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次期魔王に雇われたが何かがおかしい  作者: 宮路広子
最初の街と魔王女一行 ~最初の騒動~
18/201

18 その後の魔王城②

 魔属の者達を庇護し等しく慈しむ魔王の大結界と、彼らの敵に牙を向き屠る意志持つ黒森(シューヴァル)に守られた、魔王の国の首都。

 平穏な活気で満ち溢れた城下町を見守るように、魔王の城は都の最奥で建国以来変わらない荘厳な姿を国民に見せながらそびえ立っている。


「――宰相閣下」

「またお前か、バラス」


 早朝の閲見を終え執務を開始しなければならない時間になっても、魔王が王宮に戻ってこない。――そう部下の一人から報告を受け、更に後宮から王城が吹き飛びかねないほど強力な攻撃魔法が発動したのを確認した魔王の国宰相ローゼルフォートは、またも後宮へと続く巨大な回廊へと直々に足を運び、呼び出す前に後宮の入口で待っている、後宮大臣バラス老と対峙していた。


「お待ちしておりました宰相閣下。……魔王陛下を救出しにきていただき、このバラス感謝の言葉もございません」

「……救出が必要な……状況なのだなやはり」


 ドワーフの老臣は曲がった腰を更に深々と折り、左様にございますとローゼルフォートに答えた。


「先程の一撃は魔王后陛下か? そして喰らったのがあのアホ……ではなく魔王陛下という事でいいんだな?」

「左様にございます宰相閣下 そして今現在も、場所を移して魔王后陛下のお仕置きは続行中にございます」


 判っているなら止めろ、とはローゼルフォートも言わない。魔王は自分の不始末で怒らせた妃達からの平手はあえて受けると公言しており、それを止めようとする事は、後宮の召使いや護衛兵達にも許さなかった。

 そしてそんな魔王の美学(ミエ)とは別に、ローゼルフォートも、魔王の国屈指の魔法使いである魔王后と魔王の痴話げんかを城の者達に無理矢理止めさせて、ムダな犠牲を増やす事もないと思っていた。


「……確かに凄まじい魔力の凝縮だな。魔王にターゲットを絞っているんだろうが、衝撃の震動がここまで伝わってくる」

「魔王后陛下は非常にご立腹されております」

「……魔法陛下は何をなさった?」

「魔王女殿下と魔話術(ビューフォン)をなされていた魔王后陛下を、後ろから押し倒しにかかりましたな、しかも乳揉み付きで」


 ――もう魔王、妹に殺らせてもいいんじゃないか。と魔王后の兄ローゼルフォートは呆れる。

 だが戦後処理中に国のトップにいなくなられると仕事が更に増すので、諦めて表情を引き締め話を続ける。


「それで、今魔王陛下と魔王后陛下は……演舞場か?」


 やがてドシン、ドシンと断続的に続く地響きの方向から大体の見当を付けて、ローゼルフォートはバラスに確かめた。

 演舞場とは後宮と王宮の境にある共同施設であり、楽団の演奏から騎士の鍛錬競技会まで、幅広い用途で使われている多目的円形場だった。――そして保護水晶(ガドクリス)も設置できるので少々物騒な事をしても問題無く、そんな用途で作られた訳ではなかったにも関わらず、魔王后は時々魔王のお仕置きにそこを利用していた。


「左様でございます宰相閣下」


 ローゼルフォートの問いに恭しく答え、バラスは付け加える。


「建物の崩壊などはありませぬが、保護水晶(ガドクリス)をもう五十個も消費してしまっておりますゆえ、少々普段のお仕置きと比べましても被害額が大きゅうございますな。そろそろ止めていただかねば、後宮が特別予算を申請しなくてはならなくなるやもしれませぬ」

「五十……判った。下手な宝石より高価な保護水晶(ガドクリス)代は、魔王陛下の月額遊興費からさっ引いておく」


 未だ機会があれば街に繰り出したり人族(ヒュー)領域に出る魔王にとって、そのための先立つものである遊興費が削られる事は痛手のはずだった。


「ほほ、それは良い薬……と言いたい所ですが、やめておかれたほうがよろしいでしょう宰相閣下」

「何故だ?」


 だがバラスは、後宮役人らしい柔和だが人の悪い笑みを浮かべ首を振る。


「魔王陛下は、魔属領域に第一号支店として申請されている、冒険者ギルド事務所と酒場に大層興味をお示しのようでしたからなぁ。あの方の自由になる金を減らしますと、『金がねぇなら冒険者になって働けばいいじゃねーかっ』――などという暴論に至りかねませぬ」

「こら後宮役人共、主の暴挙は止めろ。王の王らしい私生活と性生活を保つのが、貴様らの役目だろうが」

「申し訳ござりませぬ。なれど我らのようなか弱い奥務めには、とてもとても陛下のような剛胆なお方をお止めする事は……」

「……」


 しおらしく言うこの老ドワーフが魔王の無茶を止めず、それどころか暴走をフォローし後始末を嬉々としてやっている事をローゼルフォートは知っていた。

 大勢力の貴族達には眉をひそめられがちな、破天荒な振る舞いが多い魔王だが、なんだかんだで平民を中心とする国民や城の役人、召使い達の大多数からは支持されていた。

 ローゼルフォートは頭を抱えたくなったが、気を取り直し顔を上げる。


「……とりあえず、陛下に冒険者登録させないよう冒険者ギルドには通達しておく」

「陛下は偽名なども使われますからなぁ。冒険者ギルドにその気はなくとも……という事があるやもしれません。いやいや、ワシも微力ながら気を付けておきましょう」

「……」


 馬鹿を甘やかしやがってジジィ、と内心で毒づいたローゼルフォートは、頭痛の種が増えた事にウンザリしながら、馬鹿を連れに演舞場へと向かった。



 そして演舞場では、その馬鹿が妻の猛攻に晒されていた。


「――……闇の拷問官ベル・イギ・ネム 汝痛苦と絶望を至上の悦びとする者 その鋭利な鞭は捕らえられし者の肉体と魂を切り刻み 永劫の地獄へと誘う――」

「おーいっ!! セレスーっ!! 悪かったってー!! それダメージ以上に激痛が洒落にならねぇ闇魔法じゃねえかー!! 愛する夫にそんなの使うなんて可哀想だろー!! なーなー?!!」

「――汝我声に応え 我が名と古の盟約に従い その力を存分に奮いたまえ――」

「存分にとか付け加えるなよぉ?! だって仕方ねぇだろ!! あれはどうしようもないじゃねぇか!! 目の前に妻の無防備なおっぱいがあったら揉むだろ?!!」


 ぐぉん、と空気が呻るように禍禍しい闇の魔力が吹き上がった。

 それを杖に凝縮させた魔王后は、額に青筋を浮かび上がらせながら笑顔で魔王を見下ろす。なまじ美しい分、ローゼルフォートでさえ一歩引く程その姿は怖い。 


「……陛下、意識が落ちる前に言い残す事はございますか?」


 要するにさっさと謝らんかい、と最高出力の魔力で脅す魔王后に、魔王は一歩も引かず仁王立ちになると、魔王后へと両手を広げ叫ぶ。


「お前のおっぱいは最高だセレスー!!」

「【加虐の鞭刃(ペィンウィープ)】!!!」


 ――その瞬間、呪詛を加える事で最大まで効力が増した闇の攻撃魔法が魔王に直撃し、おそらく五十一個目だろう、真紅に染まった保護水晶(ガドクリス)は粉々に砕け散った。



「……にも関わらず、なんでピンピンしてるんだお前は?」

「はっはっは、愛する女を残して死ぬかよ」


 そう笑って保護水晶(ガドクリス)が破壊され、常人なら激痛に正気を失うほど強力な魔法ダメージが貫通直撃してもビクともしなかった魔王は、流石に疲れたのか演舞場の床に座り込み、傍に来た魔王后を捕まえて抱き締めた。


「なぁセレスぅ~、怒ってもいいから、怒った後は許せよな。お前にずっと怒られるのって、辛いんだぜ?」

「……ならば少しでも、御身を慎みなさいませ陛下。貴方様は魔属の者全ての王であり、クローディの父親なのですから。恥だと思われてはなりませぬ」

「恥~? え~? こんないい男のどこが恥ずかしいってんだよぉ?」

「……とりあえずお振る舞いと、服を着ないところでしょうか」


 剥き出しの腕に抱き締められた魔王后は、諦め混じりにそう言うと、ため息をつく。

 ――全裸で妻に襲いかかり、そのままお仕置きされた魔王は当然のようにほぼ全裸だった。ちなみに何故ほぼ(・・)なのかと言うと、召使いの咄嗟の仕事によって、魔王の下半身にはローブが巻き付けられ、帯で留められているからだ。


「ははは、これはほら、目標捕捉で臨戦態勢ってやつよ? いや、いつもは服着てるぜ? 脱ぎやすくて動きやすいヤツ」


 笑って言い返す魔王に、魔王后は更にため息をつく。 


「……まるで人族の冒険者のような、軽輩な恰好もよろしくありませぬ。どうかご身分に相応しいものをお召しになってくださいませ」

「だからよー、その身分に相応しい恰好ってのが、歴代魔王のモンだとゴテゴテしててズルズル長くてすっげー動き難いんだよ。あんなの椅子から動かない、ジジィかババァくらいにしか需要ねぇってー」

「……開国の祖、初代魔王陛下の直系子孫たる貴方様が嘆かわしい」

「……人族の領域生活に毒された結果がこれだ」

「おい、似たような表情仕草で揃ってため息つくなそこの兄妹っ。仲間はずれにされたみたいで寂しいじゃねえかっ」


 ローゼルフォートと魔王后は、もう一度揃ってため息をついた。

 ちぇっ、と舌打ちした魔王は、だがすぐに気を取り直すと慌てたような口調で言う。


「――っと、ンな事はどーでもいいんだ!! 一大事だったぜ!!」

「どうでも良くはありませんな、魔王陛下」

「非常に重要な事です、魔王陛下」

「だーっ!! 相似態度はもういいから!! とにかくだローゼルフォート!! セレス!! 俺はちょっと人族領域行って、クーちゃんに付いた悪い虫を駆除してくっから!! んじゃな!!」

「「待て」」


 ローゼルフォートと魔王后は、勢いよく立ち上がり走りだそうとした魔王の両翼を掴み、床に叩き付けた。大きな地響きに演舞場の外で待機していた護衛兵達が駆け込んでくるが、中の様子を見て、いつもの事とすぐに引き返す。


「痛ぇなコラぁ!!」

「痛いのは貴様の言動だ馬鹿王。仕事をほっぽり出してどこに行く気だ?」

「おお、つい仕置きに熱中してしまい、執務の時間までずれ込んでおりましたか。兄上、さっさと連れて行ってくださいませ」

「しっ、仕事なんかやってる場合じゃねぇんだよ!! クーちゃんが!! クーちゃんが!!」

「なに? クローディ魔王女殿下がいかがされた?」

「人領域で気に入ったらしい、男の冒険者を護衛に雇っただけです」

「……仕事ださっさと来い、馬鹿」

「おぃい?!! とうとうただの馬鹿よばわりかよヤクザ宰相!! てめー!! 娘を心配するこの親心が判らねぇのかぁ!!」

「生憎ウチの娘はヨチヨチ歩きの幼児なのでな、まだそういう意味での心配はしとらん」


 といいつつ、娘さんを嫁に下さいと言う男が現れたらどう抹殺しようかと考えながら、ローゼルフォートは魔王を魔王后と一緒に捕らえた。


「はーなーせー!!」


 当然離さないローゼルフォートは、だがふと口を閉ざし、小さく呻る。


「ふむ……とはいえ、男の冒険者か……。確かに魔王女殿下は四年前から男が苦手になっていたゆえ、女性冒険者達で編成された護衛集団になると思っていたのだが……」

「苦手というより……怖いのだそうです兄上。『外人さん怖いぃっ!! 大きいしぶ厚いしオーバーアクションだし声大きいしハリウッド俳優ばりの美形だって間近で集団で見ると怖いよぉおっ』……と泣いておりました」

「……はりうっど……とはなんだろうな?」

「さぁ……クローディが今でも時々口にする、夢で見たお伽噺の中のものでしょうか」

 

 魔王女クローディは四年前毒殺を企てられ、九死に一生を得て目覚めて以来、毒の後遺症か記憶を失って性格も変わり、時折奇妙な事を口走るようになっていた。

 幸い四年でフォローすれば問題無い程度には回復したので、多少奇妙な言動はそっと流して、魔王と魔王后はクローディを見守り育てている。

 ――それはそれとして、ローゼルフォートも魔王が大騒ぎしているこの出来事に対し、興味が湧いてきた。


「そんな魔王女殿下が気に入るとは……その冒険者とはどんな男なのだセレス? 後々殿下の後宮に送り込む、男達の参考になるかもしれん」

「嫌な事言うなー!! そう簡単に男なんぞ俺の娘に近づけるかー!!」


 激昂する魔王を無視して魔王后は考え、そして兄に応える。


「そうですな……目上に対する礼儀作法を知らない子供でしたが……全くの無教養という感じはしませんでした。……我影兵からの報告によると、属性こそ妖精ですが、きちんと修練を積んだのが判る魔法を使いこなしていたとの事ですし、どこかの魔法使いか神官に師事した事があるのかもしれませぬ」

「妖精魔法ぉ?!! あの気まぐれ魔法かよっ。あいつ運の悪いヤツだったんだなっ」


 驚いた魔王を無視し、ローゼルフォートは続けて尋ねた。


「ほう、知性派か。……ならば容姿はどうだ? 美しいか? それとも凛々しいか?」


 自分の手駒に近い者を探すつもりの兄に、魔王后は苦笑して返す。


「……地味……ですね」

「……地味?」

「ええ、背は高いですが、背に背負った両手剣が少々重そうに感じましたから、まだ身体が出来上がっていないのでしょう。黒っぽい髪と瞳に黄みがかった肌の……別に不細工ではありませんが、我ら魔族にはありえない彫りの浅い顔立ちの青年でした。そうですね、あれは東方の人族に近い」

「……東……だと?」


 意外な妹の言葉に、ローゼルフォートは目を白黒させた。――ローゼルフォートの知る限り、魔王女が東方の人族と関わった事は今まで無い。


「……物珍しさで気に入った……と言う事か? 魔王女殿下は、男というより珍獣でも見つけた気分なのかもしれんな」

「さて? ……ですが妾は、あの人族は悪くないと思いました。……クローディのために単身人族の王子と戦ってくれたというのは、それが無知ゆえの愚行だったとしても……母親としては嬉しい」

「その人族はそんな事をしたのか。……ふん、なるほどな」


 だがそう返して微笑んだ魔王后には、ローゼルフォートも納得するしかなかった。


「といっても異種族の異性だ、親しくなりすぎても困るが……」

「それは問題ありません兄上。……影兵にはクローディに不埒な真似をする男は、何か行動を起こそうとした時点で排除するよう命令しております」

「……そ、それも怖ぇなセレス。お前の影兵共、思わずナデナデしたくなるくらい可愛いくせして、すげー凶悪だもんな」

「より忠実に、より冷酷に、そう育てましたゆえ。……あまり言う事を聞かないと、『彼女ら』に監視させますよ、陛下?」


 妻の返答に、うわぁ……と声を上げて魔王は天を仰いだ。


「……ん?」


 だがしばらく空を見上げていた魔王は、ふと真面目になって目を細める。


「両手剣で……妖精魔法? ……それに東方風の容貌?」

「……どうかいたしましたか、陛下?」

「まさか……知り合いか?」

「ああ……いや……多分違う……と思うんだが、でも人間ってすぐ年取るから、もしかしたら見間違えたか?」


 不思議そうな顔をするローゼルフォートと魔王后に、魔王は困ったように答えた。


「俺が最近人族領域で知り合ったヤツも、両手剣と妖精魔法使ってた、東方風のヤツだったんだよな。面白いヤツで色々話したんだが、もしかしたら、と思ってな」

「……ほう?」

「まぁ……陛下の普段のお振る舞いならば、そのような事があってもおかしくはありませんが……それはいつの話でしょうか?」

「だから最近だって。えーと、今から……確か二十年前くらいだなっ。うん、そういやなんだか顔も似てる気がするっ」


 思い出したらしい自信満々の魔王の返答に、ローゼルフォートと魔王后はしばらく沈黙し、そして揃って首を振った。


「……陛下、それは間違い無く別人です」

「えーっ、そーかぁ?!」

「……そうです陛下。残念ながら、普通の人族は長寿種の我々と違い、二十年も同じ姿を保てたりはしません」

「えー? でも魔女には時々すげー若いババァもいるぞっ?!」

「あれは数々の秘術によって老いを止めているからです。ただ魔法が使えるというだけでは、人間の寿命は延びません。……勿論あの青年が、魔女達同様秘術によって老いを止めているというなら話は別ですが」


 魔王は少し考え、そして苦笑する。


「……いや、俺が話した奴はそんな奴じゃなかった。惚れた女と一緒になって、共白髪になるまで仲良く暮らしたいと言ってたからな。不老なんて考えもしねぇだろ。悪い悪い、勘違いだ」

「そうなのですか」

「ああ、多分な。……でも面白いヤツだったからよ、あいつじゃなかったのは残念だな」

「……そうですか」


 どこか寂しそうな魔王に、魔王后は少し沈黙し、そして慰めるように夫に問うた。


「……その者は、どういう者だったのですか?」

「あー……あいつは俺が旅の傭兵って事にして人族領域をうろついてた頃に会ったんだ。……えーと、自分も今は傭兵で、それですごくすごく遠い所からここに来て、愛する女と一緒にその故郷に帰るのが夢だと言ってた」

「故郷ですか……この大陸の者ではなかったのでしょうか」

「そう言ってたよ。……ああ、思い出した。でも半分以上嘘臭ぇ事も言ってたから、どこまで本当なのかは判らねぇな」


 魔王は懐かしむように、思い出した者が言った言葉を口にしてみせた。


「――そいつは、ロス在住のニッケー人、だったんだってよ」


 そいつの国は王侯貴族も奴隷もなく、国民の総意で王が選ばれ、鉄の塊が空を飛び、――俺達が魔法でしかこなせない事は大抵、『カガク』って力で誰でも使う事ができる国、だったんだそうだ。


 そう面白そうに語る魔王に、魔王の最も身近に在る兄妹は顔を見合わせ言葉を交わす。


「……何者だと思います? 兄上」

「狂人かペテン師か吟遊詩人だろう。おそらく。……あまりにも、現実離れし過ぎている」


 そういえばクローディが話していた夢の話に似ているかもしれない、と思いながら、ローゼルフォートと魔王后は魔王の思い出話を適当に流し、そして一段落した後魔王を執務室へと連行する。


 ――なお魔王が好きな服を要求したがローゼルフォートは却下したので、その日も魔王が服を着る事は無かった――。



魔王「着衣と脱衣の自由を要求するー!!」

ロゼ「却下する」

セレ「同上」

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