第8話 スナイパーライフル
前回のあらすじ
洩夜は翔子と出会い2人で一緒に愛を探していた。2人は洞窟の中を見ると寝ている愛を見つけた。3人はその後一緒に行動する事になった。
3人はリュックを下ろした。
愛「そういえば食料を見て無かったけど何が入ってるんでしょう。」
翔子「えーと。クッキーとポテチと乾パンと水とうまい棒とか色々入ってるわね。」
洩夜「種類はまあまああるが、量は彼奴が言ってた通り7日分だな。」
3人はうまい棒一本食べた。
愛「これじゃあ物足りないですね。」
翔子「私2人殺した時1人の食料貰って来たわよ。」
翔子はその食料を取り出して3人でクッキーとポテチを食べた。
洩夜「これでいいな。よしじゃあ行くか。」
洩夜は立ちがった。
愛「もう?」
洩夜「あぁ。こういうサバイバルでは同じ所に居るのが逆に危ないからな。なるべく動いた方が良い。」
翔子「そうね。この人の言う通りよ。あっそうだ。まだ貴方の名前聞いてなかったわよね。」
洩夜「俺は新羅 洩夜だ。」
翔子「私は浅場 翔子よ。」
愛「じゃあ市葉 愛です。」
愛も自己紹介をした。
洩夜「さて自己紹介も済んだし行くぞ。」
3人は北に向かって進んだ。
〜巽ストーリー〜
巽はエリア67に居た。
巽「くそー。敵がいねぇからつまんねぇんな。」
巽は何かの気配を感じ止まった。
巽「さてさて。そこに居るのは誰かな〜。」
巽は草に銃を向けた。だが出て来たのは只の鼠だった。
巽「何で鼠が居るんだよ。」
すると突然巽の頭に銃を押し付けられた。
巽「は〜。今度は何なんだ?。」
???「銃を突き付けられているのよ。」
巽はすぐ顔を横に移動させ銃を持っていた手を蹴った。
巽「今度のお相手はお嬢ちゃんか。」
???「お嬢ちゃんって呼ぶな!!私にはちゃんとした名前があるんだからね!」
巽はニヤつきながら
巽「じゃあ名前を教えて貰おうか。お・じょ・う・ちゃ・ん。」
女性は少々キレ気味で
飛鳥「飛鳥よ!姫宮 飛鳥!!!」
巽「はいはい。」(何でこいつこんな事でキレてんだ?)
巽は女性を見て
巽「それにしてもお前見た目的に凄く若そうなのに何で警察に捕まってんだ?」
飛鳥「あんたに関係無いでしょ!私が友達を刺し殺した事なんて!」
巽は頭に右手を当てて
巽「お前口軽いな。」
飛鳥「あっ!」
飛鳥は口に両手を当てた。
飛鳥「とっ取り敢えず!あんたはここで死ぬんだから関係ないでしょ!」
巽「はいはい」
巽は素早く銃を構え飛鳥に向かって撃った。飛鳥は危機一髪避ける事が出来た。
飛鳥「はあはあ。ななな何やってのよ!」
巽「殺される前に殺そうとしただけさ。」
飛鳥は持っている銃を巽に向けた。巽は驚いたような顔をして
巽「お前銃一つも知らねぇんだな。」
飛鳥「ふぇ?なっ何の事よ!」
巽は飛鳥の持っている銃を指して
巽「それレミントンM700っていうボルトアクション式のスナイパーライフルだぞ?普通遠くから狙って撃った方が良いってわかるだろ。」
飛鳥「なるほどだからこれ覗いたらこんなに見にくいんだ。ってそもそもスナイパーライフルって何よ!」
巽(おいーーー!そっからかよ!)
巽は大声でツッコミをしたいという気持ちを必死で堪えた。
巽「はー。日本語で狙撃銃というやつで名前の通り遠くから狙撃する銃の事だ。」
飛鳥「という事は。」
巽「あぁ。近距離勝負ではかなり不利って事だ。わかったか?」
飛鳥はふんっと言って
飛鳥「別にそこまで説明されなくてもわかってたわよ!」
巽(面倒くせぇな。)
巽はそう思いながらも銃を飛鳥に向けた。
巽「でもまあ人に銃を向けるという事は死ぬ覚悟が出来てんだろうな。」
飛鳥「当然よ!」
飛鳥はライフルを撃った。だが当然命中する事は無かった。
巽(初心者過ぎる・・・。」
巽は飛鳥に向かって撃った。その弾丸は飛鳥に命中した。
飛鳥「うぐ!」
弾は飛鳥の心臓部位に当たった。そして数秒後飛鳥は死んだ。巽は銃口に息を吹きかけて
巽「ふー。楽勝だったな。あの洩夜とかいう奴とまた戦いてぇな。」
巽は飛鳥の銃を持って食料がないかとリュックの中を見た。
巽「こいつ頭悪過ぎるだろ。何で初日から食料全部食べ尽くしてしまってるんだよ。まあいいか。」
巽はリュックの中にある弾と銃だけ貰って歩きだした。
巽「さてとまず何処か高い所に行った方が良いよな。」
巽は地図を見た。地図には山のある場所や高度がきちんと書いてあった。
巽「よし54に行くか。あそこは山の高度がまあまああるし、1番近い山だからな。」
そう言ってエリア54に向かって走っていった。出来るだけ早く行った方が良いと思ったからである。
巽(昔陸上部だったからスタミナはかなり自信あるんだよな。)
巽はそう思いながら走っていった。そして30分も経たない内にエリア54に辿り着いた。
巽「よし!今度はこの山を登るんだな。」
その山はそんなに急では無かったので、パパッと登って行った。その間に敵とは出会わなかった。
巽(ラッキー!スナイプポイントゲット!!ここで誰かを狙えば何人かは殺せるだろ。)
その後は狙っている所には敵が来なかったので、逆の方角を狙ったりした。何分かそれを繰り返していると、敵がこちらに向かって歩いて来た。
巽「あいつもスナイパーライフルだな。俺と同じ所に来るとは運が悪かったな。」
巽はそう言って引き金を引いた。
現在状況
巽3人目殺害
[愛・生存][翔子・生存][洩夜・生存][巽・生存][飛鳥・即死亡]