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扇風機投入

「ねえ、紺乃? そろそろ、これが必要ではないでしょうか」

 双子の姉妹である藍乃が、やけにもったいぶった様子で持ってきたのは扇風機だった。確かに最近彼女は暑いだなんだと騒いでいた気がする。

「そうだね。暑いしね」

「場所は去年と同じ場所でいいかな」

「いいよ」

 藍は扇風機を2人のベッドの間においてスイッチをつけた。一気に埃が舞い上がり、私は慌てて部屋の窓を開ける。

「あらー」

「掃除しなかったの?」

「しなかった……」

 しょんぼりする藍を尻目にハンディモップを持ってきて彼女に渡し、私は部屋に掃除機をかける。ふと気がついてエアコンの上に掃除機を伸ばすと、そちらも埃まみれだ。さらに気がついたのでエアコンを開けると中も同じく。

「よし、大掃除をしよう」

「えー、面倒」

「あと2時間くらいで母さんが帰ってくるから、アイスを買ってきてもらおう。そんで、それまでに掃除をしよう」

「……しょうがないなあ」

 母にアイスを頼むメッセージを送って、いざ掃除である。

 掃除は高いところから、ということで、まずはエアコンの上や照明のカバーなんかに掃除機をかける。窓を拭いて掃除機をかけてコロコロをして。

「やばい、汚い」

「終わったら風呂に入ろうか……」

 2人であまりの汚さに愕然とする。おかしい。年末の大掃除のときもこれくらい汚かったから頑張って掃除をしたのに。ってもう半年前だもんね。汚くもなりますね。

 そうこうしているうちになんとか部屋は綺麗になり、風呂を沸かしていると母が帰ってきた。

「なんで掃除?」

「扇風機出したら埃まみれで、そのついで」

「なるほど。それ、明日の小テストからの現実逃避でしょ」

 さすが、お母様。全部バレていたようだ。

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