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短編集

デモテープ

 空気を読めって、よく言われるよな。協調性を持てとか、人に迷惑をかけるなとかさ。その度にいらいらする。お前は何様だ、なんの権利があって俺の生き方に口を出してる、そう思うわけだ。ここに来たやつの中にもいるんじゃないか?


 俺たちは自由を求めてる。自由になろうとしている。そうだろ?


 だがな、口先だけの奴ってのも多い。この世界は窮屈だ、社会が俺を束縛している、俺は俺らしく生きたい。そう言うわりに、全然変わろうとしない奴がいる。なぜだろうな。俺は知ってるぜ。


 規則に縛られるってのはな、結構楽なことなんだ。自由を抑圧された方が楽なのさ。自分で考えずにすむ。責任を負わなくていい。それに慣れると、自由になるのが怖くなる。なにか未知の世界に飛び込むように思っちまう。しまいにゃ、そんな自分を肯定しだす。そんな人間であふれているのがこの国だ。なにもそれが悪いって言ってるわけじゃない。


 だがそれでいいのか?


 それでいいのかお前ら?「みんな」と同じでいいのか?夢を諦めていいのか?理想を追わなくていいのか?


 お前の中で誰かが叫んでないか?胸に何かが渦巻いていないか?焦燥を感じないか?お前の中のお前の叫び声に耳を塞いでないか?


 今から俺たちがお前らの解放を手伝ってやる。お前たちと一緒に叫んでやる。自分を変えたいと思ってきただろう?今日、今がその時だ。


 目隠しを外せ。耳栓を取れ。マスクを燃やせ。


 目を見開け。口を開け。心を開け。


 立ち上がれ。さらけ出せ。声を上げろ。さあ叫べ!!!


『Be you!!! 俺たちは自由だ!!!』


 愛してるぜお前ら!一曲目、「パブリックキラー」!!!


     ― ロックバンド Public KILLER 初のドーム公演でのMC

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― 新着の感想 ―
[良い点] なんか燃えますね。
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