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episode:004 食料の確保

船内の探索を開始したミライだったが、空腹にさいなまれる。

どこかで食料を調達しなければならない・・

どこまでも続くかと思われる通路をひたすらに歩いた。

 左右には自動開閉の扉があるのだが、その殆どが開かなかったり、開いても誰もいなかったりとしている。

 私のいた部屋はコールドスリープのための部屋だった、故に居住空間というものは存在しない。

 200年という時間が経過している割には、通路に劣化の形跡を見つけることはできなかった。


「・・・お腹すいた」


 空腹を感じその場に立ち尽くす。

 考えてみれば、これから先の食料を確保しなければならないのだ。


「うさちゃん、データバンクをサーチ。食料生産施設はどの辺なの?」


 地図データは消えているようだが、歩いている間にデータの収集を行えているかもしれない。

 わずかな希望だったが、今はそれにすがるしかない。


「地図データは未だ検索中です。

 しかし、有機物生産施設とおぼしきデータを発見しました。

 すぐ近くです。施設は稼働しています」


 うさちゃん報告に、心が軽くなるのが分かった。施設が稼働しているのであれば、食料が手に入るかもしれない。

 200年前の施設がうまく機能してるがどうか。

 わずかな望みではあったが、今は少しでも動くことが先決だと思った。

 じっとしているだけでは、何も解決しないからだ。


■有機物

 化学的には、有機物とは炭素元素が原子結合の中核となる物の事であり、生命は有機物を取り込むことによって生命活動を維持することができる。宇宙空間において、有機物は有限であり、水や酸素と同じく同一空間内において循環させることによって生命活動の源とすることが重要となってくる。


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