1日目──姉妹校だから
「────と、いうことから分かるように、最近の若者は────」
高い天井を有する体育館にスピーカーをとおして、しわがれた声が響き渡る。
正直にいうと耳障りだ。
壇上でしゃべっているのは、この学校の校長だ。朝の集会で校長がしゃべるのは、当たり前だが‥‥‥流石に一時間も喋られると、めんどくさくなってくる。
しかも、朝という時間も手伝って次々にか弱い女子生徒たちが貧血で倒れている。
生徒たちは貧血で倒れてるが、校長の言葉で魂を刈り取られてるようにしかみえないな。
つか、校長なんで生徒倒れていってるのに、無視してんの?校長以外の先生みんなパニック状態なのに!
「───ですがね、ミカンというのは───」
どっからその話しにいったんだよ!若者からミカンにいくとか‥
「───っと、長くはなしすぎました。では、コレで集会を終わり──」
「まてぃ!」
「‥‥あぁ、そうでした。本日から、姉妹校の‥‥姉妹校の‥‥ゴホン──からきた交換生徒の‥‥生徒の‥‥──」
何だよ‥あの校長‥俺の個人名はともかく姉妹校の名前すら忘れてやがる‥
「──金髪君!自己紹介をお願いするよ!」
─────なんだ、あいつ‥人のこというにことかいて‥‥‥金髪君だと?
さすがにこれにはむかついて、俺は立ち上がった。そして、そのまま壇上まで歩いてく。
校長の隣まで、歩いていき‥校長の頬めがけて、渾身の右ストレートをぶちあてた。
校長は、殴られたところからまんがのように吹っ飛んでいった。そのまま壁にぶち当たり、動かなくなった‥‥
時間が止まったかと思うぐらい静かになった。
あぁ、こりゃもう終わったな。確実に退学だ
───そう思ったのもつかの間、蒸し暑い体育館に歓声が響き渡った。
『ありがとう!どんだけ話するんだよと思ってたんだ』
『『『『『『『『俺も!』』』』』』』』
『『『『『『『『私も』』』』』』』」』
誰がなげているのかわからないが、花吹雪まで‥‥‥
教授たちも喜んでいるし───これは、退学ところが問題にすらないかも?
何事もなかったかのように、挨拶をしとこ‥
「はじめまして、俺は姉妹校で行われている生徒交換の一人目の────」
これがなんとも騒がしい学校生活の始まりだった────




