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いつかの夜の詩  作者: いつかの夜の詩
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dream

夢という言葉は陳腐だ。

夢を語る人を見て、その夢を聞いて、私は嫌悪する。

生きることは、ただ生きるだけだ。

どうして、夢を持つ者の方が、夢を持たないものよりもいいことがあろうか。

空っぽの言葉に、意味らしからぬ意味をのせて、夢をうそぶくものがほとんだだというのに。

君は、夢がかなわなければ死ねるのか?

死ねるわけがない。

今の一瞬を一秒を、刹那をそれだけに捧げているのか?

それ以外のものをすべて供物にして、捨て去ってそれでも生きていられるのか?

まずは、名誉を、自尊心を、生活を、地位を、家族を、家を、車を、恋人を、友人を、全部ごみ箱に入れて、焼却しないと

何かにために人は生きているわけじゃない

それは、生きるということには何らの意味もないということだ

透明のガラスに光を入れるように、空っぽだった。

君は全部を捧げれない。

何のためにも人は生きられない。

もしも、それのために死ねるなら、その死の間際だけ、君は夢に生きているということだ

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