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第6話 洩夜と巽

前回のあらすじ

翔子の初期武器:火縄銃で何とか1人を殺す事が出来た。だが愛に会う為エリア136に着くと前回愛を殺そうとした男が居た。翔子は左足を撃たれ頭に銃口を突き付けられ絶対絶命の危機に陥ってしまった。

翔子は男をずーっと睨んでいた。

「?何だ?その目は。」

翔子はニヤッとして

翔子「さあね。」

と言うと自分の腰に手を伸ばした。男は引き金を引こうとしたがもう遅く翔子はナイフを男の頸動脈に向かって投げた。男は避けようとしたがナイフは頸動脈を切って男の喉から大量の血が噴き出ていた。

男「ぐあーーー!!!」

翔子はトドメだと言って火縄銃にまた火を付け男の喉に撃った。男は死んだ後も喉から血がダラーと出ていた。

翔子「ふー助かったは良いんだけど、この足じゃ戦う事は出来ない。」

翔子は足を引きずりながらナイフを取った。そして男が持っていた短機関銃UZIを取った。

翔子「彼奴アイツからはもう弾は取ったし、後はこの足ね。」

翔子は無理矢理指を入れて弾を取ろうとした。

翔子「んん!ぐっううううーー!!!ぐは!」

翔子は涙を流しながらも弾を何とか取り出せた。後は服を千切って足に巻き付けた。

翔子「立ち上がれるかしら。この短機関銃は殺傷能力は強いらしいけど。」

翔子は立ち上がろうとした。

翔子「痛!まだ立ち上がる事は出来なさそうね。ここで休むしかなさそうね。」

翔子は左足を長くして座り込んだ。

〜洩夜ストーリー〜

洩夜の初期武器は日本刀だった。

洩夜「これが俺の武器か。まあ良いか。」

洩夜は日本刀を仕舞って行き当たりばったり

歩いていた。

洩夜「今はエリア82か。さてここからはかなり注意してあるかねぇとな。残り時間は29日22:28:02か。まだ時間があるな。」

洩夜は愛の事を考えていた。

洩夜(彼奴からは殺意やそれに似た物は感じなかった。彼奴は人を殺した事が無いのか?というか犯罪をした事が無いという事。だとしたら彼奴は真っ先に殺されるな。今はもう死んでいたりしてな。)

洩夜は1度止まり引き返す事にした。

洩夜(俺は馬鹿なのか?何で彼奴の事を助けようとしてるんだ?)

洩夜が歩いた先には人が立っていた。

???「ようお前確かあの時アレースとかいう奴に質問した奴だよな。」

洩夜「お前は?」

巽「俺は結城ユウキ タツミ。お前は。」

洩夜「俺は新羅 洩夜。そこをどけ別に殺すつもりは無い。」

巽「そうか。でもお前が殺す気が無いとしても俺がお前を殺す気があるから。」

巽は自分の持っているベレッタM92という拳銃を洩夜に向けた。

洩夜「なるほどお前を殺らなきゃいけないという事か。」

洩夜は刀を抜いた。

洩夜(ベレッタM92の銃口初速は秒速365m間に合うか。)

洩夜は一瞬で刀の刃を自分の顔の前にして構えた。すると巽は洩夜が構えた瞬間巽は銃の引き金を引いた。刀は弾を跳ね返した。

洩夜(よし!)

洩夜は刀で巽を切ろうとした。

巽「甘いな。」

巽はそう言うと大きく体を反った。

洩夜「ぐっ!」

巽は引き金を引いた。洩夜は瞬時に後ろに下がり弾を避けた。

巽「やるじゃねぇか。」

洩夜「てめぇもな。」

洩夜は上に向かって刀を振りかぶった。巽はバク転した。巽はバク転をしている途中で洩夜に向かって銃を撃ってきた。洩夜はジャンプし体を横向きにして回転して避けた。

巽「お前戦いに慣れてるが、ヤクザか何かだったのか?」

洩夜「別に。俺は唯の犯罪者だ。」

洩夜は一回転して切りにかかった。巽は避けたが右腕を少し切ってしまった。その為一瞬油断してしまった。その瞬間を狙って洩夜は巽の首を切ろうとした。

巽「しまった。」

巽は咄嗟に銃を撃った。その弾は洩夜の腕に掠った。2人共かなりの戦闘により流石に疲れていた。

巽・洩「はぁはぁはぁ・・・これで終わりだ!!」

巽は銃の中にある弾を全て1度に撃った。洩夜は刀でガードしたり避けたりして、巽に近づいて行った。

洩夜「死ねー!」

洩夜は刀を横に振りかぶった。巽は側転で避けた。

洩夜「しつけぇなお前。」

巽「それはこっちの台詞だ。」

巽は銃の弾を入れ替えた。

巽「一旦休戦って事にしねぇか?」

洩夜「何故だ?」

巽「俺は別にこのまま戦ってもいいが、この時点でこんなに疲れてるって事は勝ったとしても、もっと疲れてるって事だ。つまり今の状況で勝ったとしても、その後の戦いで不利になるって事だ。」

洩夜「わかった。だがお前が先に何処かに行け。」

巽「何故だ。お前が先でも良いだろ。まさか俺が振り向いた瞬間を狙って切り付けてつもりか?」

洩夜は刀を仕舞って、手を顔の横にして

洩夜「まさかお前みたいなのに何度やったって無駄って事はもうわかった。だが振り向いた瞬間を狙って殺しに来るのは、お前の方じゃないのか?」

巽は手を組んで

巽「何でそう思うんだ?」

洩夜「だってよ。俺だったら刀だからお前に近付かないといけないが、お前の場合別にそこからでも俺を殺す事が出来るだろう?お前は俺が殺そうとすると音で近付いている事がわかるが俺は撃たれるまでわからねぇんだよ。だからここは公平にお前から離れるべきだろう?」

巽は笑いながら手を顔に当てて

巽「ハッハッハッ!!!これは一本取られたな!わかったわかった。銃を仕舞って俺から何処かに行くよ!!」

巽は銃を仕舞い手を挙げて後ろを振り向いた。

巽「これでいいだろう?」

洩夜「あぁ。」(手は挙げなくても・・・。)

そして巽は見えなくなった。

現在状況


[愛・生存][翔子・生存][洩夜・生存][巽・生存]

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