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「お姉さまずるい!!」が口癖の妹。妹に全てを奪われて不幸に……あら?不幸になるところが待遇が良くなるのですが

作者: あかり

突拍子もなく思いついた設定で書いたので、設定が甘いところがありますので矛盾等があっても流してください。


「お姉さまずるい!!お姉さまのそれ欲しい!」


駄々をこねる妹に、私はため息を吐いた。


私は、マリカ・アッカルド伯爵令嬢。3か月前まで、アッカルド伯爵家の一人娘でした。

3か月と1週間と少し前、長年闘病していたお母様が無くなりました。お母様が亡くなり泣いて暮らす私に、父様はお母様のお葬式を済ませた1週間後、新しいお義母様かあさまと母親違いの妹を連れてきました。


聞いてないのに、お父様は勝手にお義母との馴れ初めについて話してきました。お父様とお義母様は、お義母様が働いていた宿、所謂売春宿で出会ったそうです。平民でありながらその艶やかな姿に惚れたと、臆せることなく嬉々として私に話してきました。


そして妹はなんと私と1つ違い。妹の年齢を聞いたときお父様に殺意を覚えました。乳飲み子である私の面倒を見ながら、伯爵として領地の運営を行い、王都で貴族裁判の裁判官の仕事を行っていたお母様を裏切り、婿養子であるお父様は伯爵家の者としての仕事を放棄し不倫をしていた。私は、そんなお父様が許せない。


お父様は、お母様が亡くなってから「自分が伯爵」だと周りに言っています。お義母様も「自分は伯爵夫人」だと言い、何着も豪華なドレスを作り夜な夜なお父様と様々な夜会に参加しています。

 

妹は、伯爵家に来た時から、いつもふくれっ面をしています。そして、いつも私のことをにらんでいます。


いますぐ、この3人を家から追い出したい。しかし、私はただの15歳の伯爵令嬢。未成年である私にはなんの権限もない。


お義母様と妹が来てから、お母様に買ってもらった物を取り上げられてしまい、代わりに質素なものを与えられるようになりました。使用人も今まで仕えていた者の大半を辞めさせ、お父様とお義母様に都合の良い使用人を大量に雇った。私は、その新しい使用人たちにいじめられています。


それだけでも精神的に大きなダメージを受けているのに、妹は何でも私の物を欲しがります。


ある時は

「お姉さまずるい!!お姉さまが着ている洋服ちょうだい!!」

と言い、私の部屋に勝手に入り数少ない質素な洋服を持っていきます。その代わり


「これいらないから、お姉さまにあげる」

と、妹は言いながら妹がお義母様に買ってもらった絹のドレスを私の部屋に投げ込みます。


またある時は

「お姉さまずるい!!お姉さまのアクセサリーちょうだい」

と言い、お義母が私に買い与えたガラス製の安いアクセサリーを奪い取ります。そして妹は


「これいらないから、お姉さまにあげる」

と言い、お義母様に取り上げられたお母様の形見の宝石や装飾品を私に渡してきます。


またある時は

「お姉さまずるい!!お姉様の食事ちょうだい!!」

と言い、黒パンと野菜しか入っていないスープを取り上げられました。その代わりに妹は


「これいらないから、お姉さまにあげる」

と言い、柔らかい白パンに肉が入ったスープ。それに、サラダにメインの魚料理を私の前に置きます。


またある時は

「お姉さまずるい!!お姉さまの侍女ちょうだい」

と言い、お義母様が私に付けた新しい侍女を奪っていった。その侍女は私を朝早く叩き起こし、毎朝私に家の掃除をやらせた侍女です。奪った侍女の代わりに妹は


「この人いらないから、お姉さまにあげる」

と言い、妹付きになった私の専属だった侍女を私に返してきた。






あら?

実は妹はいい子なの?


妹が私の物を欲しがるたびに、お義母様に奪われた物が戻ってくるし、妹が私の物を奪い自分の物を私にあげるため、お義母様は渋々ながら私に妹と同じものを与えるようになった。


あぁ、きっと妹は私のために敢えて私の物を欲しがっているのでしょう。なんていい子なのでしょう。




ある日、お父様が私の婚約者であるオスカル様との婚約を白紙に戻して、妹と新たに婚約を結ぶと言いだしました。もちろん私は抵抗しました。伯爵家の跡取り娘である私と侯爵家の次男であるオスカル様との婚約は前伯爵であるお母様と侯爵であるオスカル様のお父様との間に結ばれたものです。伯爵代理であるお父様がどうにかできる問題ではないと思いますが、やはり不安です。


私が不安で胸が押し潰されそうな日々を送っていたある日、夜が明けると同時に妹が私のことを叩き起こしました。そして、外出着に着替えさせられて外に連れて行かれました。


連れて行かれた場所は、貴族の婚姻を司っている教会。この国の貴族は神父の立ち合いの元、婚姻届けにサインを交わした男女が正式に夫婦として認められます。婚姻届けにサインすることを、婚姻式と呼びます。


教会の中に入ると、そこには神父様とオスカル様、オスカル様のご両親である侯爵夫妻が居ました。なんで、こんな早朝にオスカル様達がここにいるのか分からずにいると、妹に手を引っ張られてオスカル様の隣に立たされました。そして始まった私とオスカル様の婚姻式。婚姻式を行うためには私が成人、つまり16歳を迎えていないと不可能なはず……あっ、今日私の16歳の誕生日でした。


私とオスカル様の婚姻式が終わると、妹は「これ、お姉さまあげる」と言うと私に大量の紙束を押し付けて、妹は颯爽と去っていきました。


妹から渡された紙束の内容を確認しようと軽く目を通したところ、その内容に驚いてしまい思わず紙束を落としてしまいました。その内容は、お父様とお義母様が不正に領地の税金を上げ私腹を肥やしていること、領地の管理を任せている者を監禁していること、王都にある屋敷を担保に多額の借金をしていることが書かれていました。


私は紙束に書かれていることを根拠に、法務省にお父様とお義母様を訴えました。その結果、お父様は横領罪に問われることになりました。横領罪は他の貴族への見せしめの意味も込めて場合によっては絞首刑もありえる罪です。


また、お父様とお義母様は教会で正式な婚姻式を行っていなかったため、お義母様は正式な貴族とは認められず横領罪は免れました。その代わり、「正式な貴族」ではないのに勝手に「貴族」を名乗ったことによる身分詐称罪に問われることになりました。


横領罪には劣るものの、特権階級である「貴族」を名乗ることは重罪です。そのため、お義母様は北の厳しい修道院……と言う名の強制労働場に送られることになりました。その修道院では奉仕活動の名のもとに、極寒の中で1日12時間働かされると風の噂で聞きました。


お父様は最後まで「自分は伯爵だ」と騒いでいましたが、法務省にお父様たちの罪を訴えたと同時に、成人して正式に「伯爵」と名乗れるようになったので法務省に「アッカルド伯爵」として私の名前で届け出を提出しました。この時点でお父様は「伯爵」……いえもともと「伯爵代理」でした。「伯爵代理」と名乗ることができなくなりました。


今後、公の場で「伯爵」や「伯爵代理」と私の許可なく名乗ることはできません。16歳と若輩者のため後見人にはお父様ではなく義父となったオスカル様のお父様を指名しました。


お父様とお義母様が捕まった後、私は教会から走り去ってから行方が分からなくなっている妹を探しました。陰ながら私を支えてくれていた妹のことです。きっと「自分が居ては迷惑がかかる」と思って家を出たのでしょう。


妹を探して半年が過ぎたある日、私の元に妹の死を伝える手紙が届きました。崖から落ちた馬車の乗客の中に妹がいました。崖から落ちて大分経っていたため、腐敗は進んでいたという話ですが、馬車から髪留めのついた一房の髪が見つかったそうです。髪留めにはアッカルド伯爵家の家紋が刻印されていたため、大半が身元不明な中、妹の身元は何とか特定ができ私に連絡がきました。


最初は、妹が死んだことが信じられませんでした。しかし、手紙に同封されていた髪留めは見覚えのあるものです。妹がとても気に入り、毎日髪に着けていたものです。もちろん、妹が出ていった日にも髪に着けていました。


私はその場で泣き崩れました。


母親違いの妹で


半分しか血の繋がっていない妹だけど


お母様を亡くしてからは、ただ1人の私の味方で


ただ1人の家族でした。











私はロザリー。つい最近まで町で暮らしていた庶民です。しかし、ある日を境にロザリー・アッカルド伯爵令嬢と名乗ることをお父さまとお母さまに強要されました。伯爵令嬢と名乗ることを強要されると同時に母親違いのお姉様ができました。


そのお姉様はとてもずるいです!!私が欲しいものすべて持っているのです。




「お姉さまずるい!!お姉さまが着ている洋服ちょうだい!!」

ある日、お姉さまが着ている洋服を見て、思わず私は叫びました。だってお姉さまずるいのですよ!!私がいくらお父さまに欲しいと言っても買ってもらえない、綿や麻のワンピースを着ていたのですよ。しかも、黒や紺色、ダークグレーといった汚れの目立たないワンピースです。色が濃くって汚れが目立たない、ジャブジャブ洗っても傷まない綿や麻の洋服最高!!


なんで、お姉さまは私が買ってもらえない洋服を買ってもらっているのですか!お姉さまずるい!


私は怒りのあまり、お姉さまの着ている洋服だけではなく、お姉さまの部屋にあったワンピースを全て奪いました。しかし、私の部屋にはお母様とお父様が私に買い与えた絹のドレスが入っています。そのため、お姉様から奪ったワンピースを置くスペースがない。絹のドレスなんて動きづらい物いらない!!


「これいらないから、お姉さまにあげる」

絹のドレスの処分に迷った私は、お姉さまにドレスを押し付けることにしました。


「お姉さまずるい!!お姉さまのアクセサリーちょうだい」

またある日、お姉さまが持っているアクセサリーを見て叫んでしまいました。お姉さまが持っているアクセサリーは、私が町に住んでいた時とても憧れていた「スウィートシュガーハニー&ホイップチョコレート」のアクセサリーです。伯爵家に来てお母さまにねだっても買ってもらえなかった憧れのアクセサリー……


なんで、お姉さまは買ってもらっているのですか!!私は買ってもらえないのに!お姉さまずるい!


私は、お姉さまが持っている「スウィートシュガーハニー&ホイップチョコレート」のアクセサリーを奪い取りました。私のジュエリーボックスには、お母さまが「これは高価なアクセサリーよ」と言って、私に与えた古臭いアクセサリーが入っています。このアクセサリーは重いだけではなく、私に全く似合いません。


「これいらないから、お姉さまにあげる」

このアクセサリーもいらないのでお姉さまに押し付けました。


「お姉さまずるい!!お姉様の食事ちょうだい!!」

またある日の夕食、お姉さまに出されている食事を見て叫んでしまいました。お姉さまに出された夕食は黒パンと野菜のスープ。


キィィィィィィィィィ、羨ましい!!あの硬い黒パンに野菜のスープを付けて柔らかくして食べるのがおいしいのに!!私は伯爵家に来てから、どんなにあの味が恋しくっても食べられていないのに、なんでお姉さまが食べているのですか!!お姉さまずるい!!


「これいらないから、お姉さまにあげる」

私に与えられた食事は白パン・お肉の入ったスープ・サラダ・魚。こんなに食べられない!!食事なんて、パンとスープがあれば十分。流石に捨てるのはもったいないため、これもお姉さまに押し付けました。


「お姉さまずるい!!お姉さまの侍女ちょうだい」

またある日の朝、早起きするとお姉さまは屋敷の掃除をしていました。それも、侍女に手取り足取り教えてもらっています。


お姉さまずるいです!!なんで侍女に掃除の技術を教えてもらっているのですか!!伯爵家の屋敷で働く侍女ですよ!?その掃除の技術を盗めれば、豪商の家に掃除婦としてやとってもらえるに違いありません!!伯爵家の跡取りであるお姉さまには必要ない技術をなんで習得しようとしているのですか!!お姉さまずるい!!!


「この人いらないから、お姉さまにあげる」

お母さまが私に付けた侍女は、伯爵令嬢としての心構えやマナーとうるさい女性です!!なんで、私に伯爵令嬢としての心構えやマナーなんて必要になるのですか!!私はただの庶民ですよ!!この侍女馬鹿なのですか!!伯爵家に来た後、貴族の戸籍を管理している法務省に問い合わせたら、「アッカルド伯爵家には、マリカ・アッカルド伯爵令嬢しかいない」と返答がありました。つまり、私は伯爵家の居候。つまり、私は伯爵令嬢ではないのです。そんな私に伯爵令嬢としての心構えやマナーなんて必要ありません。


この口うるさい侍女をお姉さまに押し付けられて満足。そして、お姉さまから奪った侍女に掃除の技術を教えてもらおうとしたら、「お嬢様にそんなこと教えられない」と言われました!!なんで、伯爵家の跡取りであるお姉さまには教えられて、私には教えてくれないの!!


もういいもん!お父さまとお母さまに言って、首にしてもらうから!!




お姉さまから色々な物を奪っていると、ある日ついにお母さまに怒られてしまいました。


「どうして、マリカの物を奪うの!!マリカより良いものを与えているのに!!」

と怒られました。


「お姉さまばかりずるい!!なんでお母さまは私が欲しいものを私に与えないで、お姉さまにばかり与えるの!!不公平!!ひいき!!」

今まで抱えていた不満をお母さまにぶちまけると、お母さまはデザートフォックス(※1)のような表情になり、「そう……」と一言つぶやくと、よろよろと部屋から出ていきました。


このやり取りの後、お姉さまは私と同じものを与えられるようになりました。納得いかない!!!



ある日の晩、お父さまに呼ばれてお父さまの書斎に行きました。書斎で私を待っていたお父さまに「ロザリーの婚約者が決まった。パジェス侯爵家のオスカル様だ」と言われました。ついでに、「マリカの代わりに、ロザリーが伯爵家を継ぐのだぞ。これはそのための資料だ」と言われ、大量の紙束を渡されました。


オスカル様はお姉さまの婚約者です。亜麻色の髪に青い目。右の目元にある泣き黒子が色っぽいと貴族の令嬢に人気がある男性です。

はっきり言って、オスカル様は全然私の好みの男性ではありません!何ですか、あのレイピアより重いもの(※2)は持ったことのないような、なよなよとした体つきは。それに、なんで私が伯爵家を継がないといけないのよ!私はただの庶民だし、領地経営について何一つ学んでいない私にとっては、罰ゲーム以外の何でもない!?


ああ、だけどどうしよう。このままだと、あのもやしのようなオスカル様と結婚させられて、領地経営をやらされてしまう。


はっ、お姉さまとオスカル様を結婚させてしまえばいいんだ!!もうすぐ、お姉さまの16歳の誕生日。夜が明けたと同時にお姉さまとオスカル様の婚姻式を行ってしまいましょう。


思い立ったが吉日。すぐに教会とパジェス侯爵家に手紙を書きましょう。教会と侯爵家の都合?そんなこと、私の知ったことではありません。オスカル様がたとえ嫌だと言っても、首に縄を掛けて教会に連れて行き無理やりにでもお姉さまと婚姻式を行ってしまいましょう。


侯爵家に手紙を出すと、その日のうちに侯爵家から了承の返事をいただきました。手紙には、侯爵家からも朝一で婚姻式を行いたいことを教会に伝えると書かれていました。


そして、お姉さまの誕生日当日。私は寝ているお姉さまを叩き起こしました。そして、婚姻式に相応しい白い服を着させ、寝ぼけ眼のお姉さまを無理やり馬車に乗せて教会に向かいました。教会に着くと、すでに神父様と侯爵家の人たちスタンバイしていました。


お姉さまとオスカル様の婚姻式が終わると、私はすぐにお父さまから渡された紙束をお姉さまに押し付けました。驚いているお姉さまをしり目に、この日のために教会に隠していた鞄(服やお金を詰めた物)を片手に私は教会を飛び出しました。


「アハハハ!!」

これで、伯爵家を継がなくてすむと思うと自然と笑いが込み上げます。朝日も私の新たな旅たちを応援しているのでしょうか、一段と眩しいくらい輝いています。




「ん~いい風」

甲板に出ると、心地よい風が私の頬をなでる。

 

教会を飛び出し、日雇いの仕事転々としながら私は国一番の港町にやってきました。私の目的は、この国を出ること。いつまでもこの国にいたら、お父さまたちに見つかってしまいます。


国外に出る船のチケットを買おうとしたところ、思っていたよりも金額が高くどうしようか悩んでいると、髪買いの商人に出会いました。髪買いは「きれいな髪を買い取る」ことを商売にしている商人です。髪買い商人に買われた髪は、多くの人の手を経て最終的にかつら加工され、貴族に売られます。私は迷うことなく髪を切り、髪買い商人に売りました。数か月前まで伯爵家にお世話になっていた私の髪は、それなりの金額になりました。髪をまとめていた髪留めも一緒に買い取りをお願いすると、髪買い商人は笑顔で承諾してくれました。


私は、髪を売ったお金で清潔な船室を確保することができ、快適な船の旅を送ることができます。



さあ、待っていなさい!!まだ見ぬ異国の地。異国の地でオスカル様よりカッコいい人を見つけて、絶対にお姉さまより幸せになって見せます!!


適切なカテゴリーがどれが適切か分からないため、取りあえずヒューマンドラマにしました。今後カテゴリーの変更の可能性あり。


※1、この世界に住んでいるチベットスナギツネのような狐です。チベットスナギツネの顔を思い浮かべてください。


※2、レイピアの重さは大体1キロ~1.5キロくらいです。刃の幅が他の剣より狭いため、またロザリーは実際のレイピアを持ったことがないため、勝手に500グラム~600グラムの重さしかないだろうと思っています。

 オスカルもそれなりに体は鍛えていますが、ロザリーの好みの男性は、10キロの小麦の袋を両肩に担げるくらいの筋肉隆々な男性が好みです。某錬金術師漫画の某筋肉隆々少佐みたいな人がロザリーの理想の男性像です。もしくは、ラグビー日本代表のリーチ・マイケル選手みたいな男性が理想の男性像です。



本文では、ロザリーの外見について言及していませんが、ロザリーは金髪碧眼を持つ高飛車な貴族令嬢のような外見をしています。


庶民であるロザリーが、両親をお父さま・お母さまと呼んでいたり、マリカをお姉さまと呼んでいたのは、伯爵家に連れてこられたときに、そう呼ぶように父親に言われたからです。


反対に、マリカは茶色い髪に茶色い目を持つよく言えば清楚系、悪くいえば平凡な外見をしています。


ロザリーは貴族になりたくなかったのに、無理やり父親と母親に伯爵家に連れて行かれたので、いつもふくれっ面をしていました。


マリカに迷惑かかっていないが(逆にマリカに感謝されているけど)本気でマリカの物を羨ましがり欲しがって奪っているので、ロザリーはクソ妹のカテゴリーに入ると作者は思っています(笑)

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― 新着の感想 ―
価値観の違いってやつですね。これは極端だけど贅沢できる生活が幸せとは限らない。
[一言] 異国で一山当てて、旦那捕まえて 子供コサエタ妹様が、お姉さまに近況を記した 手紙をからの続きお願いします
[一言] イイハナシノヨウナキガシタノニナー? 感性はともかく、事実確認も手抜かりなく、根回しも素早く、身の丈にあった生活力と異様に生命力に溢れた彼女なら、どこでも絶対幸せにやっていけますね……!?
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