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魔宝石物語  作者: かうる
魔女と北国の皇子
125/491

近衛第8騎士団

 アリア姫の暗殺を企んだ貴族モノの洗い出しが始まった。その主導はヒース率いる近衛第8騎士団だ。


 第8騎士団は皇太子ユークリウス殿下直属の部隊だ。彼らはユークリウス殿下を唯一のあるじとし、生涯の忠誠を誓う騎士であった。彼ら第8の騎士たちは通常用いる長剣や長槍だけでなく、魔法と剣技を組み合わせた技を有する特殊部隊『魔法騎士』であった。


 エステル帝国の近衛騎士団は1から13の騎士団から構成されている。その数はシスティナ国と同様であった。

 それは偶然ではない。

 この世界において『13』という数字が特別な意味を為すからだ。

『13』とはこの世界を創造したとされる『全能の神ラグナ』に仕える天の御使の数である。また、天上の女神の数ともされている。このように『13』とはこの世界に於いて神聖な数であった。


『精霊信仰』のないシスティナ国にあっても、神への信仰心は存在する。

 しかし多文化の交錯するシスティナ国では、宗教間の争いを固く禁じている。『其々(それぞれ)が己の信ずる神を信仰せよ』という法すら存在するのだ。相手の意思を無視する宗教勧誘は勿論、強要する事はしてはならぬ、宗教での争い事など断じて行ってはならぬ、と国が定めているのだ。法を守らぬ信者は国外追放という厳しい罰まで設けられている。

 西の沿岸沿いに数多の港を有し、他国と他文化との交流が激しいシスティナ国では、『宗教』が戦争に繋がる事態を招くモノだとよく理解しているのだ。宗教に対する厳しい法は、国を分断させない為の処置でもあった。


 エステル帝国とシスティナ国とは争いは正に『宗教戦争』のようなものであるのだ。その為システィナ国は宗教や信仰の恐ろしさを深く理解していた。


 話は戻り、エステル帝国の13の近衛騎士団は近衛第1騎士団を頂点に、皇帝陛下と皇族、そして帝宮を守る使命を帯びている。近衛騎士団とは、厳しい訓練の末、国家試験を突破した者だけのエリート集団であった。

 煌びやかに見える職業だが、その実態は大変厳しく泥臭い面も多い。日々のたゆまぬ鍛錬は勿論、常に自己の能力・技術の向上が求められているのだ。

 また、エステルの近衛騎士たちは飛竜をも駆らねばならない。その技術を得るには馬術の何倍もの努力とセンスが必要なのだ。

 近衛騎士団が皇帝陛下中心に帝宮の守りを固める一方で、青騎士団(一般の騎士団)は帝宮外全ての治安を預かる。大陸随一の国土を誇るエステル帝国に於いて青騎士(=一般騎士)の総数は多い。また青騎士から選抜された者たちで構成された空挺騎士団も存在する。空挺騎士団は文字通り飛竜を駆って戦う部隊なのだ。


 エステル帝国ではその国土の大半を農地と牧草地とが占めている。農家と酪農家の数は商家より多いとされている。だが、青騎士はそれに匹敵する程の数なのだ。

 農家の三男四男は『王都で一発当てよう!』と騎士に志願する者が多い事が、青騎士の多さの理由だ。また民間人であっても騎士になれたならば国からの待遇も良くなり、民間人よりも生活が優遇されるのだ。青騎士が人気の職業である理由はそこに有ると言える。

 しかも青騎士は魔法を使える者なら採用される確率が高いのだ。


 青騎士団を含め、各騎士団の頂点に立つのが13の近衛騎士団であった。


 その中でもユークリウス殿下直属の第8騎士団は修羅の集団だ。第8騎士団の団員は皆、百戦錬磨の猛者の集まりであった。第8騎士団員は特殊技能を持つ個人も多いが、持たねばならぬ必須技能も多岐に渡る。剣術や槍術など、単純な戦闘力が全てではないのだ。

 あるじの為に決して負ける事の許されぬ彼らは日々、たゆまぬ鍛錬を重ねている。勿論、その忠誠心はエステル帝国の誰よりも高い。騎士としての矜持や誇りの高さは近衛騎士団随一なのであった。


 そんな彼らの主な任務はユークリウス殿下の護衛である。

 ユークリウス殿下はエステル帝国の皇太子殿下。皇位継承権第1位。次期皇帝となられる高貴なるお方だ。

 エステルは大陸随一の広さを持つ大帝国だ。建国より1000年以上の歴史を持つ。戦乱の時代を経て、数多くの国を吸収し、広大な領土をその支配下に置いてきた。

 エステル帝国は『精霊』を神と崇め、唯一の信仰としている宗教国家だ。その為、支配下に収めた国や地域の文化は認めても他宗教の信仰を決して許さなかった。他宗教の信仰者は全て国外追放。準ずる意思がない者は処刑された。

 そのような厳しい法の中でもエステル帝国が大帝国として発展できたのには、故に帝国が極めた『精霊魔法』と、騎士団の存在が大きい。要するに有する力と数の暴力で押さえつけてきたのだ。

 そうした歴史により、エステル帝国に恨みを持つ国も個人も多い。その国の皇太子ともなれば敵は尽きる事はない。しかも敵は国外だけでなく、国内にも存在するのだ。その為、暗殺の手は何処にでも存在した。現にこれまで毒殺に始まり暗殺など、様々な悪意の手がユークリウス殿下には伸びてきていた。そのような全ての悪意からユークリウス殿下を守るのが近衛第8騎士団員の任務であった。


 その任務に於いて二ヶ月前より追加事項が齎された。それはユークリウス殿下が自らの婚約者としてシスティナ国より招かれた姫の護衛だ。

 ユークリウス殿下はエステル帝国とシスティナ国との友好・親善を目的とし、システィナ国より一人の姫を娶る事にされたのだ。だがそれは建前にすぎず、その実は政略結婚と人質の目的でシスティナ国より寄越された姫であった。

 しかしそれも表向きの理由ーー偽の情報だ。

 その姫の正体は、ユークリウス殿下に反意を示す反派閥の貴族によって攫われてきたシスティナ国の魔女であった。国の為に魔女を救出したユークリウス殿下は、その悪手を妙手に変えるべく『魔女』を『姫』とする偽装工作を施し、己に反意を示す国の不穏分子への反撃に打って出る事にしたのであった。


 そうしてシスティナ国の『魔女』は『姫』となった。


 システィナ国の魔女ーーアーリアはユークリウス殿下の麾下に加わった。それは全て、ユークリウス殿下とアーリア、互いの利益の為に結んだ一時的な協定なのだと、騎士たちも理解していた。

 システィナ国の魔女アーリアは自分と護衛騎士。そして祖国システィナの民。その三つを守る為にユークリウス殿下に力を貸しているに過ぎない、と。


 近衛第8騎士団の騎士たちはその事実に警戒するどころか、頼もしく感じていた。

 容易く寝返る者などに信用に値しないからだ。己の利益のみを追求する相手にも。

 だからこそ、己の利益の為に惜しみない努力を積み重ね、システィナ国の『姫』となり、全ての者を欺き、守りたい者たちを守ろうとするアーリアの姿勢は、近衛騎士たちから見ても好意の持てるものだった。


 偽の姫とはいえユークリウス殿下の婚約者。近衛第8騎士団はアーリア(=アリア姫)の護衛を受け持つ事に、何の不満もなかった。


 システィナ国の魔女アーリアは、システィナより拉致された時、専属護衛を一名しか連れていなかった。しかも、その護衛は騎士とは名ばかりの男であったのだ。アーリアの護衛が『騎士』だと勘違いしたのは、近衛騎士たちの方からであった。しかしその様な事実は関係がなかった。


 アーリアを守る為に、唯一の護衛である彼は、誰よりも強くあらねばならなかった。


 アーリアの護衛リュゼは第8騎士団の団長ヒースの言を受け、騎士の鍛錬を受け入れた。

 それは屈辱を伴うものだっただろう。

 面と向かって『弱い』『護衛失格』だと言われたのだから。

 だがリュゼはその全てを受け入れた。

 アーリアを守る為に。


 近衛騎士たちがリュゼの鍛錬に付き合ったのは、何も団長の命令だけが理由ではない。

 ユークリウス殿下は『努力する者』を好む。ユークリウス殿下を慕い忠誠を誓う騎士たちも同様だった。

ーーだからだろう。

 近衛第8騎士団員たちは、余所者のアーリアとリュゼをその懐に受け入れたのだ。



※※※※※※※※※※



「ーー団長。アリア姫とリュゼの姿が消失ロストしました」


 ヒースは部下の一人の声に頷きで返した。


 現在地はエステル帝国帝宮内。図書棟から皇太子宮へのルート上。人通りの少ない回廊内だ。

 回廊の左右にはクヌギケヤキスモモ。花壇には薔薇を中心に季節の花が植えられており、他の宮からの視界を遮っている。暗殺を行うには絶好のポイントだろう。


「第ニ部隊、術の解析及び解除を急げ。第三部隊、回廊に繋がる通路の閉鎖。退路を断て。第四部隊、隠蔽工作を行え」


 ヒースの矢継ぎ早の命令に騎士たちは即座に応えていく。ヒースは部下の動きを目に追いながら、魔法により閉ざされた回廊内を鋭い目線で見つめた。


 アーリアは暗殺者を誘き出す為の囮役を自ら買って出た。どうせ来るのなら自分から迎え撃つと言って。だからアーリアはワザと狙われ易いように普段滅多に出ない皇太子宮から出て、人の目につくように出歩いていたのだ。


 そして暗殺者は予定通り現れた。


 分かっていた結果ではあっても、ヒースはーー近衛騎士団員たちも良い気分にはなれなかった。暗殺者に対して、そして暗殺者を送り込んだ貴族モノに対しても嫌悪感がこみ上げた。自然、その者たちを見る視線には殺意がこもるというもの。


「団長。暗殺者相手にリュゼ一人では……」

「それは大丈夫でしょう」


 騎士団員の一人の言葉にヒースは断言した。


「ですが、相手は暗殺を生業にしているモノ……」

「リュゼなら心配ない。ヤツはそんなヤワじゃねーよ」

「カイト!」

「アイツは俺と鍛錬してんだ。そこらのヤツと同じだと思うなよ!」


 カイトはリュゼに剣技を教えている騎士団員だ。カイトはリュゼの本質をよく見ている一人でもあった。


「リュゼ殿は元来の騎士ではない。それに、リュゼ殿は一人ではないですらね」


 リュゼは元来の『騎士』ではない。ならば、元来は『何』だったのか、どういう経緯でアーリアをーーシスティナの『東の塔』の管理人たる魔女、その護衛の任に着いたのか、それらの事情をヒースを始め騎士団員たちの誰もが知る所ではない。だが、仮にも『塔の魔女』の護衛に選ばれた男が、ただの木偶の坊である筈がない。


「一人でははいとは……」

「アリア姫、ですか?」

「ええ。あの方はそこいらの姫と同じと見るのは、浅慮ですよ?」


 ヒースの言葉にカイトも、もう一人の騎士も怪訝な表情になった。

 アーリアが『システィナの魔女』と知ってはいても見た目はただの『か弱い娘』。アーリアが魔術を使うさまを見た事のある者は、この場には誰もいない。誰も警戒してはいない。しかし、それこそが偽装フェイクであった。


「何せ彼女の前で私は……それにユリウス殿下も、手も足も出ませんでしたのでね」


 ヒースの表情は爽やかな笑顔だ。しかし、その目は完全に座っていた。『アーリアはシスティナの魔女なのだから、大丈夫だろう』というのはヒースの本音ではない。

 魔法や魔術を扱う魔導士とはいえ、アーリアは『か弱い女性』に変わりはない。何らかの理由で術が行使できなければ、彼女は簡単に取り押さえられてしまうだろう。体術も剣術も扱えぬアーリアなど、ヒースたち騎士から比べれば取るに足らない存在だ。油断すれば落命は免れない。


 だからこそ、ヒースは怒っていたのだ。


 囮とはいえ、か弱い少女を争いの場に引きずり込んでしまったことに。そして、主君ユークリウス殿下を権力を取り込もうとする者、アリア姫を害して皇太子妃と成り代わろうとする者、単にアリア姫の存在を気に食わない者……。身勝手な理由で、身勝手な振る舞いをする傍若無人な輩に、ヒースはその身に宿る怒りを隠せずにいたのだ。

 それはヒースの部下たちにも伝わっているようで、彼らはアーリアの救出を急ぐべく、其々の役割を懸命に果たしている。


「ーー魔法の解析、完了しました。解除します」


 第二部隊 部隊長の言葉にヒースは無言で頷く。

 魔法の解除が始まり、空気の幕のようなもので隠されていた回廊内が、幕が取り払われるように風景がクリアになっていく。


「突入。アリア姫の保護を第一に」


 ヒースの命令に近衛騎士たちは剣を片手に突入していく。ヒースもその後を追う。


「アリア姫の生存を確認。護衛騎士も無事です」


 先に突入を果たした部下からの声に、ヒースはホッと胸を撫で下ろした。そこで、何をどう言い繕おうが自分はアーリアの身を心配していたのだ、とヒースは気づいた。

 ヒースは回廊内に展開する部下たちを一瞥した。部下たちは影の荊に捕らえられた三人の暗殺者の姿を捉え、拘束を開始した。

 その後ヒースは、回廊の中心に佇むアーリアとリュゼの姿を目視で確認した。二人ともどこにも怪我などなさそうな様子だ。


「ご無事ですか?アリア姫」


 ヒースは暗殺者に襲われて緊張状態にあるだろうと思われたアーリアを気遣って、できるだけ柔らかな声音で声をかけた。だが、予想に反してアーリアは平静な面持ちだった。先ほどまで暗殺者三人と対峙していたというのに。


「ヒースさん!」


 ヒースはアーリアの明るい表情に安堵したのも束の間、近衛第8騎士団団長としての顔をつくった。


「警護に不手際がありましたこと、誠に申し訳ございません」

「……許します。引き続き帝宮の綱紀を改めてください」

「はっ」


 即座にヒースはアーリアの足元に跪き、謝罪を述べる。ヒースの意図を察してたアーリアも『アリア姫』として取るべき対応をした。


 ーさすがですね?ー


 ヒースはアーリアの即席な対応に感心した。そしてフューネによる鬼教育が活きているのだと得心した。以前は厳しすぎる姉の教育に難色を示したヒースであったが、このように即座に『姫』対応のできるアーリアの姿を見ると、あの教育は必要だったのだと理解できた。


 ヒースは立ち上がると改めて捕らえられた暗殺者たちを見やった。

 一人は腹から血を流している。こちらはリュゼが対処したのだろう。あとの二人は無傷のまま捕らえられている。


「ヒースさん。上手く生け捕りにできたことですし、殺さずに依頼人を聞き出しませんか?」

「……はぁ?」

「それは専門家プロに任せましょうと申し上げたでしょう、姫」


 アーリアは言葉遣いこそ姫のソレだったが、内容はあまりに不穏だ。リュゼのフォローが虚しく木霊するだけで、不穏感は全く拭えていなかった。


「勿論、専門家このえきしにお任せしますよ?わたし、拷問とかした事ないですし……」

「……。普通の姫は拷問などしません」

「自殺されても困るでしょう?だから一応、眠らせてはおいたのだけど……」

「姫……考えが殺伐としすぎです。誰に習ったんですか?」


 そこで少しモジモジしたアーリアが恥ずかしそうに小さく呟いた。


「えっと……じ、ジークに……」

「チッ!あのヤロゥ。子猫ちゃんに妙なコト教えやがって!」


 『ジーク』という人物にヒースは心当たりがない。だが、リュゼは知った相手だったようで、あからさまに憎々しげな表情かおをしてブツブツ一人で何かを呟いている。

 その二人の場違いに明るい様子に、ヒースは思わずふっと吹き出していた。


「アハハハ!あぁ、すみません。でも、貴女達は本当に……ふふふ……」

「「ヒースさん?」」


 突然笑い出したヒースに、アーリアとリュゼの二人は揃って同じように首を傾げている。何となく可愛らしいその様子にヒースの笑みは益々深まった。


「大丈夫ですよ。……勿論、尋問して依頼人の名を吐かせるつもりですよ?残念ながら、姫にはご参加して頂くことはできませんが」

「そうですか。あ!別に私が拷問に参加したい訳ではありませんからね?」

「分かっておりますよ。あのような場所、姫には相応しくはありません。それに……」

「……?」

「いえ、なんでもございません」


 ヒースはキョトンとしているアーリアの大きな瞳を見つめて、意味深な笑みを作った。


「貴女はユリウス殿下の大切なお方。早く殿下にご無事な姿を見て頂かなければ。きっと心配しておられますよ」


 続けて「勿論、私も心配しておりました」と妖艶な笑みを浮かべたヒースは、アーリアの耳元で優しく囁くと、アーリアはみるみる顔を赤らめさせた。

 「ヒースさん、それは反則!」と怒ってきたリュゼをヒースは無視した。


 ー私を心配させたのですから、これくらいのご褒美は頂かなければー


 近衛第8騎士団 団長ヒースは、アーリアの赤らんではにかむ顔に、こっそりとほくそ笑むのだった。




お読み頂き、ありがとうございます!

ブックマーク登録、感想、評価等、大変嬉しく飛び上がっております。

ありがとうございます!


近衛第8騎士団をお送りしました。

ヒースは主の手前、感情と私情を表に出す事はありませんが、アーリアとリュゼとを大変気にかけている出来たお兄さんです。彼は気の強い姉がいますが、下に弟や妹がいない為、二人を可愛く思っているのでしょう。その真意は彼の中にのみあります。


次話も是非ご覧ください!

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