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第2話 ねむたい火曜日

 はあ〜みなさん、こんにちわ。


 日本一しんどい家族と暮らしている星流土流ことルルです。


 昨日はとにかく大変でした。


 簡単に昨日のことを説明すると、ボクが放送室に行く→まず姉を発見→喚いていた姉を黙らせて説教開始→説教がおわる→弟がいないことに気づく→ここで何かおかしいことに気付く→弟が先生をつれてここにくる→何故かボクが主犯扱いで生徒指導室へ直行→説教で午後の授業が潰れる。


 とまあ簡単に述べるとこうなるんだけど


 最初は先生達に誤解を解こうとしたんだけど、馬の耳に念仏、話しすら聞かずに生徒指導室へ直行だよ。


 これは余談なんだけどこの学校の生徒指導室は誰もいきたがらない。


 なんでだろうと思ったけど今日やっと理由が分かったよ。


 そりゃあ、あれを見たら誰だってあの場所には行きたくないだろう。


 先生の説教が終わってようやく、あの場所から解放されたんだけど・・・


 ってここはどこだよ。あれ、ちょっと思い出してみよう。


 学校の門から出ようとしたら、だれかに呼ばれて・・・


 それから記憶がない。


 こういうときこそ冷静になれ、クールになれ、まず落ち着いて深呼吸をしよう。


 それから、場所の確認


 あれ、ここどこかで見たことがあるような


 そんなことを考えているとどこからか声が聞こえてきた。


「ハロー、マイブラザー元気にしてたかい。」


 と鬱陶しい声がしてきたのでとりあえず本気でぶん殴ってやったら少しすっきりしたので用件を嫌々聞いてみることにした。


「元気にしてたかいって昨日会ったばっかりだろう。」


「それで何かようがあるの、水兄」


  そうそう、このバカの名前を紹介するのを忘れてた。


 コイツの名前は星流秋水ほしながれしゅうすい


 年齢は19歳で一応ボクの家の長男だ。


「何か用があるのとはひどいな、マイブラザー」


「今日は仕事の日だ。」


 げっ、そうだった。


 水兄は泥棒みたいなことをしている。


 とは言っても別に泥棒をしているわけではなく、美術館などのセキュリティーが安全がどうか確かめる仕事をしている。


 ちなみにここは水兄の隠れ家みたいな所でボクはアシスタントみたいなことをしている。


 簡単な説明はここでやめて


 ボクはここで疑問に思ったことを聞いてみる。


「何でボクを気絶させたんだよ。」


 すると水兄はコイツ何言ってんだと言う顔でこう答えた。


「星流家家訓第一条何人にも隙をつくってはいけないを忘れたのか、我が弟」


「隙があったから、気絶させたのかよ。」


・・・


・・



「しかもそんな家訓があったのかよ。」


「知らなくて当然だ、今俺様がつくっんだからな。」


 水兄は都合が悪くなると星流家家訓をだしてくる。


「本当は何で気絶させたの?」


「なんのことだ。」


「だからなんで気絶させたのか聞いているんだよ。」


「・・・」


 こんなときに天唯の真似かよ。


 あの人じゃないんだし


 ちなみに紙にはこう書いてあった。


 仕事のこと忘れてたから


 なんか理不尽を感じるのはボクだけかな。


 とりあえず理由がかなりムカついたので弁慶の泣きどころを蹴っといた。


「何故に俺様を蹴る、マイブラザー」


「なんとなくムカついたから」


「なんとなくムカついたからと言ってこのかっこいい俺様を蹴るなんてひどいな。」


 いや水兄、あんたボクよりもひどいことしてるし、だいたい仕事と言ってもボクはボランティアだし


 だいたい今のご時世でボランティアってひどくない。


 あのときのボクが恨めしいよ。


 あのときのゲームにさえ負けなければボクじゃなくて他の誰かがいたはずなのに・・・


「なにをブツブツ言ってるんだ、我が弟」


「そろそろ仕事の時間だぞ、切り替えろよ。」


「分かっているよ、水兄」


 ちなみにアシスタントといっても実際に動くのはボクだ


 水兄は通信機で指示するだけだ。


「時間だ、そろそろ行動開始してくれ。」


「了解」


・・・


・・



「ってまだ何も説明してもらってないよ。」


「あっ、そうだった。」


「時間がないから、簡単に説明するぞ。」


 本当に簡単な説明だったけどだいたい内容は分かった。内容は金色の像を盗めるかどうかだ。


 そのあと、盗めた盗めなかった関係なくどこのセキュリティーが甘かったか責任者と話し合い話し合ったら仕事は終わりらしい。


 大変そうだけどかんばるか。


・・・


・・



 ふぅーやっと目的の場所についた。


 じゃあ侵入開始といきますか。


 ちなみに水兄との通信は入るときと盗んだときの2回だけだ。


 ボクが仕事しているとき水兄はなにしてんだろう。


 永遠の謎だ。まあ通信をいれるか。


「水兄、いまから仕事を開始するよ。」


「分かった。じゃあ俺様は寝るからまた終わったときに通信を入れてくれ。」


 いつも仕事もしないで寝てたのかよ。


 どうりでいつも眠たそうな声で通信してたのかよ。


 まあ眠いのは分かるよ、だって今午前三時だもん。


 でも仕事中は寝るなよ。



 ボクだってかなり眠いのに・・・


 まあこのことは後日話すことにして


 仕事開始


・・・


・・



 仕事終了


 はあーつかれた。


 今何時だと思う。


 午前6時だよ。


 昨日から一睡もしてないよ。


 学校いかないと


 ヤバい


 だんだん眠くなってきた。


 今日の学校大丈夫かな。


 将来に不安を感じつつ、学校に行く準備をするボクだった。


 はあーねむたい。

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