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第3話 初めての錬成術と





僕はステータスを確認し終えて、錬成術のスキルレベル上げとポーション作成の実験的意味合いも兼ねて初めての錬成術に挑むことにした。




今回ポーション作成に使おうと思っているアイテムは先程の採取で手に入れたこれ等の薬草類を使おうと思っている。




名前:センセ草

レア度:1

品質:F

説明:森などに生えている薬草。基本的には回復薬に用いられる。これを『水入りのポーション瓶』と錬成すると『低級HPポーション』になる、そのまま使用することは不可能



名前:タミル草

レア度:1

品質:F

説明:主に森などに自生する草。これ自体には何の効果もないが、内に魔力が籠っているので『水入りのポーション瓶』と錬成すると『低級MPポーション』になる、そのまま使用することは不可能



名前:エナ草

レア度:2

品質:D

説明:森などで時々見ることがある薬草。これには解毒作用がある。そのまま使用すると50%の確率で『毒』状態、『猛毒』状態を回復することが出来る、他にも『HPポーション』系のアイテムと錬成することで解毒効果を追加出来る




主にこれ等を見つけた。品質はそれぞれ最高がSで最低のFまであるが、今回は実験の兼ね合いがあるので品質によるポーションの効果の変動を調べることにする。



取り敢えず、先ずは『水入りのポーション瓶』が無いのでそれを『錬成術』でMPを消費して作成する。





それで出来たものがこれだ。



名前:水入りのポーション瓶

レア度:1

品質:─

説明:これ自体には何の効果もないが他の薬草と錬成することで効果を持つポーションになる



これには品質は存在しなかった。消費MPは一本につき4だったのでそれなりに用意出来た。



僕はこれで早速錬成術を始めるために、作った『水入りのポーション瓶』と各種薬草を準備した。





そして用意した先ずは『センセ草』の品質:Fのものと錬成を開始した。




そうして出来上がったものがこちら。



名前:低級HPポーション

レア度:1

品質:F

効果:使用するとHPを30回復する



これは初めにもらったポーションそのものだった。



次に品質:Eの『センセ草』で錬成をしてみる。



名前:低級HPポーション

レア度:1

品質:E

効果:使用するとHPを40回復する



と、このように品質が上がると回復の効果が増えた。


次はさらに品質が上のDの『センセ草』を錬成した。



名前:低級HPポーション

レア度:1

品質:D

効果:使用するとHPを50回復する



どうやらこの『低級HPポーション』は品質がワンランク上がると効果が10ずつ上がっていく様だった。



そして僕は次に『タミル草』のそれぞれの品質のものを錬成した。その結果がこれだ。



名前:低級MPポーション

レア度:1

品質:F

効果:使用するとMPを20回復する



名前:低級MPポーション

レア度:1

品質:E

効果:使用するとMPを30回復する



名前:低級MPポーション

レア度:1

品質:D

効果:使用するとMPを40回復する



こちらも『低級HPポーション』と同じように10ずつ効果が上がっていった。


そして次に僕は『エナ草』と『低級HPポーション』品質:Fを錬成した。その結果がこれだ。



名前:解毒低級HPポーション

レア度:2

品質:F

効果:使用するとHPを30回復し、『毒』、『猛毒』状態を回復する


これ等を数回繰り返したらこうなった。



名前:解毒低級HPポーション

レア度:2

品質:F

効果:使用するとHPを30回復し、『毒』、『猛毒』状態を回復する



名前:解毒低級HPポーション

レア度:2

品質:E

効果:使用するとHPを40回復し、『毒』、『猛毒』状態を回復する



名前:解毒低級HPポーション

レア度:2

品質:F

効果:使用するとHPを30回復し、『毒』、『猛毒』状態を回復する



名前:解毒低級HPポーション

レア度:2

品質:E

効果:使用するとHPを40回復し、『毒』、『猛毒』状態を回復する



名前:解毒低級HPポーション

レア度:2

品質:F

効果:使用するとHPを30回復し、『毒』、『猛毒』状態を回復する



名前:解毒低級HPポーション

レア度:2

品質:D

効果:使用するとHPを50回復し、『毒』、『猛毒』状態を回復する




と、このように品質:Dの『エナ草』と品質:Fの『低級HPポーション』を錬成したら確率で品質が高い方の素材までの品質に触れ幅があって、例えば品質:Fと品質:Dの素材を錬成すると品質の触れ幅がF~Dの範囲に成ることが分かった。恐らくこれは錬成のスキルレベルが上がるとより上の品質になる確率も上がると僕は推測した。


といってもこの解毒効果は状態異常にならない僕にとっては無駄なものなのでいつか売ろうと考えて置いておくことにした。僕が使うのは普通のポーションだけだ。で、今回の錬成術の行使によって錬成術のレベルが4まで上昇して、次に何が要素に増えるのか気になる所だ。取り敢えず僕は、まだ現実の時間が14:00位なので暫くはレベル上げとポーション作成に勤しむことにした。その過程で魔物の素材もいくらか手に入れていてそれも錬成術で変形が可能なので時間が余ったらそれで錬成術製の武器や防具を作ろうと思っていた。


この錬成術。僕が思っていたより自由度が高くて何と大体のイメージ。例えば鉄の素材を持っていてそれを剣に錬成しようと思ったら持ち手の部分に足りない素材は自動的にMPで代替されて、MPが足りなければ作れない。そんな仕組みだった。


だから僕は魔物の手に入れた素材で早いけど新しい防具を作ろうと思っていた。勿論、ローブだけどね。




■■■■




初めての錬成術をしてから更に二時間位たった頃。僕はその間、僕の種族限定開始地点である『霊峰』を探索していると、小さな洞窟みたいな所にたどり着いてそこでこんなものを見つけた。その途中で何か仕掛けがかなり一杯あっててこずったけど何とか時間を掛けてたどり着いたんだ。それで、見つけたのがこれ。



名前:龍の意志

レア度:─

品質:─

説明:遥か太古に生きた龍の思念が結晶化したもの、然るべき時に保有していれば道は開かれる(進化用アイテム)(売却、譲渡、紛失不可)



このような、いつの進化で使うのかも分からないような重要なアイテムを開始四時間位で見つけてしまった。



それで、仕掛けの解除にかなり時間を喰ってしまったのでステータス的には余り変動は無かったけど一応。




名前:マキナ

性別:男

種族:龍種ドラゴニア

称号:無し


ステータス


lv. 8

HP  170

MP  170

体力 17(+1)

筋力 17(+1)

魔力 30(+2)

器用 24

敏捷 8(+1)

耐性 17

特殊 8


残りSP:4



スキル


種族固有:(人化lv.─)、(飛行lv.3)、(ブレスlv.5)、(龍の鱗lv.4)


通常:(刀術lv.5)、(光魔法lv.4)、(闇魔法lv.6)、(鑑定lv.6)、(錬成術lv.4)、(採取lv.4)、(罠解除lv.3)



選択可能:0




これでSPを割り振ってこのようにした




名前:マキナ

性別:男

種族:龍種ドラゴニア

称号:無し


ステータス


lv. 8

HP  170

MP  170

体力 17(+1)

筋力 17(+1)

魔力 32(+2)

器用 26

敏捷 8(+1)

耐性 17

特殊 8


残りSP:0



スキル


種族固有:(人化lv.─)、(飛行lv.3)、(ブレスlv.5)、(龍の鱗lv.4)


通常:(刀術lv.5)、(光魔法lv.4)、(闇魔法lv.6)、(鑑定lv.6)、(錬成術lv.4)、(採取lv.4)、(罠解除lv.3)



選択可能:0





それぞれ魔力と器用に2ずつ振った。罠解除のスキルは恐らくあの洞窟で色々仕掛けの解除をしていたからだと思う。


で、スキルのレベルアップに伴って使える技能が増えた。


ブレス:現在使用可能 (ファイアブレス)、(ウォーターレーザー)


刀術:現在使用可能 (一閃)、(連戟)



それぞれを詳しく鑑定すると



ウォーターレーザー:MPを10消費して強力な直線方向に水属性の攻撃を行う


連戟:刀で相手に高速の2連撃を与える(クールタイム10秒)




このような攻撃だった。


多分だけどこの『霊峰』では終わったので次は遂に町を目指そうと思う。出来ればレベルを10に上げて。



僕はそう決めつつ取り敢えず錬成術で防具を作るのを準備した。





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