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archive ― タイプ種別

 マザー主導により生産された製品はタイプにより種別を分けられている。


 第1世代


【タイプΔ(delta デルタ)】

 汎用型アンドロイド。

 アンドロイドの中では最も機体数が多い。

 コアネットワークに接続していなければ人型を模した装置、機械と大差はない。


【タイプΕ(epsilon イプシロン)】

 機能性付加型アンドロイド。

 タイプΔをベースに脚部、腕部、頭部、要望に応じて上半身、下半身をアタッチメント化し、過酷な環境でも活動が可能となったロボット。

 かろうじて人型と言えるが、中にはアンドロイドと称して良いか疑問が残る個体もある。


【タイプΖ(zeta ゼータ)】

 動物型ロボット。

 ピグミーウイルスにより絶滅した哺乳類、鳥類、爬虫類、両生類、魚類を模したロボット。

 環境保全の為、過去に残されたデータベースを基に各生物の行動を模している物が多い。


【タイプΗ(eta イータ)】

 虫型ロボット。

 ピグミーウイルスにより絶滅した昆虫を模したロボット。

 環境保全の為、過去に残されたデータベースを基に各昆虫の行動を模している物が多く、植物型生命体の殲滅もタイプHが行っており、活動している個体数は最も多い。 



 第2世代


 第2世代は、人類の帰還、復活に備えタイプΔよりもより人間に近い形を想定して製造された。

 個体に思考・感情機能を持たせた事により、環境に合わせた独断での行動が可能となっている。

 尚、コアネットワークへは定期的な同期が必要となっている。


【タイプΘ(theta シータ)】

 成人女性型アンドロイド。


【タイプΙ(iota イオタ)】

 成人男性型アンドロイド。


【タイプΚ(kappa カッパ)】

 壮年男性型アンドロイド。


【タイプΛ(lambda ラムダ)】

 壮年女性型アンドロイド。


【タイプΜ(mu ミュー)】

 少年型アンドロイド。


【タイプΝ(nu ニュー)】

 少女型アンドロイド。

 タイプΝには自我に目覚めた『始祖』と呼ばれる個体があった。



 第3世代


 第3世代は、第2世代に目覚めた自我を個体に確立させる事を目的として開発された為、タイプNの始祖の行動を基に改良版として開発されたタイプΞを中心とした構成となっている。

 コアネットワークへの同期は必要としておらず、各アンドロイドの判断に一任されている。


【タイプΞ(xi クシー)】

 少女型アンドロイド。

 タイプΝの改良版。


【タイプΟ(omicron オミクロン)】

 父親型アンドロイド。


【タイプΠ(pi パイ)】

 母親型アンドロイド



 第4世代


 第4世代は、前代により確立した自我、自意識に基づき人間らしさの追及を目的に開発された。

 特徴としてバイオロイドとしての取り組みを行っており機械的な行動の制限がある。また同タイプであっても見た目、機能に個体差が生じるように調整されている。

 コアネットワークへの同期は、各アンドロイドの判断に一任されている。

 また、今世代から無線機能についてはクリニックでのアクティベーションを必要としている。


【タイプΡ(rho ロー)】

 成人男性型アンドロイド。


【タイプΣ(sigma シグマ)】

 成人女性型アンドロイド。


【タイプΤ(tau タウ)】

 少年型アンドロイド。


【タイプΥ(upsilon ウプシロン)】

 少女型アンドロイド。



 第5世代


 第3世代での環境による自我の変化、第4世代での個体差による自我の変化データを基にプロトタイプの生産が進められている。

 今世代にて、アンドロイドとしての一つの完成に至るとマザーは確信している――

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