落とし穴
私のアクションは金だ。いま金になりそうな石の上を歩きながら、美少女は魔界に隠した徳川埋蔵金の謎をを解こうとしていた。
大お嬢様であるわたしの先祖の誰も信じない魔界のデマの正体に執事ドルシェは落胆する。
「ここから出る方法が私たちにはないようですよ。お嬢様。」
「お前の目は節穴かこれを見ろ」
妖明石の道の先にあった石版にこう記されていた
(妖の光 は 仏になるかどうかの道
その道が消えて音なりひびくとき 逃げずに走れ
音のする墓守の方へ 死体の山になりたくないのなら)
その時は何か分からなかっただが道を進むたびに明かりが小さくなる。
お嬢「地面の妖明石が少なくなってきたね」
ドルシェ「妖の光は間違いなく妖明石のことですよ。」
光がなくなった頃二人は水に濡れた地面に戸惑っていた。脚が疲弊していく。一本道を暗いなかあるく。そこは坂になっていて墓守りの正体が分かる。
水脈だったその坂の下は崖のように段差がありそこにせせらぎがある
何かの音がする- - -
「え?なにがきているんでしょうか?」
「きっと墓守りなのだ」
いや 、 これは水の流れる音!
「坂 に戻りますよ!水が襲って来ます!」
手を取り執事は連れて行こうとするとお嬢は反抗して言い走った。
「逃げないのだ!逃げた奴らはみんなあの骨になったんだ。あの骨の山まで流されたのだ。」
執事は、はっと気付く「流されてもいい場所があるんだ!」
せせらぎの中に逃げ場があるのか?音が近づく、
「お嬢様潜りますよ。!」
水の中に落とし穴のような通路があった小さな水流で穴に吸い込まれる。
泥まみれの少し広い空間に出ると鉄砲水の墓守が私たちたちをもうひとつの穴に押し上げる。ポンプの要領で鉄砲水を回避した。
そこには(外に通じる長い道、後戻りできぬし争いも起こる。徳川の遺産を知る者よ。この先の栄光はひと握り)と石版に記されている。
「徳川埋蔵金はほんとうにあったんだ!」