとリビングに戻ると、まだ出勤時間までは余裕があるので、友人から借りたアニメのDVDを見ることに。
しかし、表記を見ると…
「げっ、R18じゃん」
明はそっと、しかし速やかに一緒に借りた袋の中にDVDを戻す。
「はぁ…」と、明は小さく呆れたように溜め息を吐いたあと、
「あいつ…R18って事ぐらい言っておけよ…」そう呟いた。
仕方なく、というよりも否応なしに、他の事をすること
になった。
そこで、完璧な脳の覚醒を求め、ホラーゲームをすることにした。
しかし………
「うわぁっ!!」
「ぬっ……!?」
「ぎゃぁ!?」
「おちょちょちょちょちょちょ!!」
「ど…どぅっ!?」
「死ぬ~!!」
叫んでばかりであまり先に進めない。
明は
「怖がっだぁ…」と言って、震えた手でゲーム機の電源を切る。
だが…
明「あ゛あ゛~」
何かがおかしい。
明「あ゛れ゛?」
声がガラガラに枯れている。
脳は元気になったが、叫びすぎて喉を壊しまった。
(おいおい、接客あるのに…)明は絶望した。
「ごんな゛声じゃ、笑い゛者だよ、しがも゛ちょど痛い゛し…」
この様子では、暫く治らないと悟った明は、のど飴と常備されてる薬を持っていくことにした。
出勤まで、まだ時間があるので、仕方なく明は、まだ見ていなかった録画済のアニメを見ることにした。
…
程無くして、出勤時間である朝の9時が迫ってきた。
明はハンガーに掛けてある制服に袖を通し、ボタンをしめる。
明にとっては、この瞬間が、プライベートから仕事への切り替えになる。
「よじ!あづい゛げど、がむばりま゛ずか!」
相変わらず、声は枯れているが。
明は仕事用の鞄を手に取り、部屋の電気を切る。
そしてコンセントも抜く。
「待機電力オ゛ブ、よじ」仕事柄なのか、明は指差し確認で、色んな物事を確認するのが癖になっていた。
そして、玄関で靴を履き、ドアに鍵をかける。
「施錠よ゛じ」と、また指差し確認する。
こうして明は、真夏の太陽光を浴びながら、職場に出掛けた。
お疲れ様です。
相変わらず内容はグダグダで、
つまらないかもしれなかったですね。
もっと試行錯誤をしていきたいと思う次第です。
そして、いるか分かりませんが、
感想をくださらなくても、見ていてくれる方、
毎度ありがとうございます。
つたない小説ですが、
どうぞこれからも、ご愛読の程、
お願い致します。