エピローグ オタクはキモイ?
今回の話は超能力要素なしです。
本編の前に俺のことよくしっておいてくださいねー。
俺たちの今住んでいる日本は世界に誇れる技術、ものがある。電化製品の技術や治安のよさ、清潔さなどたくさんある。その中でも特に勢いがあるのはアニメ、マンガ、ゲーム等の二次元の文化だ。日本でも世界でも莫大な人気を誇る作品も数多くある。その中でもアニメを心から愛し、全てを費やしている人達がいる。その名も《アニオタ》。アニオタは年々数が増え続け、二次創作の同人誌即売会には約60万人も来場している。
だが、アニオタは良い意味で使われる場合は少なく大多数は悪い意味で使う。ただただアニメを愛して、グッズ等を買ったり身にまとったりしているだけなのにキモイと言われたり人間の底辺と言われたり。。
まぁ、俺もその中の一人。中学校時代はオタクという事を知られたらどんなに酷いめにあわされるかなんてネットで見ればすぐわかった。だからなるべくオタクだという事を表沙汰にしなかった。いや、しようと努力した。それは二年生の頃の話。仲の良い友達と喋ってる時に俺の大好きなアニメをディスられ、ついカッとなってしまいアニメについて熱く語ってしまった。結果、次の日からはアニメをディスっていた友達とは一言も話さなくなり、いつの間にか俺はアニオタという悪い印象を受け、キモイだのなんだの言われた。誰にも相手されずに遂には先生までもが俺を軽蔑するようになった。だが、俺はそこでくじけず、入っていたバトミントン部から退部し学校から帰るとすぐにアニメを見て現実から逃れようとした。それでなんとか1年半踏ん張り、息苦しい中学から卒業したのだ。高校は気持ちを改めようと少し遠い中より上の学校へ進学した。
俺は毎日、中学のあの悪夢のようなできごとにならないように発言に注意していた。すっかりクラスメイトとも打ち解けて順風満帆な高校生活のスタートを飾ったのだ。
だが、そんなのも一週間だけ。あいつと出会うまではなにもかも順調だったのに。。