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黄色い線の外側で  作者: 結城
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わけでは無い

学校がだるいわけではない。

勉強がだるいわけでもなく、周りの人が嫌なわけでもない。

ただ一人がいい。

そんな俺にも幼馴染の友達がいる。

佐藤 響斗。こいつは俺とは性格は真逆。

クラスに馴染み友達も多い。

べつに羨ましくはない。響斗がいればいい。


「圭祐〜。起きてんのか〜」

モーニングコール。これが無ければ俺は遅刻魔になっている。響斗は俺の家に普通に入ってくる。家族も普通に朝食を出す。俺には兄弟がいないので親も嬉しいのだと思う。

響斗は幼くして両親を亡くし、親戚の家で暮らしていた。その親戚も仕事でほとんど家にいない。なのでよく..いやほぼ毎日、朝食に夕食、風呂に入っていく。

そのくらい家族の仲間に入っている。

そんな響斗とも何度か喧嘩をしている。

まあ兄弟喧嘩みたいなもので仲直りも早かった。喧嘩した時は一瞬焦るが響斗は少し経てば何事も無かった顔をして戻ってくる。


春休みが終わり高校3年になった。

まあクラスメイトは変わらず正直あまり実感がわかない。

俺と響斗は成績が悪いわけではない。

むしろいい方で先生たちからは大学への進学を勧められている。だが進学する気は全くなく響斗と毎日遊びほうけている。

響斗には彼女がいる。品坂 このみ。

彼女は可愛い。多分学校で一番だと思う。響斗は彼女ができたからといって俺との関係を変えるつもりはないらしい。

正直彼女に申し訳ない。

彼女は週に3度は響斗の家に行き夕飯を作っている。この前一緒に食べさせてもらったが死ぬほどうまかった。料亭か?

そんなこんなで1学期も半分が終わりジメジメした季節になっていた。

俺はこの季節は嫌いなわけでは無い。

けど雨、もう少し手加減してほしい。

昔っから癖っ毛な上に髪が細いので湿気で髪に強制パーマをかけられる。

まあ抵抗するつもりもないけど。

彼女の一人でもで出来れば気にするのかな?まあ一人でいいんだけど。


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