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俺理論  作者: 記角
3/6

第3説 人の欲と生存本能

 俺が思うに、人間は欲でできていると思う。

何をするにも、あれがしたい、それがしたい。

あれはいや、これはいや。


 では、人から欲をなくせばどうなるか。


それはきっと、ただ命令を受けるだけの機械に等しい存在となるだろう。

食べ物を渡さなければフツーに餓死するし、目の前においても、命令がなければ何もしないだろう。


 非常に面倒くさい。


 かといって、それは生存するために必要な要素であるゆえに、人間等というものを作った神様的な何かは、その欲をある程度残した。

神様的な何かにとって、欲とは利用価値のある存在であるからだ。

タバコやら麻薬やらがその面をよく象徴しているように思える。


 そこで七つの大罪という、神様的な何かにある程度抗うことのできる枷を用意した。


しかしそれは全能ではない。

全能であるものなど、現在の我々には、理解しがたい矛盾であると思うのだよ。


 欲による破滅をある程度回避するための策でしかない。


かといって、意味の無いものではないだろう。

 人の、いや、全生物を育てるのは、欲、強いて言うなら恐怖心だ。

恐怖心があるからこそ、生存するための欲が生まれる。


恐怖心こそが、生命活動の根元とも言えるわけだ。


欲はありすぎれば破滅するし、無さすぎても破滅する。


非常に面倒くさいが、そのバランスを俺たちは保ちながら生きるしかないと思う。

違うと思うならば、その意見を聞かせてほしいかな。

納得するものを頼むよ。


 これもひとつの欲である。


人は欲がなければ動かない。

自由意思を持っていたとしても、それに欲がなければ同じことだと俺は思う。


 これが俺の見つけた『人の欲について』の考えである。

 

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