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初恋というのは、早々に忘れ難く

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

自分でも何書いてるか分かりませんが、今日に縋りつきたいです。

初恋というのは、早々に忘れ難く、そして何より、其れを超えるものでは無いと、常々分からされるものである。其れは何も、人間だけに限った事では無いのだが。

貴方はその純喫茶のカウンターに腰掛けて、黙って珈琲を嗜んでいた。人より長い座高下げるように猫背にしならせ、湾曲したテーブルの窪みに肘を引っ掛けて、静かに読書をしていた。

切れ長な視線が文字を追う度に、惹き付けられた事を覚えている。

「初恋、なんだ」

彼は徐に顔を上げて、静かにそう呟いた。切れ長な目が私を捉えて離さない。私は其れに雁字搦めになりながら、静かに見詰め返した。

「君は週末、午前一時にこの場所を訪れて、静かにケーキと珈琲を嗜んでいた。何処か草臥れた様な顔をして、マスターの動きを目で追って、躍動感溢れるクラシックに耳をそば立てていた。そんな君に目を奪われた」

「貴方、詩人だったの?」

そう切り返すと、彼は鷹揚に笑って視線を逸らした。僅かに頬が赤いのは、何もこの柔らかな照明がそうさせている訳ではないだろう。

「僕は、誰より傲慢で、人一倍ませていたから、なおのこと。静かな人が好きなんだ」

そんな風に卑下しないで欲しい。貴方が物静かで落ち着いているのは、変えようがない事実なのだから。私は僅かに口角を上げると、静かに吐息を漏らした。

「奇遇ね、私もよ」

だからこうして、互いが互いにこの場所で珈琲を嗜んでいるのだけど。

この場所は私にとって初恋で、永遠で、これを超える物は早々ないと、自分でも思っている場所。そう、貴方の様に。

「初恋というのは、早々に忘れ難く、永遠を伴うもの。他の誰かと出会って添い遂げても、その一番最初、という事実は誰にも覆せない。だからこそ特別だとも言うけれど」

此処の珈琲は飲む事に苦味が増す。けれども後味である甘みも増す。酸味が増すところが殆どなのに、此処だけは例外的に。そこが魅力でもある。

「その言葉、とても苦い。でも初恋の相手からしたら、どうしようもなく甘い」

「そう、貴方の様に」

そうして暫くこの空間に居座ってから外に出た。口腔は甘さを残していた。

自分でも何書いてるのか分からないので、頑張ります。


分かっているのは、互いが互いに一目惚れで、初恋というところかと。


でも付き合う前に色々ありそうな。

ただばったり会っただけの名も知らぬ人に、ナンパ掛けて嫌われるぐらいなら、今そこそこ良い感じの人と付き合った方が良い。

みたいな過去が互いにありそうな。


でも結局、諦め切れずに付き合ったみたいですね。

「その言葉、とても苦い。でも初恋の相手からしたら、どうしようもなく甘い」

というところからもお分かり。


他に好きな人が出来たからって、ぶった切られた相手は苦い。

けどもお互い初恋の相手からしたら、殺し文句だよね。という様な。


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