女の子たちの兵士
俺は故郷に帰った。
今ヨーロッパを転々としている訳はマーティの息子の差し金なのか?
人殺しに追われている真っ最中だ。
さすがに人数が多くて困っていた。
「そうだ!このまま南に抜けて砂漠に移行する。」
ちなみに今俺はマッハ9で戦闘機に追われている。
さすがに小一時間おいまわされるのは血反吐がでる。
スピードの乗った火は無尽蔵でドルシェを高速移動させるが精神力や体力が尽きると燃えが悪くなるのはわかっていた。
もう精神が持たない
「国境を抜けたら戦闘機はおってこないはず、ここが踏ん張りどきだなっ!」
「!?」
砂漠の蜃気楼の陰に戦車を確認する。
「こいつら俺を挟み撃ちに?!いや違う!」
弾幕がドルシェとすれ違い、戦闘機を音をたてて破壊した!」
エジプト軍からの援撃。
俺は助けられたのか?
いや敵視の可能性がある。
ドルシェは限界を超えて炎を燃やして突っ切った!
そこですれ違った兵士の女は反射的にエルボーを腹に食らわして逆方向に吹っ飛ばしたあとにドルシェを真っ青な空とともに見下した。
「誰だお前?新手のバーサーカーか?」そうわけのわからない言葉を腹のよじれたドルシェに言う。
「な--にそ-----れ?」ドルシェは苦しそうだ。
「ふん!尋問しろ!私は他の戦闘機を潰す!」
どデカイ砂煙をあげ!鉄の女は残りの戦闘機を爆風とともになぎった!」
その女、ビショップは銀色の長髪を揺らがせ、ヘラヘラ笑っている。
「お前日本のヒーローなんだってな!こんなのが?訳だけ聞いてたっぷりとあそんでやるぞ。」
「隊長!せっかく戦力になりそうなのに
遊んで殺すんなら性奴隷にでもしましょうや。」
その兵士(女)は首根っこ掴みながらガンをつけてきた。じっと見つめられてぼやいた。
「修羅場をくぐった目、美味しそう。」
もう一人の赤髪の美女が太陽で焼きついた銃をドルシェに向けた。
「その女どもに喰われるぐらいなら死んだほうがいい。」
これも彼女たちのいつも通りなのか?
みんな笑っている、冷めた目で。
そして発砲した。
ドルシェは銃弾から炎で守りつつ女どもを吹っ飛ばし、灼熱が彼の目を鬼に変え見せた。
「死ぬか?生きて飯(食糧)をおれによこすか?
選べ」
「おまえ?バーサーカじゃねーのか?」
「なにそれ?」
「お前こそ選べ!謎のウイルス(野菜)の突然変異、バーサーカーの私達を敵に回して死ぬかどうかをな!」
ドルシェは笑って言った
「ヒーローっていうのはおまえらみたいな冷たい目もすくうんだぜ。」
灼熱の目をしながら倒れた。
「おい赤髪そいつをどうするんだ?引きずって連れて行くなんて。」
赤髪:「この人はわたしを人間あつかいしてくれた気がして----」
そうか-----
「赤髪そいつをまかせた!ついでに狙っちまいな」ビショップは息巻いて言った。
赤髪はドルシェの灼熱の目を自分のいじめらた過去に重ねていた。




