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あ
…と、こういうわけだ。権兵衛どんが讃えられるのも、まあ無理ない話だ。接吻されてもおかしくなかろう?花さんはもうあんまり嬉しかったんだものなあ。権兵衛どんは泣いていたそうだ。権兵衛どんが花さんを好きなわけ、それは、花さんが権兵衛どんを好きなのと同じで、互いに思いやれるからなんだなあ。おい、聞いてるかい?なんだ、寝てやがる。それからは、権兵衛どんと花さんは結婚して、仲の良い夫婦になっただぞ。その二人の血が、わしにもお前にもきちんと流れているんだ。いつか、きっとわかるさ。そうしてまた自分の子に教えるだぞ。




