表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Made In Fantasy  作者: 大西
73/81

五月二十七日

五月二十七日


 いつからか、ふと気付いてみると背中が落ち着かない。まただ。また。今度は何だっていうんだ? そして再びあの感じ。どうも場違いな気がしてならない。どうしてここにいるんだろう。ついさっきまで王都の図書館にいた筈なのに。記憶があやふや、なんて優しいものじゃない。すべての記憶を細切れにしたあと、適当に並べ替えたような。順番でいけばこんな感じ。一、五、八、七、九、二、四、三。パズルのピースを無理にはめ込んだような。

 ヤドカリは自分に丁度いい殻を見つけると、今の殻を捨てて殻を変えるという。ぼくは間違った殻に入り込んでしまったような、そんな風に感じる。そう、ぼくはヤドカリ。違和感。そして、ぼくが知っている筈のものは全部間違ってる。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ