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魔宝石物語  作者: かうる
魔女と北国の皇子
159/491

大山と精霊9 青竜襲撃

 アリア姫を同じ鞍に乗せたエヴィウス殿下は、飛竜の手綱を取ると山肌を擦るように上昇させた。その時突然、背後から大きな気配が爆発的に膨れ上がった。


 ーギャアゥアアアアアー


 けたたましい悲鳴のような咆哮はアーリアの鼓膜と心臓を激しく揺すぶった。アーリアはその咆哮のする方へと首を巡らせた。そして考えるより先に声が出ていた。


「ーー避けてっ!」


 リュゼを乗せたカイトの操る飛竜の後ろに追随していた騎士。その騎士の乗る飛竜の左下から、無数の鋭い牙を湛えた獰猛な口が迫っていたのだ。


「ーーーー!」


 紺に近い蒼い鱗がギラギラと光る。一瞬の動作で左下側面から迫った青竜は紅い眼で狙いを定めると、ガブリと飛竜の首に齧り付いた。


 ーギャイオァアィア゛ア゛ア゛ア゛ー


 けたたましい悲鳴と咆哮。頸椎を噛み砕かれた飛竜は、轡の嵌められた口から大量の血を空へと放った。青竜に襲われた飛竜を駆っていた騎士が空中へと放り投げられる。


 ーズザザザザ……ー


 高度がそれほど高くない山肌近くを飛んでいた為、騎士は山の斜面と並行に滑り転げる事で受け身を取りながら着地できたようだ。そして幸いにも、青竜は放り出された人間の方には興味がないようだった。

 青竜は飛竜の首に噛み付いて離さず、飛竜の首に歯を突きつけたまま右へ左へと振り回した。空中を振り回される飛竜は青竜よりも二周りも体長が小さく、ろくな抵抗も出来ぬままに、ギャオギャオと悲鳴に似た呻き声を上げている。暫くするとその歪な悲鳴も上げられずに、ぐったりと身体を宙に投げ打った。青竜は口を開け動かなくなった飛竜を雪の上に落とすと、その死肉を貪り始めた。夥しい血が雪上をキャンバスにして華のような模様を描いている。


 その様子をエヴィウス殿下は黙って見ていた訳ではなかった。アーリアの肩をグッと抱くと強引に方向転換し、青竜から距離を取るように空を全速で駆け上がった。

 山の斜面に転がり落ちた騎士を、一人で飛竜を駆っていた別の騎士が下から掬うように拾い上げると、そのまま斜面を上昇して離脱していく。

 カイトや他の騎士も同様、殿下の後を追うような形で急速離脱に取り掛かっていた。

 こよままこの場からの離脱が成功するだろう。そう誰もが小さな希望を抱いた時、予想外の事態が起こる事になる。


 下から突き上げるような風が巻き起こり、一陣の嵐がやってきたのだ。それは青竜の群れであった。


「「「「「ーーーー‼︎」」」」」


 鮮血のような紅い瞳。迸る咆哮。唾液を撒き散らしながら地表から飛び上がった青竜は、とても正気があるようには見えない。

 誰もが息を飲む光景であった。まるで時が止まってしまったかのように、自分たちへ向かって迫り来る大小五頭の青竜の群れを眺めた。ジワジワと絶望感が全身を愛撫し始めた。


「散開しろッ!」


 エヴィウス殿下の声は、絶望感に襲われた騎士たちの後頭部を殴りつけるほどの衝撃があった。エヴィウス殿下の命令に騎士たちは手綱を繰り出した。

 一塊になっていた第ニ班は、弾かれた球のように散り散りとなり、思い思いの方角へと飛び出していく。

 青竜には力では勝てぬ飛竜も起動力の面では秀でていた。瞬間的に出せるスピードは身体の大きな青竜よりもずっと速い。

 散り散りになった騎士たちは一目散に空中を飛んだ。エヴィウス殿下の判断が早かった為、五頭の内三頭は直ぐに離脱する事はできた。しかし、あとの二頭は身体の小さな若い青竜に追われて、なかなか振り切る事ができないでいた。


「くっ……」

「やっべーー!」


 背後からの迫る死の影にカイトは奥歯を噛み締め毒づくと、飛竜の腹に猛然と鞭を打ち付けた。

 カイトの乗る飛竜にはリュゼという同乗者がいる為、他の飛竜よりもスピードが出ない。それはエヴィウス殿下とアーリアも同じであったが、成人男性二人を乗せた飛竜の方が総重量が大きいのは考えるまでもなかった。


「くっそッ!」

「落ち着けカイト!このままのスピードを保って疾れっ」


 リュゼはカイトの背から声を上げた。

 リュゼに飛竜の操舵などはできない。そしてどのように飛竜を飼っているかも理解できていない。そんな飛竜の事を何も知らぬリュゼの指示であったが、カイトは素直にリュゼの声に従った。


「《光の壁》、《銀の鎖》‼︎ 」


 アーリアの凛とした声が雪山に木霊した。

 カイトとリュゼの乗った飛竜を、今にも尾から喰いつかんとしていた青竜を、光輝く壁が遮断した。そればかりか虚空から現れた銀色の鎖が青竜の身体に巻きつき、その行動を阻害したのだ。


「姫さんか⁉︎」

「いーからそのまま飛び続けろっ」


 背後で起きた事ではあったが、アーリアの声からカイトは大凡おおよその事情を察した。リュゼは気を抜きかけたカイトに叱責すると、その肩をビシッと叩いた。


 エヴィウス殿下の機転でいの一番にその場を脱した殿下とアーリア。彼らを乗せた飛竜は空中で旋回すると状況確認を行った。

 自分を乗せた飛竜の周りに結界魔術を施すと、逃げ遅れた二頭の飛竜に援護を始めたのだ。


「《銀の網》」


 アーリアは目測で距離を測るとすぐに術式を展開させた。《銀の鎖》より広範囲での拘束が可能な《銀の網》を発動させる。その魔術は大柄な青竜三体を拘束すると、地面へと叩き落とした。

 響き渡る地鳴り。斜面から雪が雪崩れを起こす。

 カイトとリュゼの乗る飛竜を狙っていた小柄な青竜を魔力の鎖で繋いだまま、アーリアは空挺部隊の一人を追いかけ回しているもう一体の小柄な青竜へと視線を向けた。


「エバンス、もう少し右へ!」


 アーリアはカイトとリュゼの離脱を目の端で確認すると、エヴィウス殿下に声をかけた。エヴィウス殿下はアーリアの敬意の欠けた言葉に文句を返す事などせず片手で飛竜を操る。くるりと70度ほど旋回し、アーリアの望む方向へと向きを変えた。


「《光の壁》‼︎」


 半透明の壁は小柄な青竜を振りきれずにいた隊員の背後に現れた。次の瞬間、派手な音を立てて青竜が壁に突撃した。青竜は空中でもんどりを打って無様な悲鳴を上げた。


「殿下ァ‼︎」

「何故帰った⁉︎ そのまま帰還だ!構わず行けッ」


 青竜からの襲撃から逃げきれた隊員が現場対処に追われるエヴィウス殿下を心配して戻ってきたのだ。エヴィウス殿下は焦る気持ちを隠しもせず、舌打ちする勢いで指示を出した。だが、その殿下からの叱責を搔き消すような怒鳴り声が、一人の騎士から齎された。


「殿下ーー下ッ」


 死角から黒い影が射した。


 ゾワリと全身が産毛立つ。

 凄まじい衝撃が突き上げる。

 息が止まる。


 アッと思った瞬間にはもう、アーリアはエヴィウス殿下と共に身体を宙へ放り出されていた。


「っーーーー⁉︎」


 エヴィウス殿下はアーリアを空中で離さぬように腕に力を込めた。アーリアはエヴィウス殿下に抱き込まれるような形で宙を転げ、回る視界の中、風の唸る声を間近で聞いた。


 ー目を閉じちゃダメー


 何時ものアーリアならここで恐怖から目を閉じてしまいがちだ。しかしこの時のアーリアは咄嗟にそう判断すると、目を開けて素早く上下左右に目線を巡らせた。

 鼻につく鉄錆の匂い。青竜に噛み付かれた飛竜の腹から内臓が飛び出し血飛沫が飛び散っている。飛竜は赤黒い血を垂れ流しながら痙攣をおこしていた。


 決して低くない上空からの自由落下。

 アーリアは既視感を覚えた。


 アーリアはきつく唇を噛むとエヴィウス殿下の腕を必死に掴み、マントに仕込まれた重力軽減の魔宝具を起動させた。その途端、自由落下のスピードが緩やかに軽減されていく。

 するとその時、右方向から熱風が襲った。視界に満ちる炎の塊は、チリチリと肌を焼き刺激する。

 旋回して戻った近衛騎士カイトが炎の魔法を放ったのだ。炎は飛竜を襲う青竜の背を激しく焼いた。


「なんだぁ?この威力はーー⁉︎」


 素っ頓狂なカイトの声。


「ー水面に浮かぶ月ー《浮遊》‼︎」


 全身が風の幕に包まれたような感覚。

 アーリアとエヴィウス殿下はもう間も無く地上に激突という所で宙へと留まる事ができた。塔から突き落とされた時と同じような状況にあって、最善の選択を取れた事に、アーリアは安堵した。


「アリア、平気か?」


 アーリアはエヴィウス殿下からの問いに答えられなかった。《浮遊》を必死にコントロールしながら浮かび飛び、何とか木々を避けて平らな地表に降り立つ。ブーツの底で地面を踏みしめる。積雪が少しあり、踝あたりまで雪に埋もれた。


「アリア……」


 額から汗を流すアーリアに背後からエヴィウス殿下の心配そうな声がかけられた。アーリアは唾を飲みながら一つ頷くと、上空を見上げた。

 そこには炎に炙られて怒り狂う青竜が見えた。青竜は噛み付いていた飛竜の腹から口を離すと、そのギラつく赤瞳をカイトたちへと向けた。


「《銀の鎖》!」


 空中に展開する術式。発動する拘束魔術。アーリアは拘束する鎖を通常より太く、本数も多くイメージした。青竜は血と唾液とを咆哮に混ぜて叫ぶが、身動きが取れずに空中で暴れ回る。


「姫ッ‼︎」

「私に構わずに行って!」

「ムチャ言うなッ」


 リュゼの声に批難が混じる。雪の積もる山中、しかも獰猛な青竜蔓延る中にアーリアを置いて帰れる筈がないだろう!と。


 リュゼから見るアーリアは、遠目から見ても分かるくらい疲弊していた。その筈だ。アーリアは襲い来る青竜に拘束魔術を施したが、現在、どの魔術も継続発動中だ。

 《銀の鎖》など継続して使用する魔術の発動中は、その魔術に対して魔力を送り込み続けなければならない。人間相手ぐらいなら、単発仕様でも問題はなかっただろう。しかし相手は青竜。その全長は人の5倍以上だ。体積はそれ以上になるだろう。その巨体を縛るのには相当の魔力が必要だと、リュゼにでも想像できた。


「カイト、お前は上空待機な。最悪の場合には一旦逃げろよ!」

「リュゼ?お前、何言って……」


 リュゼはカイトの肩にポンと手をつくとスイッと立ち上がった。そして迷いない動作で飛竜から飛び降りた。


「リュゼーーーー!」


 そのカイトの声はアーリアにも届いた。

 見上げれば青竜の横をすり抜けて、リュゼが落ちてくるではないか。


「《浮遊》!」


 アーリアは迷わずリュゼの身体に魔術を施した。リュゼの身体はフワリと一瞬浮いた後、アーリアに引き寄せられるように下降した。


「リュゼ、何で……?」

「何でって言う?」


 アーリアの問いにリュゼは苦笑した。


「リュゼ、エヴィウス殿下を……」

「僕を殿下と一緒に転送おくったら恨むよ!」


 リュゼはアーリアの言わんとした事が即座に分かったようで、怒気を強めに込めて反論した。

 アーリアはリュゼとエヴィウス殿下を魔術《転送》を使って安全な場所へ送ろうとしたのだ。《転送》はアーリアにとってまだまだ高度な術で、何人も同時には送れはしない。だが、二人程度ならイメージした場所へ送り届けられる。その事をリュゼは知っていたのだ。事前にアーリアとリュゼは緊急避難措置として相談していたからだ。

 しかしリュゼはその方法を拒絶した。《転送》では術者本人は移動できないのだ。どうしてもアーリアは最後の一人として取り残されてしまう。

 アーリア一人を雪山に残して行ける訳がないではないか。リュゼは苛立ちから前髪を搔きあげるとアーリアの困惑したように眉を潜めた。

 アーリアはエヴィウス殿下の腕を支えにようやっと立っている状況だ。リュゼは溜息を吐くと、腰につけたポーチから一本の瓶を取り出してアーリアに手渡した。


「ほら、コレ飲んで」

「コレって……」

「こんなこともあろうかと、持ってきたの。褒めていーよ?」

「リュゼ、凄い。ありがとう」


 アーリアはリュゼから小瓶を受け取ると蓋を開け、薄水色の液体を口の中に流し込んだ。飲んだ瞬間、その液体の効果は即座に現れた。体内を巡る魔力の何割かが補われたのだ。


「それはマジックポーションか?」

「そうですよ、殿下」


 顔色がマシになったアーリアは、エヴィウス殿下に向き直った。


「エヴィウス殿下、もうお分かりでしょう?ここは……この山に起こっている異変が」

「……ああ」

「この山の精霊濃度は異常です。さっきのカイトの魔法を見たでしょう?精霊の気が高すぎるんですよ」


 アーリアは遥か上空を揺蕩う天川ミルキィロードを見上げた。

 『天川ミルキィロード』、即ち『精霊の路』と呼ばれる精霊の通り道。

 精霊世界からの流れ来る精霊、その精霊から齎されの気が高すぎて、それを糧に生きる妖精たちの身体と精神に悪影響を及ぼしている。妖精に属する竜はエルフほど知性が高くない。精神面の弱さが仇をなして、高すぎる精霊の気に抗う術を持たない。中でも大山に住まう青竜はその影響をモロに受けている。そうアーリアは結論づけた。

 精霊には善悪がなく、精霊から齎される加護にも善悪がない。加護があればそれだけで良いと言う訳ではない。何事にも限度がある。その限度を過ぎればそれは薬も毒と成り得るのだ。


「こうなった事への原因は、私には分かりません。ーーしかし、大山がこの状態では原因の調査などできません」


 エヴィウス殿下はアーリアが話している間、ずっと無言だった。何か思い当たる節があるのか。それとも全くないのか。人の顔色を読む事に長けていないアーリアには、その表情からエヴィウス殿下の内心を読み取る事など出来はしなかった。

 しかし、ここにはもう一人。普通にはない特技を隠し持った人物がいた。


「エヴィウス殿下……。殿下は何かご存知なのではないですか?」


 普段なら会話の途中で言葉を挟まないリュゼが、意を決したようにエヴィウス殿下へと問いかけた。

 リュゼは護衛騎士だ。あるじたちの会話には立ち入らないのがルール。それをあえて破り、リュゼはエヴィウス殿下に言葉をかけた。それにはそれなりの理由があると思われた。


「……何故、そう思う?」

「強いて言うなら、私と殿下が『似ている』からですかね」


 いち護衛騎士と尊き血を持つ皇族が似ているなど、無礼な言葉にも程がある。だが、リュゼは皇族に対し不敬を承知で話を続けた。


「殿下は何かを……例えばこの山に起こった原因に心当たりがある。しかし、ソレを公に晒す事はできない事情をお持ちなのでは?」


 リュゼからの鋭い視線を受けても、エヴィウス殿下の表情は一向に変わらなかった。二人は正面から見つめ合ったままお互いに表情を微動だにさせずにいる。


「貴方は皇族だ。しかもその立ち位置は微妙ときている。しかし、あえて殿下は意図的にその立ち位置に立っておられるのでは、と私は見ています」


 アーリアはエヴィウス殿下の顔を、その菖蒲色の瞳を見上げた。


「そなたの考えは分かった。それで?」

「いや、俺には何ともできませんよ。アリア姫にもね」


 リュゼは肩をすくめてアーリアの肩に手を置いた。


「僕たちは有り体に言えば『部外者』なんですよ。ここはシスティナ国ではなくエステル帝国なのだから。だから……」

「エバンス。貴方たちの問題は貴方たちの手で解決せねばなりませんよね?」


 「ねぇ?」とリュゼはアーリアに笑いかけた。アーリアも微笑んだ。

 アーリアもリュゼも、ユークリウス殿下やウィリアム殿下の命を受けて動く事はできるが、それら全てに於いて受け身であり、言い方を変えれば『仕事』なのだ。課せられた任務などというカッコつけたものではなく、それには使命感や正義感などありはしない。

 ユークリウス殿下の囮でり駒でありエステル帝国の人質でもあるアーリアが、『エステル帝国の為』だけに動く事などあり得ない。ここは自分の所属する国ではないし、まして、アーリアには慈善事業の趣味はない。


 エヴィウス殿下はアーリアとリュゼの笑みを見て、ふぅっと溜息を吐いた。


「そうだな。自国の事は自国の民が行うのは当たり前だな」

「そうですよ、エバンス。受けた仕事はこなしますけど、それ以上は管轄外です。私たちは慈善家じゃないですよ?」


 そう言いながら慣れないウィンクするアーリアに、エヴィウス殿下は目を丸くすると突然、笑い出した。


「あはははは!誰だ?アリア姫が『夢見る可憐な妖精姫』だとと言ったのは!物凄く現実主義者ではないかい⁉︎」

「どんな噂ですか、ソレ」

「そーですよ?姫は確かに可憐ですが、中身はすっげー現実主義者です。見た目に騙されると痛い目に合いますよ?」


 エヴィウス殿下は一息笑った後に、ふっと息を吐いて背筋を伸ばした。


「とりあえず撤退だ。第一班にも伝えよう。それにうかうかしていると、逃げた者たちどころか第一班まで私の下へ来ようとしかねん!」

「それは諦めてください。彼らは絶対に殿下の下へ来ますよ。騎士が殿下をお守りせずのこのこ一人で退却など、できませんからね」


 リュゼの言葉にエヴィウス殿下は困ったように笑いながら頷いた。



お読み頂きまして、ありがとうございます!

ブックマーク登録、感想、評価など、大変嬉しいです!ありがとうございます‼︎


大山と精霊9をお送りしました。

エヴィウス殿下の困惑。彼はその立ち位置故に、明確な判断を下す事を避けています。本来なら、ユークリウス殿下同様にデキル皇子様です。


※よく考えたら、リュゼも《浮遊》使えたんじゃ……。と思いましたが、アーリアも(作者も)テンパっていたので、仕方ありません。

※矛盾や誤字脱字がございましたら、お気軽にお知らせください。


次話も是非、ご覧ください!

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