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Made In Fantasy  作者: 大西
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五月六日

改名しました、大西です(大西 ひろ詩→大西)。改めて、以後お見知りおきを......

五月六日


 あまりにも暇だから、フリアンのところの花屋を手伝ったけどみんなぼくがぼくだと気付くものだから、仕事にならなかった。それでフリアンは言ったんだ。どうして髪を帽子で隠さない? って。年中長袖の服とストールを身につけていて、そのうえ左手に手袋をしている、Made In Fantasyを全部隠しているのに、みんなはすぐぼくをぼくと見破る。こういうとき、なんていうんだっけ、ジェスはなんて言ってたかな。

 フリアンが帽子をくれた、髪を全部隠す、するとだれもぼくだと気付かない。こんな簡単なことなのになんで今まで思いつかなかったんだろう。ぼくってまぬけだ。これからもそうしようと思う。でも、ジェスはぼくがMade In Fantasyを隠すのをよく思ってない。だからきっと帽子をかぶって黒髪を隠したぼくを見て目つきを悪くする、つまり、えーと、顔をしかめるだろうな。

 ぼくを見つけた人は、ぼくのことを根掘り葉掘り(昨日覚えた言葉、ジェスが教えてくれた)聞くけど、ぼくは自分について何も覚えていない、名前以外は。気が付いたら王都の町にいて、その名を誰がつけたのかさえ、ぼくは知らないというのに、何を答えれるっていうんだろう。

 ぼくが発見されたときの騒ぎようと来たら、まるで…………なんだっけ、ほら………………お祭り、そう、お祭り騒ぎだった。ぼくがファンタジー産の、モノであるということは、書いたっけ? そう、ジェスが言うにはそうらしい。


二日目の日記です。

エリーの友達フリアン登場です。

が、話はあまり進みません。


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