宇宙人の襲来
「ふー----」
大気圏ギリギリの境界でドルシェは宇宙人の侵略をボロボロになって止めるのを諦めてしまっている。
赤髪はその大量の時空間からのビームをミズキから守って、ミズキは絶句、隣のシズクは消しクズになり、赤髪はその夢から覚めた。
「宇宙人が攻めてくる!」
驚き戸惑う赤髪はその話を家族にする。
赤髪の予言を信じているのはドルシェのみ、ほかの二人は上の空で話しを聞いている。
「で?どっからくるんだ?宇宙人はよ?」
「-----------。」
赤髪はわからないと両手を横にしてあげる。
ドルシェは苦しそうに気を使っていう。
「明日から調べればいいのね?---」
赤髪がコクリと頷く。
翌朝お嬢さまのツテでJAXAの情報を仕入れる。アンナお嬢様との久しぶりの再会だった。
その部屋はドルシェの昔のかりすまいだった。
「わードルシェ久しぶり!」
なにやら企みのあるお嬢の顔はかげている。
「その様子じゃ、お嬢様はなにかご存知で?」
「相変わらず察しがいいね。ドルシェ。実は宇宙人との接触があったのだ。」
こちらがその宇宙人と赤髪がお嬢の影から登場する。
宇宙人は赤髪?
赤髪は口に人差し指をくっつけて合図する。
アンナお嬢は赤髪を執事扱いすると後ろの方から黒い皮膚のマントの男たちがドルシェを睨む。
(こいつらが宇宙人か。てか、宇宙人の居場所、赤髪知ってるじゃんか)
ドルシェをしっているかのように宇宙人は喋りかけた。
「あなたがこの星の依り代のようですね。たまたま話しの通じる者がいたようで良かったです。こちらの赤い髪のやつはあなたの妻の超次元クローンです。記憶も受け継いでおります。」
「ちょうじげんくろーん?」
「ええ今クローンがこの星を占領しつつ、あります。寝ている間にこっそりと機械のチップを埋め込んで記憶を改ざんするついでに我らの生殖能力をその機械でうえつけているのです。」
「それが超次元クローン。我らはそいつらを機械を通して操っている。それが全世界にいることを理解して聞いてほしい。」
「我らの仲間になれ!おまえの戦闘能力を買っているのだ」
ドルシェは赤髪の目をみたら、その虚ろな目になにを信じていいか、わからなくなった。」
「俺にはその機械がはいっているのか?」
「ああ、入っていないから人質をとってしゃべっている。----わかるな。」
その証拠をもっと見せてやろうと手を上にあげると「今から海に核爆弾をおとす。
」と訳のわからないことの証拠を見せようとする。
ため息をついて何の冗談か、アンナお嬢にきくとお嬢の目も虚ろだった。
その時スマホのバイブがなり、
山の上には火山の噴火したような雲がもくもく現れるとそれにあせって、汗をにじませた。
「わかったでしょ?わたしの本気度が。」
するとぺろりと部屋の窓のプロジェクションマッピングをはがす。
「え----?」
その雲はプロジェクションマッピングだった。
「やーいひっかかった!ひっかかった!」
「赤髪お前も騙したな!」
赤髪が首を横に振る。
その一部始終のうつすカメラに青い炎を使う宇宙人が映っていた。




