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「えへへ。それでそれの何が問題なの?」


 さもどうでも良さそうに涼夏は質問を投げかけた。


『何って……貴方はいいの?悠太くんが麗奈さんのものになっても』


「うーん。それを決めるのは悠くんだけど。私は別にいいよ」


『え!?貴方も悠太君に好意を向けていたのではなくて?』


「もちろん!悠くんの事は好きだよー。でもあの2人ってめっちゃお似合いじゃない?悠くんだって顔に麗奈さんLoveって書いてあるじゃん?それに」


そこで一旦言葉を区切る。彼女の顔も心も声色も優しさに満ちていた。


「奥さんは1人じゃなくてもいいっしょ!」


『日本の法律で1人って決められているのよ』


「じゃあ海外に移住すればいい!」


 『貴女って本当に楽天的というかアホというか涼夏らしいわね』


「そうだよー。あの2人ずっと一緒にいるって約束に涼夏ちゃんも加えて貰うのだ!ふへへ。どうせ悠くんと麗奈さんだけじゃまともに生活できないから!」


 悠太は料理ができるが麗奈は壊滅的なまでに料理が出来ない。必然的に家事の分担は悠太に偏る。彼女はこの事を言っていた。


『彼には会社を継ぐって役割もあるものねえ』


「そそ!だから私が料理を担当してあげれば良いのです!いい考えでしょ?」


『家事手伝いを雇えばいいのでは?』


「そう言うのお金かかるじゃーん?涼夏ちゃんなら無料だよ!可愛いし悠くんの事はなんでも知ってるから不測の事態にも対応できるからね!麗奈さんのこともある程度わかるよ!」


『貴女の場合。食事代だけでお手伝いさんを2人くらい雇える気がするのだけど』


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