君にシンクロする作品レビューAI
小説に限らず、レビューサイトやレビュー系サイトを確認し、自分と趣味趣向が合う人がお勧めしていればその作品を人は見に行きます。
一見すると全然興味を引かないタイトル、あらすじ等であってもそのレビュワーに対する信頼が有るからです。
なので一人一人個性を持った、何十人もの作品レビューAIを実装します。
勿論只のAIではなく、キャラクターイメージやデザインも重視します。
初音〇クみたいな戦略ですね。
例えば以下の様な感じです。
〇ほんわか愛子(ドワーフ族の商人の16歳の女の子)
大好物:現代恋愛
好き:日常系恋愛小説
嫌い:ドロドロした物。
一切興味なし:SF、アクション
〇宇宙戦士グレイズ(西暦3200年から来た宇宙海兵隊の熟練兵。銀河系戦争にて幾つものコロニー奪還作戦に従事)
大好物:宇宙SF、スペースオペラ
好き:アクション、意外にも王道ファンタジーはちょっと好き
嫌い:追放系 ザマァ系
一切興味なし:恋愛
〇シルフのロゼッタ(森の妖精。野生動物と平和に暮らし、魔法も得意。巨大樹の上の小さな家で一人で住んでいる)
大好物:王道ファンタジー
好き:恋愛、詩
嫌い:SF、スプラッターなもの
一切興味なし:エッセイ
こんな感じのキャラクターを20~30人作成し、それぞれの個性に応じて小説作品の傾向とポイント評価をするAIとして実装します。
そしてなろう内に作品レビューAI別の『マイブーム』ページを作成します。
そこでは以下の様なタイトルでランキングページの様に作品を並べます。
〇今とても熱い作品
作品のポイントが急上昇して、しかもそれが持続する傾向にある作品を3作品ほどピックアップします。
〇定番の作品
そのAIにとってベストな評価で、ポイント数も高く、長期間高得点を維持し、間違いなくお勧めできる作品を3作品ほどピックアップします。
〇注目作品
ポイント数は伸びていないが、作品内容の傾向から過去にそのAIにとって駆け上がった傾向のある作品を3作品ほどピックアップします。
さらに、このAIはなろうのシステムの一部ではありますが、自分の意思でブクマします。
勿論ブクマ対象は上でピックアップされた作品です。
また、他の読者が作品ページを見た際、AIがブクマした作品には特別な表示がタグの下辺りに赤文字で表示されます。
「この作品は宇宙戦士グレイズが今とても熱いとチェキしました!」
「この作品はシルフのロゼッタが注目作品とチェキしました!」
これにより、読者はなろう検索をして作品を漁っている内に気が付きます。
「あれ? なんか俺がいいなと思う作品って頻繁にほんわか愛子がチェキしてるぞ?
俺とこのAIって感性が合うんじゃね?
ちょっとほんわか愛子のページ見てみるか」
これにより、読者はより自分好みの作品に出合う訳です。
なお、これらのAIの実現が困難であれば、人間が行っても構いません。
なろう専属VTuberをやるのです。
上記のキャラクターを3Dモデルで再現し、たまにYoutubeで動画投稿、又は生放送を行い、時にはコラボします。
現在主流のVTuberがゲームプレイ・実況が主流であるのとは違い、彼らはなろう小説を読むと言う、ある意味苦行を苦行と思わない人、かつ声優のように放送向けの声が出せ、かつエンターテイナーとしての実力がある人という超希少な人材を発掘します。