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ロマン開始の前座だ

「なんだったのですか?先ほどのあの人格は」

羅刹が起きて来てくれたので私たちは外に出て来た。

かなり時間が経っていたのかすでに夜になっていたようだ。

辺りは暗く、一応モンスターも凶暴化しているらしいのでここは一旦帰ることにした。

「それについては一旦帰ってから話そうか」

私はそう言って亜空間を生成して中に入った。

羅刹も躊躇なく入って来てくれたようだ。

「貴方は作者だったのですね。それは強いはずです」

「なんだ、作者の存在を知っていたのか」

破雪はそう言いながら家の中に羅刹を招待した。

中に入れてとりあえず飯を食べるようだ。

羅刹には少し待っててもらって破雪は準備をした。

簡易的な飯なため早めに完成して二人で食べはじめた。

「なかなかに美味い飯でしょ?私の超好きな料理だよ」

「確かに美味しいですよ。ご飯が進みます」

飯を食って炭酸水を飲んで風呂も入っていよいよ話すようだ。

「じゃあそろそろ話そうか。私のスキルというか能力についてかな」

破雪は羅刹の方を向いた。

「まあまずはどう言ったものなのかだよね。あれの内容は簡単で難しいんだけどまあ簡易的に表現するのだとしたらもう一つの人格でありもう一つの生命体といった感じかな。まあこれが一番簡単な表現方法だよ。ここから詳しく話そうか。まずはあの状態になった時にどのような効果があるのか。わかりやすいのは身体能力の急激向上と技術力の向上だね。素の状態の私よりも格段に身体の扱いが上手くなるってことだね。あとは一人称の変化があるけどこれは一旦置いておくね。わかりにくいものとすれば殴り方とか歩き方とかが変わることだね。まあこれぐらいだったら人格変化現象として理解自体はできるんだよ。問題はここからだよ。最初に言った生命体って奴だね。こいつを発現させているときの私は思考以外の制御ができないんだ。まあこいつは反射のように脊髄で動いたりしないから基本的にはいいんだけどね。こいつが動いている時は私は何も意識しなくても動くし逆に意識しないと動かない。もはや夢を見ている感じだね。だから最初に人格であり生命体って言ったんだよ。まあどんどんゆっくり解明していけばいいんだけどね。ちなみに発動自体は自由にできるし解除もできるよ」

少し内容が不可解で説明足らずでなんなら私が解説したいぐらいだけど羅刹は思ったより頭が回るようだ。

しかし流石にカラクリまでは気づけなかったらしい。

この後は明日の予定を少し立てて二人は寝た。

というわけで破雪が亜空間に来ている時のみは私が描写を担当するからよろしくね。

では次の日へどうぞ。




「そういえばその格好で大丈夫なの?」

私たちはすでにギルドに向かっているぞ。

「大丈夫ですよ。一応昔に作者になんか寿命の概念を破壊されましたから多分バレないはずですね」

どうやら昔あった作者に施されたらしい。

まあ飛び抜けて強い奴は大体作者からの干渉が入るし仕方ないところだがな。

そんなこんなでギルドについて一応昨日の報告をしていくぞ。

「こんにちは。遅れちゃったけど昨日の報告をしに来たよー」

どうやら昨日来なかった時点で既に死んだものと思われていたらしい。

全く失礼な話ではあるのだがな。

「よくご無事でしたね!?昨日あの辺りで轟音があったり地震が発生したりしていたのでてっきり死んだものかと…」

「ふっふっふ、その程度は私のロマンによって発生したものだから問題なんだなこれが」

周りの人もこっちを見ているようだ。

まあ一眼なんか最初から気にしていないからどうでもいいんだけどな。

「そういえばそちらの方は誰なのでしょうか?初めてお目にかかるのですが」

どうやら羅刹が気になるらしい。

「初めまして。私はただのもの好きな魔法使える人です。まああまりお気になさらず」

やはり実力や本当の情報は隠しておいてくれるらしい。

幸い今の所私がイレギュラー新人としてクエスト達成をしているから問題はないだろう。

「そうなのですか。あ、そうそう情報を提供お願いできますか?」

ここからは研究者の存在を隠してほとんどは話した感じだな。

まあ一応ここから調査が入る感じだったから私の探索不足って言い訳が通用するし問題ないだろう。

あまり時間も取られず一旦業務が終了したためとりあえず近場の人気が少ないところへと逃げた。

「そういえばこの世界は魔法を使えるやつがそこそこいるけど私は使えたりしないのか?」

身体強化などがあるから私にとっては無視できないものだ。

「そうですね…無理です。最初に魔法を使用する役職についていれば可能性はあったのですがそれだと意味がないですからね」

やはりズルはせずに己の肉体を鍛え抜くしかないようだ。

「貴方は道具を使用したりはしないのですか。ほら刀とか銃とか」

「使わないね。確かに持たされたら戦える自信はあるんだけどそれだと自身の思いを欺いてしまうから使わないよ」

刀や銃は本気でかけている人が使うからこその真価を発揮するものだ。

無論それらに限らず自身のロマン全てに言えることだがな。

要はこれと決めたらこれって感じでいけってことだ。

「確かにそうですね。それはそうとこの後はどうするのですか?」

まあ何も言わずにここまで来たのだからその疑問は当然だろう。

「よくぞ聞いてくれた。一応クエストを二つ受けたんだけどそれでこの世界のバワーレベルと一般人の認識が把握できたからこっからは特訓だよ。魔王を殴り殺す。そしてロマンを見せつける。それが今の目標だからね。そうと決まれば話は早いよね?羅刹」

こんなにわかりずらい文章ですら読み解いてくれそうだ。

「そうですね…ではとっておきの場所に案内しましょう」

流石は羅刹だ。

私はルンルン気分で羅刹についていった。




「つきましたよ」

崖についた羅刹はそんなことをいった。

まあそんなくだらないことはしないはずだから私は崖の下を見下ろした。

見た感じ強固な魔法陣がありそこからモンスターが出現しているようだ。

「あれは何かな?」

「あれは昔に魔王が何年かかけて作り出した魔物無限製造機ですよ。一応限度が決められていますがそれに引っかからない限り一生でてきますよ。キツくなったら合図をお願いしますね」

もはや相棒並みに頼もしいぜ。

私は高さ15mはあるであろう崖から飛び立った。

「アイ、キャン、フラーーーーーーイ!!!!!!」

一生に一度は言いたかったセリフを叫びながらエネルギーの進行方向を調整しつつ地面に接近した。

着地の寸前に衝撃が一直線を障害なく通り抜けられるように脱力をしてさらに着地時の脳震盪を防ぐために一直線上から頭を外して地面に触れた。

ズドーーーーーン!!!

着地成功だ。

足を引っこ抜いて即座に気配を探りはじめた。

どうやらパーティが始まりそうだぜ。

全てのモンスターからの敵意を感じながらにやけて叫んだ。

「お前らのロマンを見せてみやがれーーー!!!!」

「グオォォォ!!!」

私の気持ちの答えてくれているのか雄叫びを上げながら突撃してきてくれた。

さあ戦闘の開始だ!

こんにちは雪梛です。

結構中途半端というかのところで終わってしまいましてなんかすみません。

こっからは私用というか学校行事というかで更新が遅れてしまいます…

まあ詳しくはまたノートの方を更新する際にお知らせいたします。

ではまた次回お会いしましょう!

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