第2説 空間進行現象が停滞する
前説に『空間進行現象が停滞する』とあったのを覚えているだろうか。
今回はそれを説明しようと思う。
空間進行現象が停滞する。
そもそも、空間進行現象とはなんなのか。
わからないのは当然だ。俺が作った造語だからな。
空間とは、まぁ、時間と共に世界を成立させる基本形式。
物質が存在し、緒現象が生起する場のことを表す訳だな。
その空間内に起こる現象が継続する現象のことを、空間進行現象と呼ぶことにしている。
本当はもっと違う言葉で表されていたりするかもしれないから、一応ここではそういうこととする。
それで、だ。
この状態が停止、停滞すると、お前らの言う所の時間が止まる現象が発生する。
お前らの言うそれは、実際は空間の流れが止まっている状態を指しているわけだ。
こう考えてくれれば分かりやすいかな。
空間とは、水流のある川のようなものだ、あるいは、風の流れる空のようなものだと思えばいい。
空間の流れが止まるとはつまり、水流のある川の水を汲み取ったバケツの中の凪いだ水面のようなものだったり、あるいは全く風の流れがない、流動体が存在しない空間のようなものだと思えば簡単だろう。
これが、俺の見つけた『空間が止まるとはどういうことか』という思考実験結果である。