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魔宝石物語  作者: かうる
魔女と塔の騎士団
236/497

理不尽な要求

※東の塔の騎士団編※

 

「えっ⁉︎王都から呼び出し?」

「そう」

「どうして?」

「さあ?」


 この日、騎士団の執務室に呼ばれたリュゼは、ルーデルス団長から手紙をーー命令通達を受けた。それには『塔の魔女』専属護衛リュゼを王都へ召還する旨が記してあったのだ。


「これは、アルヴァンド宰相様のご指示ですか?」


 アーリアの質問に答えたのはアーネスト副団長だった。


「違います」

「アーネスト様は何か事情をご存知なのですか?」

「いいえ。ただ、呼び出した者の事は知っています」


 アーネスト副団長からもたらされた情報によると、専属護衛リュゼを呼び出したのはハーベスト侯爵だという。軍務省に在籍している貴族で、軍務省長官エルラジアン侯爵に次いで軍務で実権を握る官僚だという。

 そのような人物にはアーリアとリュゼの双方ともに心当たりがなく、二人揃って首を傾げていると、アーネスト副団長は苦笑しながら二人とハーベスト侯爵との繋がりを教えてくれた。それはおよそ三週間前、騎士団から更迭された騎士についてだった。アーリアの存在に散々イチャモンをつけた挙句、『自分の屋敷に迎えてやっても良い』と口説いてきた若手騎士。かの騎士の縁者がハーベスト侯爵であった。


「えーと……?彼はご実家にお帰りになったのでは?」

「ええ。あの者を含めこの騎士団に相応しくない騎士は全て、実家に帰って頂きましたよ」

「じゃあ、何故……?」


 騎士団では若手騎士を中心とした綱紀粛正が行われた。丁度、視察でこの地を訪れていたウィリアム殿下の御出馬によって、不合格と見なされた騎士たちは三行半みくだりはんを突きつけられ、実家へと送還されたのは記憶に新しい。


「名誉毀損で訴えているのですよ」

「名誉毀損?」

「ハハァン!どーせ、平民出の騎士に侮られたトカ何とかデショ?」

「リュゼ殿、ご名答です」


 馬鹿馬鹿しい!と嘲笑できればどれほど良いか。しかし、悲しいかな、それが罷り通るのが貴族世界なのだ。身分を傘にきて権力を振りかざし物を言う。そんな三流貴族のなんと多い事か。法治国家と名を馳せるシスティナに於いてもまだまだ、その様な思考の持ち主が蔓延はびこっているのだから、王族や貴族、そして官吏・官僚内に頭痛の種は尽きない。


「あれ?ウィリアム殿下のご命令でもあるとお聞きましたが……?」

「ええ。我々が不適合者だと判断し、殿下が判決を出されました」


 アーネスト副団長の補足説明にアーリアは小さく顎を引く。


「私を恨むのは良いです。でも、リュゼが逆恨みされる理由がどこにあるのですか?」


 アーリアは静かに激昂していた。声音はそのまま、眉をキッと吊り上げるアーリアの瞳の色がユラユラと揺らめき、その色を徐々に真紅へと染め上げていく。『東の塔』の管理者として相応しくないと思われたのは自分であり、若手騎士の不満を買ったのも自分たのだ。にも関わらず、何故、自分の護衛騎士リュゼが逆恨みされねばならないのか、とアーリアの瞳は語っていた。

 

「アーリア殿のお怒りも最も。だが、それが貴族のやり方なのだ」

「ルーデルス様……」


 アーリアの怒りを宥めるように、ルーデルス団長はその巨体に似合わぬ柔らかな物腰で語りかけた。


「ハーベスト侯爵もバカではない。今、アーリア殿を『東の塔』の管理者から解任するのはマズイと分かっているのだ。だから……」

「だからって……!」


 ルーデルス団長もアーリアを苦しめたくて説明しているのではない。団長もまた、アーリアの精神を苦しめるやり方を取ってきたハーベスト侯爵に対して、強い怒りを抱いていた。


「私、アルヴァンド公爵様に相談します!」


 アーリアは耳飾りに模した魔宝具に手をかけた。それを制したのは意外にもリュゼだった。


「アーリア、そこまでしなくていいよ」

「リュゼ、何で止めるの⁉︎」

「止めてないよ。あ〜〜、実はさ、さっきから宰相様に連絡を繋いでる状態なんだよね?」


 事も投げに話すリュゼの顔に、一同の視線が集まった。視線を集めたリュゼは小さく肩を竦めるのみ。貴族官僚の頂点に在わすお方を軽く呼び出すという暴挙に対して、全く悪びれてなどいなかった。

 リュゼとしては自分の雇用主に連絡相談するのは当然であり、雇用主が宰相という立場なら尚更、自分には事情説明を受ける権利があると思っていたからだ。

 リュゼから「話す?」と聞かれたアーリアはすぐさま頷いて、リュゼの手から《通話》の魔宝具を受け取った。


「ルイス様、ですか?」

『アーリアか?話は団長より聞いたようだね?』


 耳に当てた魔宝具《鳥》から耳心地の良いテノールの声が聞こえてきた。それは間違いなくアルヴァンド公爵ルイスの声音であった。


「はい。それでルイス様にご相談がありまして……。ルイス様、リュゼが王都へ行く必要が本当にあるのですか?」


 アーリアは前置きをすっ飛ばして、まず結論から述べた。その態度は普段のアーリアならあり得ない態度であり、どれだけアーリアが焦りを抱いているのかが周囲の者からも読み取れる一幕であった。

 魔宝具の向こうに座すアルヴァンド公爵ルイスもアーリアのその態度には、普段変えぬ表情を僅かに動かしたほどであった。アルヴァンド公爵は深い嘆息と共に本音を吐露した。


『その事だが……アーリア、軍務省も一枚岩ではないのだ。そして政界も……』

「でも、リュゼはルイス様が……宰相様がお決めになった専属護衛です。今更否を言えるものなのですか?しかも、ハーベスト侯爵家に連なる騎士が更迭されたのは本人の勤務態度が原因。加えて、決定を下されたのはウィリアム殿下です。なのに……」

『ああ、全くその通りだ。本来なら、ハーベスト侯爵如きがとやかく言える筈がないのだ』

「それなら何故……⁉︎」

『先ほども言ったが、軍務も政界も一枚岩ではないのだよ』


 アルヴァンド公爵ルイスが深い溜息を吐く気配が、魔宝具を通しても伝わってきた。


『確かにリュゼは私が独断で決めた君の為の専属護衛だ。これまではそれに否を唱える者などいなかった。何故なら、君の知名度が低かったからだ』

「え?知名度……それってどういう……⁇」

『君が首を傾げる理由は分かる。そもそも、君の立ち位置はずっと変わりがないのだからね』


 アーリアが『東の塔』に《結界》を施してからおよそ二年半。王宮での認知度に違いがあれど、アーリアの立ち位置に何の変わりもない。変わったのは周囲の方なのだ。

 アーリアがシスティナ国に於いて『東の塔の魔女』であると認識され、管理者として再任命されてからおよそ二月ふたつき後。その存在が貴族社会でも認知され出した頃、アーリアは運悪くエステル帝国へと攫われた。それまで前宰相サリアン公爵の行った不正と犯罪の影であまり取り沙汰されて来なかった『東の塔』の存在が、この時始めて明るみに出たのだ。


 元々、『東の塔』の存在はライザタニアとの忌まわしき戦争と共に、政界では腫れ物に触るような扱いだったという。誰もやりたがらない仕事を見知らぬ民間人魔導士が引き受けたという前代未聞の出来事も、政治機関に於いては実に都合のよい、幸運な出来事として処理されてきた。だからこそ、『東の塔の魔女』の正体に薄々勘付いている者たちも皆、これまではその口を噤んでいたのだ。

 しかし、その裏で、一部の政治家たちはその民間人でしかない魔導士の存在を恐れていた。何故ならば、その魔導士は政界の弱みを握ったと言っても過言ではなかったからだ。もし、その魔導士が政界にーー王宮に《結界》をネタに揺すられでもすれば、王宮は魔導士からの要求に全て応えなければならなかったのだ。

 そう考えれば、前宰相サリアン公爵が『東の塔の魔女』とおぼしき魔女を見つけ出し、口を封じようとしていた事は、『王宮を愁う貴族として相応しい行動』だと見えてこなくもない。計算高いサリアン公爵の事だ。魔女アーリアを害した後、『塔の魔女』に相応しい人物を秘密裏に用意していたとしても不思議ではない。


『エステル帝国から帰国後、君の知名度は貴族世界ではうなぎ登りの如く。『東の塔の魔女』としては勿論のこと『システィナの姫』としても、君の価値は一気に跳ね上がった』


 『システィナの姫アリア』を認知させる為の夜会ではなんと、くだんのエステル帝国より皇太子ユークリウス殿下が御出馬なされた。しかも皇太子殿下は偽の姫である筈のアリア姫に対し、『皇太子の寵姫』と言って憚らず、溺愛を見せつける場面まであった。

 それまで傍観を決め込んでいた貴族や、飛び火を恐れて関わりを避けてきた貴族も、この予想外の事態には顔色を変えた。己が先にとばかりに『東の塔の魔女』を取り込もうと動き始めた。


『アーリア。君の休暇に併せ、我々は王都の大掃除に取り掛かった』

「大掃除?」


 アルヴァンド宰相閣下は王命を受け、『システィナの姫アリア』を取り込もうとする貴族たちをふるいにかけ始めた。特に、現王政に不満を持つ貴族を中心にその篩は使用された。


『『東の塔の騎士団』でも綱紀粛正が行われるに至ったそうだね?』

「はい。私がここへ来たから……」


 上部うわべだけ『忠誠心ある騎士』を演じていた貴族子弟。アーリアがアルカードへ来たことで彼らの本性が現れてしまった。


『アーリア、それは違うのだよ。彼らは君を侮ったのではない。君を取り込むように家から指示されていたのだ』

「ーー!」


 アーリアは驚きから眉を上げた。アーリアがさっとリュゼや周囲の騎士たちへと視線を向けると、彼らは一様に表情を硬くしているのみ。どうやら知らぬは自分ばかりなのだと理解し、肩を落とした。


『しかし、君はどの騎士にも靡く事はなかった』


 だから計画を変更せざるを得ず、若手騎士たちはアーリアを潰しにかかった。『手懐けられぬのなら他へ取られる前に潰してしまおう』とは、なんとも貴族的な発想だ。だか、アーリアを潰したその後の事を一切考えていない辺り、底の浅さが見えるというもの。


『システィナの四つの『塔』と『塔』に付随する騎士団の管轄をウィリアム殿下が受け持つ事になった現在いま、『塔の魔女』への介入がより一層厳しくなった』


 ウィリアム殿下がアーリアの後見人になったのも、アーリアをそんな貴族連中から守る為であった。


『だから彼らは、君個人ではなく、君の専属護衛リュゼに目をつけたのだ』

「納得できません!」

『そうだろうとも。私も同じ思いだ。ハーベスト侯爵はね、リュゼを責めると同時に彼を任命した宰相わたしを責め堕とそうとしているのだよ』


 リュゼを専属護衛としてアーリアに充てがったのはアルヴァンド宰相閣下だ。リュゼを専属護衛に任命した当初、サリアン公爵による王位簒奪という事件の方が表立って目立っており、アーリアの存在そのものがそれほど騒がれていなかった。だから、アルヴァンド宰相閣下が独断で護衛をつけた事に対して、とやかく言う貴族はなかった。

 だが、事ここに来て、専属護衛を独断でつけた宰相閣下に対して、文句を言う貴族連中が現れたのだ。その中心人物が軍務省に在籍するハーベスト侯爵だった。

 軍務省は国の軍事の全てに権限を持つ。勿論『東の塔の騎士団』や『東の塔の魔女』の護衛についても。だからこそ、ハーベスト侯爵は『東の塔の魔女』の護衛を独断でつけたアルヴァンド宰相閣下に対して、『越権行為である』と訴えてきたのだ。

 ハーベスト侯爵はアルヴァンド公爵とは真逆の派閥に属している。彼は元々、サリアン公爵の派閥に位置していたのだ。しかし、サリアン公爵の失脚以降、陽の目の当たらない場所へと追いやられていた。


『彼は宰相わたしが気に食わぬのだよ。だから宰相わたしを責めるついでにリュゼを更迭し、自分の息のかかった専属護衛を君につけたいと企んでいるのであろうな』


 嘆息と同時に吐き捨てるかのように言い切ったアルヴァンド公爵。彼がここまで言い切るのだ。それなりの証拠が手元にあるという事なのだろう。

 アーリアはアルヴァンド宰相閣下からの一連の説明には納得せざるを得なかった。しかし、それで気持ちが静まるかというとそうはならない。アーリアは肩をワナワナと震わせると力一杯叫んでいた。


「やっぱり納得できません!リュゼは私の護衛です。何故、そんな理由コトで手放さねばならないんですか⁉︎」


 アーリアの怒りは怒髪天を突いていた。声を張り上げ、目を吊り上げて怒るアーリアのその様子には、リュゼは自分事であるのに他人事のように驚いていた。


 ーこんなに怒ったアーリアを見たの、初めてだー


 アーリアの瞳が感情の高まりを受けて魔力を帯びて、虹色から真紅へと染まっていた。


「私は何があろうとリュゼを手放すつもりはありません!」

『アーリア……』

「ハーベスト侯爵が『東の塔の魔女』の座を返上せよと仰るなら、わたしはーーーー」


「アーリア殿!」

「アーリア様!」


 そこで、流石にそれ以上の発言は看過できないとでも言いたげに、ルーデルス団長とアーネスト副団長が声を上げた。そしてそれはリュゼも同じくし、周囲の緊迫した雰囲気を感じ、興奮して宰相閣下相手にまくし立てるアーリアの肩に手を置いた。


「アーリア、ちょっと落ち着いて!」

「リュゼ、でも……!」

「君の気持ちは本当に嬉しいよ。でもね……」


 リュゼは片眉を下げると、さっと周囲に視線を巡らせた。アーリアもリュゼにつられて顔を上げ、周囲を見渡せば、執務室にいるルーデルス団長を始め、騎士団の上層部に位置する騎士たちが悲痛な面持ちでアーリアを見つめているのが目に留まった。アーリアはそれらの視線を受けてハッと息を飲んだ。


『アーリア。それ以上は、私やウィリアム殿下の為にも言ってくれるな』


 魔宝具から聞こえるアルヴァント宰相閣下の声音からも、アーリアは悲痛を感じた。


「……申し訳、ございません」


 肩を落としたアーリア。冷静さを取り戻した事で瞳の色が次第に元に戻っていく。


『構わない。君の怒りは最もなのだから』


 アルヴァント宰相閣下もまた、アーリアを咎めるつもりはなかった。政治世界のイザコザに巻き込まれているのはアーリアの方なのだ。アーリアの姿勢は一貫していて、当初より少しも変わっていない。

 一部の貴族がいらぬ心配をしているが、アーリアは王宮を脅すつもりなどこれっぽっちもない。それどころか、アーリアは王宮からの依頼を受けて着実に仕事をこなしているではないか。ウィリアム殿下がアーリアを認める所以はアーリアの誠実さと仕事に対する態度が一貫しているからに他ならない。


『……彼らは君に、そしてリュゼに嫉妬しているのやも知れぬな』

「嫉妬……?」

『ハハハ。説明しても、きっと君たちには分からないだろう』


 お互いを敬い慈しみ認め合う魔女アーリア護衛騎士リュゼとの関係に、若手騎士たちは嫉妬心を燃やしたのではないだろうか。そして、アルヴァンド宰相閣下を陥れようとする貴族たちもまた、王からの信頼厚いアルヴァンド公爵に嫉妬したのではないか。故に、貴族子弟とその親との思惑は合致した。それぞれが邪魔者を排除する為に動いた。そう、自分たちがリュゼやアルヴァンド公爵の立場に成り代わる為に……。


『……アーリア。リュゼを王都へ送っては貰えないだろうか?』

「えっ⁉︎」

『心配はいらない。君からリュゼを取り上げたりはしない。ただ、彼らと少しばかり話をつけるだけだ』

「でも……」

『大丈夫だ。君が彼をどれだけ大切に想っているかを私はーーウィリアム殿下もご存知なのだから』


 ウィリアム殿下は平民出身だからといって、有能な護衛騎士を蔑ろにするお方ではない。殿下は実力主義者で有名であり、現に殿下の派閥には有能な者ならばどの地位にある貴族に関わらず登用していた。加えて、ウィリアム殿下はエステル帝国でただ一人のシスティナの護衛騎士として、見事、アーリアを守りきったリュゼを『信頼のおける者』だと認識しているのだ。その殿下が、自ら『可愛い妹』と公言するアーリアから信頼する騎士を取り上げる訳がない。


『アーリア、君は知らないかもしれないが、君の味方は王宮にも多く存在するのだよ』

「そう、なのですか?」

『ああ。きっと陛下もアーリアの味方をなさってくださるだろう』


 アーリアを影から守護するのは騎士だけに留まらない。アーリアが『東の塔』に《結界》を施す事を決めたあの夜、国王陛下の元を秘密裏に訪れたあの夜から、国王陛下もまたアーリアを影から見守っていたのだ。


「っ……ルイス様。リュゼをどうか、どうかよろしくお願いします」


 アーリアは祈るような想いでアルヴァンド宰相閣下にリュゼを託した。通話の魔宝具を掌にギュッと握りしめて、アーリアは呟いた。


「私からリュゼを取り上げないで……!」


 震える声は、魔宝具を通じてアルヴァンド宰相閣下の耳に届いた。


『勿論だとも。リュゼは君の護衛騎士ものだ。取り上げる権利は誰にもない』


 アルヴァンド宰相閣下は今にも泣き出しそうな声音のアーリアを慮って出来るだけ優しく、だが確信を持って応えた。

 ーーその後、アルヴァンド公爵よりリュゼの出立は明後日の朝だと決定が下された。



お読み頂きまして、ありがとうございます!

ブックマーク登録、感想、評価など、とてもとても嬉しいです!ありがとうございます‼︎


東の塔の騎士団編『理不尽な要求』をお送りしました。

組織という物は変質し易い性質があります。様々な考えを持つ人がいて、理念、思想、理想、利益……様々な要素が絡み合っているのだから、変化しない方がオカシイのです。

そして、どうやらシスティナも内部はゴタゴタしているようですね。大変大変。

リュゼはアーリアが怒っていたので自身は怒るのを忘れていました。「わーお、すんごい怒ってるよ」とばかりに始終アーリアの表情観察をしていました。きっと内心はニヤニヤしていた事でしょう。


次話も是非ご覧ください!


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