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魔宝石物語  作者: かうる
魔女と塔の騎士団
228/497

※裏舞台5※ 馬上からの景色

※東の塔の騎士団編※

 それはあの忌まわしき『特別訓練』から数え、少し後の日の出来事。アーリアがアルカード領主カイネクリフより、『塔の魔女』を歓迎する『祝典』を催すと聞かされる事になる、その日の午前の事……


 生暖かい鼻息。柵越しに離れていても感じる温かい体温。アーリアはゴクリと唾を飲むと恐る恐るソレを差し出した。


 ーパクリー

 ーハムハムハムハム……ー


「あっ……ちょっと可愛いかも……⁇」


 それがアーリアが初めて感じた『馬』に対しての感想だった。


 馬と人間ヒトとは、生活する上で密接に関わりを持っている。馬には『物を乗せる』、『人や物を運ぶ』といった日常の運用方法に留まらず、『人を乗せて戦う』という非日常の運用方法がある。特にこの軍事都市アルカードに於ける馬の役割はハッキリと後者であると言えた。


 このアルカードには軍事都市と言えるだけの部隊が存在する。アルカード領主率いる最大部隊『東部国防軍』。そして東の国境警備を主に担当する『塔の騎士団』。この二つは特に有名であり、アルカードには通常時にあっても何万人もの軍人が滞留していた。

 その中でも『塔の騎士団』には、五百頭を超える馬が人間と共存していた。それもその筈であり、騎士の総数自体が五百余名なのだ。必然的に同数以上の馬が用意してあるのは当然であった。馬房は騎士団有する駐屯基地の敷地内に存在し、そこで軍馬たちは騎士と専門の職員の手によって飼育されていた。馬房は一ヶ所だけではなく、『東の塔』の近隣施設や国境線上の各砦の側にも点在していた。その全ての軍馬こ管理は、主には騎士たち一人ひとりに一任されていた。


『馬の世話ができぬ者は騎士とは言えぬ』


 ……という言葉がある程、システィナに於いて騎士と馬とは密接な関係にあった。戦場に於いて馬は騎士の相棒であり戦友。正に、騎士と馬とは一心同体、切っても切り離せぬ存在だと言われているのだ。


 その馬ーーいや『お馬様』と、アーリアは対面していた。肢体は薄い茶色、顔に額から鼻筋にかけて白い模様の入っている若いオスだという。馬房の管理者の一人である青年によると、このお馬様は割と大人しいタイプだそうだが、アーリアから見ればどの馬も迫力があり、その佇まいから威圧感すら感じていた。しかし、こうやって自分の手から差し出した人参に迷いもなく食いつくお馬様には、ほんの少し可愛さを見出していた。


 アーリアの差し出した人参を食む馬。口がモゴモゴと動く度に長い顔が僅かに上下する。


「君は大人しいだね」


 黒くつぶらな瞳がアーリアを見下ろしてきた。思ったより長い睫毛が不思議そうに揺れる。耳がピクピクと動き立髪がそよぐ。すると突然、ブルンと鼻を鳴らして顎をしゃくった。

 その全ての動作にアーリアは深い感嘆の声を出すと、黒い瞳と目を合わせてお馬様の仕草に併せて首を左に傾げた。


 ここは騎士寮から一番近い馬房。そこにアーリアは訪れていた。時間は早朝。日が明け切っていない時間である為、まだ騎士の姿も疎らだ。リュゼは早朝鍛錬中。夜勤と朝勤務との隙間の時間の為、アーリアの護衛はまだいない。


「ーー馬がそんなに珍しいか?」


 暫くの間、ぼぉっと馬の顔を眺めていた所に突然背後から声がかけられた。その声に大変聞き覚えがあり、しかしこんな場所では聞く事のない声に慌てて振り返った。すると確認する迄もなく、そこには良く知った顔があったのだ。


「ジ、ジ、ジーク……⁉︎」

「やぁ、アーリア。今朝は早く目が覚めたのか?」

「う、うん」

「体調はどうだ?」

「元気だよ。ジークは?」

「変わりはない」


 驚きのあまりズサンな挨拶になってしまったアーリアだが、ジークフリードはそんな事で責めたりはしない。ただ、アーリアの相変わらず少し抜けた言動に安堵し、胸を撫で下ろしたのみだった。


「殿下の護衛は良いの?」

「ああ。俺の他にも優秀な護衛は側に控えているのでな」


 アーリアは立ち上がるとジークフリードへと歩み寄った。朝日を浴びて輝く美しい金の髪、透き通る青い瞳。ジークフリードは相変わらず王子様然としている。初めて出会った頃よりもずっと精悍な表情になったジークフリードは、今日も今日とて爽やかな美形騎士イケメンだった。

 アーリアはジークフリードの爽やかな微笑に思わずドキリと胸を高鳴らせたが、変に身構えてしまわぬように平成を装った。


「ウィリアム殿下はいつまでこちらに?」

「暫く此方に滞在される。地域視察の一環だ」

「ここは重要拠点だものね?ーーあ、そうか。ルイス様……アルヴァント宰相様からも話が⁇ だから……」

「ああ。だから殿下は他の視察を繰り上げてこの地へと来られた」


 アーリアは「嗚呼」と嘆くと額に手を置いた。


「やっぱり。私、また殿下にご迷惑を?」

「迷惑などではないさ。お前は己に課せられた『仕事』に従事しているだけなのだから」


 ジークフリードは嘆くアーリアの肩に手を置くと、言葉を選んで慰めた。すると、アーリアは食い気味でジークフリードの言葉を確認した。


「そう?ジークはホントにそう思う⁇」

「ああ。俺はお前に嘘など言わない。殿下は仕事のできる部下がお好きだからな。そのような心配は無用だろう」


 これはジークフリードの本音であると同時に主君であるウィリアム殿下の本音でもあった。ウィリアム殿下は己に課せられた領分を守り、着実に仕事を熟す者を好む傾向にある。要するに、余計な無駄口を叩かぬ者が好きなのだ。アーリアはそんなウィリアム殿下の性質にピッタリ合致した者だと言えた。

 貴族の顔色を伺う事も靡く事もない。ただただ、殿下から命じられた仕事を着々と熟している。寝返りや裏切りを心配する事もない。そんなアーリアをウィリアム殿下が気に入らない筈がなかったのだ。


「それにしても……アーリア、お前の護衛は?」

「リュゼは鍛錬中だよ」

「お前まさか一人で来たのか⁉︎」

「あーーうん。いつもより早く目が覚めちゃったから……」


 気不味そうに目を逸らすアーリアに、ジークフリードは「ふむ」と頷いた。この表情をしたアーリアには心当たりがあったのだ。


「ーー君。ここの馬を借りて良いだろうか?」


 ジークフリードは身体を六十度反転させると、チラチラとこちらの様子を伺っていた馬房の職員へ向けて声をかけた。


「は、はい!この馬には所有者がおりませんので……」

「なら遠慮はいらんな?」


 そう確認すると、ジークフリードは職員に向けて馬具を準備するように命じた。命じられた若い青年職員は何故か頬を赤らめさせると、急ぎ足で馬具の準備に取りかかった。首を傾げるアーリアに対して、ジークフリードの表情は呆れを含んだものだった。

 一方、馬房の管理室ではひと騒ぎ起こっていた。興奮気味で馬房の管理室に馬具を取りに入った青年に対して、同じく興奮気味の同僚か話しかけていた。


「ーーおい、もう一度言ってくれ。誰が来たって?」

「ジークフリード様だよ!」

「は⁈ ジーク……ってあのジークフリード様か⁉︎ 一時期、馬術大会を総なめにしたと云うあの⁉︎」


 ジークフリードは馬術世界に於いて知らぬ人が居らぬ程の有名だった。馬術の腕前は王都でも追随を許さぬ『達人の域』にあるとまで言われていたのだ。また、その腕前を見込まれ、第三王子リヒト殿下の馬の師をしている事もまた、ジークフリードの名を広める原因であった。


 馬房から微かに聞こえてくる会話にアーリアは目を瞬かせると、ジークフリードの顔を見上げた。


「ジークって有名なんだね?」

「さぁな?」

「……知らないの?」

「ああ。自分の噂は聞かないようにしているからな」


 自分に関する噂に限らず、噂と云うモノは多かれ少なかれ耳にする。しかし、噂には良いものも悪いものもあるのだ。良い噂に心躍らせる事もあれば、悪い噂に心沈む事もある。

 噂には人生を左右する力があり、時に政治家は噂を使って情報を流し、人間ヒトを動かす事すらあるのだ。たかが噂、されど噂と言った具合に、決して馬鹿にできないのが噂の効力であった。

 ジークフリードはトアル事件の所為で、一度死んだとされた人物だ。その経緯も含め、ジークフリードが騎士に復帰した時には、様々な憶測と噂が飛び交った。その中には心無い中傷も沢山あった。そのような中傷を一つひとつ、まともに耳にしていてはキリがない。ジークフリードはそれら全てに耳を閉ざす事でやり過ごしたのだ。


 そうしている内に、青年職員は馬具一式を持って帰ってきた。もう一人の職員が馬の手綱引いて連れてくる。

 ジークフリードは職員から馬具を馬へと装着し始めた。馬の背に鞍を乗せ、鎧を設置し、轡の具合をもう一度確認すると手綱をとると、そっとアーリアの背を押した。


「ーーあぁ、君。アーリアと少し出かけてくる。そう上に伝えておいてくれ」


 ジークフリードは事も無げに馬房の青年職員に託けた。その伝言に焦りを見せたのは青年職員だった。


「お、お待ちを!」


 慌てて駆け寄る青年職員。縋るような目つきで自分より背の高いジークフリードを見上げ、忙しなく口を開閉させる。


「何だ?」

「そのっ……そのお方を勝手に連れ出されても、良いのですか?」


 青年は騎士でないにしても騎士団駐屯基地の職員。早朝に馬房をウロウロしている少女が『誰か』という事は勿論理解していた。少女は騎士団の騎士たちが総出で守護している『大切なあるじ』である。だからこそ、彼自身がただの馬房の職員であってもこの少女をーー『塔の魔女』を守らねばならないという『想い』は、騎士たちと同じくしていた。


「大丈夫だ。俺がついている」

「し、しかし……」

「心配するな。殿下の許可は取ってある」


ーここで『殿下』の名は、些か卑怯だったか?ー


 ジークフリードはアーリアを連れ出す許可など取っていなかった。しかし、殿下にはアーリアと遭う旨を伝えてあるので問題はないと判断していた。そもそも、ジークフリード自身、王都では近衛騎士団に属する騎士だ。所属は違えど『塔の魔女』の守りをするのに相応しくない訳がない。

 それでも渋る青年職員にもう一度念押しすると、渋々と言ったていで職員は引き下がった。


「では、アーリア。俺と一緒に早朝散歩と行こうか」


 ジークフリードはアーリアの背を押しながら駐屯基地の東の門へ向かった。途中、通用口の門番の兵士に声をかけてから門を潜ると、暫く歩いた所で立ち止まった。そしてジークフリードはアーリアに馬に乗るように指示した。


「え⁉︎ 馬に乗れって⁇」

「ああ。何か問題でもあるのか?」

「私、その、馬には……」

「乗れないんだろう?」

「うん。どうやって乗れば良いのーーって、きゃあッ⁉︎」


 ジークフリードは徐にアーリアの細い腰を両手で掴むと、ヒョイっと抱き上げて鞍の上へと押し上げたのだ。突然の事態にアーリアは手足をバタつかせた。


「うーー!た、高い……⁉︎」


 鞍上に座らされて馬上で硬直するアーリア。目線は普段の何倍も高く、背の高いジークフリードの旋毛をも見下ろせる程だった。


「ジ、ジーク……」

「怖がるな。馬はお前の味方だ」

「で、でも……」

「俺を信じてくれ。大丈夫だから」


 ジークフリードは怖がるアーリアに出来るだけ優しい声音で語りかけた。


「さぁ、背筋を伸ばして」

「う、うん」

「怖いなら鞍に手をついて良い」

「うん」

「前を真っ直ぐに向いて」

「うん」


 アーリアはジークフリードの指示に大人しく従った。アーリアにはジークフリードの言葉を無条件に信じていたからだ。


「さぁ、アーリア。目を開いて……」


 アーリアはジークフリードの言葉を受けて恐怖から薄目に開けていた瞳をゆっくりと開けていった。そして瞳を恐る恐る開けていった先にーーーー


「わぁ……すごい……」


 眼前に広がる草原。蒼く輝く木々。森の奥ーー木々の向こうに煌く高き塔。高く澄んだ空。薄雲の隙間から徐々に登る太陽。


「綺麗……」


 アーリアは馬上である事も忘れてその光景に見惚れてしまっていた。口から溢れ落ちるのはただただ感嘆の溜息のみ。

 朝靄の流れる山の裾野。森の木々の騒めき。小鳥の囀り。春の華の香り。清らかな風を胸いっぱいに吸い込むと、胸に支えていた蟠りがスルスルと溶けていくようだった。


「美しいだろう?普段とは見る角度が違うだけで、これほどまでに美しい光景と出会う事ができる。それが乗馬の素晴らしい点だと、俺は思う」


 朝焼けの太陽が映し出す美しく光景を眺めながら、アーリアはジークフリードの言葉に耳を傾けた。


「ジーク」

「……ん?」

「ありがとう」

「ああ」


 アーリアからの感謝の言葉、その意味をジークフリードは聞き返しはしなかった。ただアーリアからの謝辞を受け取ったのみで、それ以上の言葉は必要ないとばかりに黙ってアーリアの横顔を見守った。


「ーーよし。折角だから遠乗りに出かけるとするか!」

「遠乗り?」

「ああ。馬で風を切ると、とても気持ちが良いぞ?」


 ジークフリードの言葉にアーリアの胸が高揚した。今朝方と違い晴れ晴れしい笑みを浮かべたアーリアに、返答するようにジークフリードも爽やかな微笑を浮かべた。

 ジークフリードはアーリアに向けて頷くや否や、鎧に片足を掛けると馬上へと乗り上げた。そしてアーリアの身体に腕を回して固定すると、手綱を引いてクルリと反回転した。


「さぁ行こうか、アーリア」

「うん、ジーク」


 ジークフリードはアーリアの返事に一つ頷くと、馬の腹を軽く蹴って手綱を繰り出した。初めはゆっくりと、その後、だんだんとスピードを上げて馬はかけだした。

 アーリアは移り行く景色を目で追いながら頬でーー身体全体で心地よい春の風を感じた。背中からはジークフリードの温かな体温がじんわりと伝わり、頭上からは優しい吐息と声音が齎された。アーリアはその両方に安心感を覚えた。



 ※※※



 遠乗りの途中、ジークフリードはアーリアに《通信》の魔宝具を手渡した。キョトンと首を傾げるアーリアに、ジークフリードは静かに説明を始めた。


「アーリア。お前に困った事があれば、俺はいつでも相談に乗る。時間など気にせず連絡をよこしてくれ」

「えっと……?」

「ほら、あの馬鹿猫に相談できぬ事もあるだろう?」


 ジークフリードの言う『馬鹿猫=リュゼ』だと知るアーリアは、苦虫を噛み潰したような表情のジークフリードに苦笑を持って返した。


「だからもう、一人きりで思い悩んでくれるな」


 ジークフリードはアーリアの頬にそっと手を添えた。柔らかな白い肌は吸い付くような瑞々しさだ。瞳は朝日を浴びて虹色に煌いている。しかし、その目蓋は少し腫れぼったく、涙袋には薄らとクマの跡が見て取れた。

 ジークフリードはアーリアは何かを我慢している時、何か不安がある時には眠れなくなる事を知っていた。凡そ半年前、二人が旅をしていた時にも同じような出来事があった事をジークフリードは覚えていたのだ。悪夢に魘されて眠れぬアーリアをジークフリードは何度も目にした事があった。朝になれば何も無かったかのように振る舞うアーリアに、あの時のジークフリードは何度も苦い気持ちになったのだ。


 ーその強がる姿は、見ている方には辛いものだー


 きっとリュゼもアーリアの強情な性格を理解しているだろう。だからこそ、アーリアが一人になりたい気分なのだと分かっていて、目に見える場所に護衛を配置しなかったに違いない。そう予想したジークフリードは内心、舌打ちしそうになった。


 ー馬鹿猫の癖に生意気なッー


 ジークフリードとリュゼとは犬猿の仲だが、ある意味、互いを認め合っている部分があった。それは言わずもがな、アーリアに関しての事だった。


「ありがとう、ジーク」


 アーリアはジークフリードの気持ちが有り難かった。どれだけ離れていても自分の事を慮ってくれるジークフリード。リュゼと同様、飾らぬ自分を見せる事のできるジークフリードは、アーリアにとって『特別な人間ヒト』だった。


「アーリア。何処にいても俺はお前を見守っている」


 ーー捧げた剣は未だお前の中にあるのだから……


 王と王家に捧げられるアルヴァンド公爵家の剣。しかし、ジークフリードの剣は王と王家の他に、唯一、只人であるアーリアに捧げられていた。一度、捧げた剣は折れる事はなく、約束を違える事などあり得はしない。


 ジークフリードはアーリアの前に跪くとその白く小さな手を掬い、手の甲にーー指先に口づけを落とした。


 ーお前は俺の唯一であり、俺のおもいを捧げるのはこの世でただ一人、アーリアだけなのだから……ー


 ふっと顔を上げれば、そこには顔を真っ赤に染めたアーリアの姿が。口を開閉させながら固まるアーリアに、ジークフリードは思わず声を上げて笑ってしまった。その表情は、ジークフリードが初めてアーリアに『騎士の誓約』を行なった時と全く同じ表情だったのだ。


「お前は変わらないな……」


 異性に対して全く免疫がなく、このような貴族社会的な触れ合いすら何時迄も慣れる事のないアーリアに、ジークフリードは安堵と安心感を覚えたのは、言うまでもない。





お読み頂きまして、ありがとうございます!

ブックマーク登録、感想、評価など、本当に嬉しいです!ありがとうございます!


東の塔の騎士団編『裏舞台5:馬上からの景色』をお送りしました。

ジークフリード主体の裏舞台でしたが、いかがでしたでしょうか?

ジークフリードは第一部の主役の一人であったにも関わらず、その存在感が日に日に薄れて行く事に、少なからず心を痛めています。きっと本人も嫌と言う程、現状を理解しているのではないでしょうか⁇

不器用な近衛騎士オトコの心は未だ一人の魔女じょせいに捧げられたまま。彼は魔女の心を守る為ならば、自分の心を押し隠す事を是とするのでしょう。


次話も是非ご覧ください!

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